青春の旅立ち−山陽山陰の旅




1.卑怯な秘境−青春の旅の計画

今年はずっと病気療養中で通院以外に全く外出しておらず、
今月になってやっと外出が解禁となり、日帰りで鉄道取材に出掛けたりしていた。
しかしやはり泊まりがけでないと近隣の鉄道しか取材できないし、
それに帰ることを気にせずとことん気の済むまで取材するためには、
やはり泊まりがけで出掛けなければならない。
そこで色々と計画を立て、今回は中国地方の取材に行くこととした。
最初はプチ湯治として松江温泉でゆっくりすることを考えていたが、
治療の結果がどんどんいい方向になり、旅行が現実味を帯びてくると、
やはり鉄道取材を優先させ、今まで手薄だった中国地方の、
そのなかでも山陽本線の幾つかの駅しか取材したことのない山口県に集中しようと思った。
山口県の駅の中でも特に行きたかったのが小野田線本山支線である。
この支線に列車が走るのは1日に片道5本である。
下り列車だと以下のようになる。

 06:39宇部新川−1223M−07:04長門本山
 07:25雀田−1323M−07:30長門本山
 16:28雀田−1325M−16:33長門本山
 17:14雀田−1327M−17:19長門本山
 18:12雀田−1329M−18:17長門本山

上り列車は長門本山に07:04に着いた列車が07:10に折り返し、
07:30が07:38に折り返して宇部新川に行く。
同様に16:33到着の列車が17:03に折り返し、
17:19が17:45、18:17が18:37と支線内を折り返し運転し、最後に宇部新川まで行く。
よくみると夕方の方が折り返しまでに時間がある。
このエリアの通勤事情に考慮していることが伺える。
しかし途中でおなかが痛くなって早退しても、定時まで電車が来ない。
駅でのたうち回るしかないようだ。
自然光で取材するためには夕方4時台、5時台、6時台の列車より、
朝の7時台の列車の方がいいと判断し、1223Mに雀田から乗り込む計画を立てた。
また中国エリアで秘境線に近い存在が木次線である。
全区間で1日12本、しかも出雲横田−備後落合間は下りが3本、上りが4本しかない。
まさしく秘境路線と云える。
そんな中でDL牽引の観光列車「奥出雲おろち号」も走る。
今回はこの列車にも乗りたい。
山口線の「SLやまぐち号」と合わせてこれらの観光列車を満喫する旅にしたいと思った。
しかし1ヶ月前にJR幕張駅のみどりの窓口でマルスを叩いて貰ったが、
両方の列車とも満席になっているとのことだった。
とほほ・・・。
そこで「SLやまぐち号」は新山口駅で車両取材をすることとし、
「奥出雲おろち号」はダイヤの関係で車両取材すらできないので断念した。
そして最後に出雲市から東京への帰還には寝台特急「サンライズ出雲」を使用することにした。
今回の旅ではこれに乗ることも大きな目的の一つである。
寝台特急「サンライズ出雲」はJR化以降に新造された寝台電車285系を使用する列車で、
それまでのブルートレイン使用の「出雲」と併用する形で1998年に登場した。
ブルートレイン「出雲」は京都から山陰本線に入るのに対し、
非電化区間を走れない「サンライズ出雲」は伯備線経由で米子に行く。
暫くは2つの“出雲”が併用されていたが、2005年にブルートレイン「出雲」はとうとう廃止されてしまった。
「富士」「はやぶさ」が廃止された今、
「サンライズエクスプレス」は東京より西を走る唯一の定期夜行列車となってしまった。
285系は7両固定編成で東京−出雲間の「サンライズ出雲」として使用されるほか、
東京−高松間の「サンライズ瀬戸」としても使用され、
瀬戸大橋線を渡ってきた「・・・瀬戸」と伯備線で遙々山越えをしてきた「・・・出雲」は岡山で連結され、
14両編成の大所帯で東京まで夜の東海道本線をひた走る。
ブルートレインの「出雲」にはとうとう乗れなかったが、
「サンライズ出雲」には一度乗ってみたいと思っていたのだ。
今回の計画ではこれに乗ることを計画に組み込んだ。
そして以下のような計画を決定した。

7月24日(金)

06:55羽田空港発のANA671便で広島空港に行き、芸備バスで白市駅へ。
山陽本線の八本松、瀬野で駅取材し、広島で広電取材と昼食。
可部線を終点の可部まで行って駅取材、横川から再び山陽本線で岩国へ。
岩徳線で櫛ヶ浜まで行き、再び山陽本線で厚狭まで行き、
厚狭ステーションホテルで一泊する。

7月25日(土)

06:34厚狭発の山陽本線で小野田、小野田線で雀田まで行き、
06:53着06:59発の小野田線本山支線で終点の長門本山まで行く。
ここで折り返しの6分間に駅取材して雀田まで戻り駅取材。
小野田線を宇部新川、宇部線を宇部岬と駅取材して新山口まで。
無念の快速「SLやまぐち号」取材して、
そのあとの山口線で山口乗り継ぎで益田まで行く。
ここから山陰本線で浜田乗り継ぎで出雲市まで行き、
スーパーホテル出雲駅前に一泊。

7月26日(日)

08:42出雲市始発で松江まで行き駅取材、
戻って宍道から木次線で終点の備後落合まで行き、
折り返して出雲横田へ行って駅取材。
16:03始発で宍道まで戻り、山陰陰本線で出雲市まで戻り、
18:55出雲市始発の寝台特急「サンライズ出雲」で翌朝07:08に東京に到着する。

計画を立てた段階では、幾ら梅雨明けが遅れたとしても、
7月24日には梅雨が明けて改正の中で取材ができるだろうと目論んでいた。
しかし梅雨明けは例年より早かったものの、この目論見は見事に外れて、
悲惨な目に遭うことになってしまったのである。


2.“予感”と雲の絨毯−旅の始まり

何時も“青春18きっぷ”の旅の時はそうなのだが、今回も初電での旅となる。
総武緩行線幕張駅の上りの初電は04:40である。
起床は午前3時台のため、起きられるかどうかが一番心配であった。
そのため前日は酒も飲まず、早めに寝ることにした。
何とか3:50a.m.に起床して、慌てて支度をして家を出る。
改札口で「ありがとうございます JR東日本 7.24 幕張駅」の検印を押して貰い、
いよいよここから青春の旅の始まりである。
しかしJRでの旅は2つ隣の津田沼までである。
ここで下車して予約しておいた京成バスの空港リムジンバスを待つ。
「青春18きっぷ」を利用しているのだから浜松町まで行き、
そこから東京モノレールを利用した方が安上がりなのだが、
朝が早いこともあってリムジンバスで羽田空港まで行くことにした。
家を出る時には曇りだったが、ここで05:05の朝一番のリムジンバスを待っている間に雨が降り出した。
天気予報でも旅行期間中は中国地方は雨になっていて、
飛行機に乗る前から雨に降られたことでちょっといやな予感がした。
結果的にはこの予感が見事に当たってしまうことになる。
平日だったが、予約していない乗客も全て乗れた。
このリムジンバスは事前に電話で予約していた客が先に乗り、
席が余っていた時には予約していない乗客が乗ることになっているのだが、
今まで乗れない乗客は見たことがない。
バスが走り出すと雨は止み、京成津田沼駅でさらに乗客を乗せたあと、湾岸道路を羽田空港まで行く。
湾岸道路は途中、大井で新幹線の車両基地が見える。
平日だったが朝早いために羽田空港に到着したのは予定時間06:20ぴったりだった。
早速手荷物検査のゲートに行ったが、
Skipでチェックインしようとしたら受付に行けといわれる。
どうやら座席の指定を受けていなかったようで、それで通れなかったようである。
座席指定機で指定を受け、再び手荷物検査ゲートに行き、今度は素直に通れた。
昨日ANAから来た「搭乗前日のお知らせ」では「搭乗口63」と連絡を貰っていたのだが、
手荷物検査のゲートで「搭乗口変更」で「新搭乗口105」になっていた。
羽田空港で搭乗口が3桁の場合は1階で、バス移動ということになる。
売店で空弁を購入しようと思ったが、ほとんどが入荷待ちになっていたため、
階段で2階に上がり、ここの売店で「牛すき鰻のひつまぶし弁当」\980とお茶を購入し、
飛行機に乗る前に空港のベンチで喰う。
この弁当は四季楽庭の羽田空港限定販売の空弁である。
ANA671便のボーイング777-200に乗り込んで広島空港を目指す。
ゲートが変更になったため、バス移動で全員の搭乗が遅れ、その分こ離陸が遅れてしまった。
機内は朝一便のためか、多少座席に余裕があった。
地上は厚く雲が垂れ込めていて、何時雨が降り出してもおかしくない空模様だったが、
離陸して雲の上に出るとそこは快晴だった。
当たり前のことだが、この快晴の青空を見ると地上の曇天が嘘のように思える。



雲がない時は地上の様子が見えるのだが、
これだけ雲が多いと地上は全く見えず、眼下には白い雲が広がっている。
まさしく雲の絨毯といった感じだ。
地上に降りると再び日差しのない暗く曇った世界が広がっている。
広島空港の到着予定は08:15だったが、離陸が遅れたために着陸も結局15分遅れになってしまい、
そのため山陽本線白市駅への芸備バスも、予定していた08:29には間に合わなかった。
1本あとの08:55のバスで白市駅に行く。
この駅は既に取材済みのため、そのまま再び“青春18きっぷ”で入場し、
09:16白市駅始発の快速「シティライナー」5339Mに乗り込む。
ここから山陽本線をひたすら西を目指す。
最初の目的地は八本松である。


3.瀬野八、天神川−ロコ萌えな広島と分断された可部線

白市で09:16に乗った始発の快速シティーライナーは15分で八本松に着く。
山陽本線は以前の“青春18きっぷ”の旅で完乗しているので、
この区間も通過しているが、今回は瀬野八を体感するために敢えて八本松で下車した。
“瀬野八”とは山陽本線瀬野駅から八本松の間にある大山峠のことで、
22.6‰の上り急勾配が連続して続く区間であり、
この区間の通過には山陽鉄道が敷設した時代からずっと補助機関車を要していた。
非電化時代には蒸気機関車が、直流電化してからは電気機関車が後方に連結し、
本務機を補助する形でプッシュプル運転をする。
かつては旅客列車も補機が必要だったが、現在は115系が自力で通過している。
現在瀬野八補機として使用されているのは、
EF60型を改造したEF67型1号機から3号機までの3両と、
EF65型を改造したEF67型101号機から105号機の5両である。
基本番台は自動解放機能を有し、走行中に連結を外して自動開放する機能を有しているが、
現在は自動開放自体が中止されているために、基本番台と100番台の運用上の区別はない。
直流電機は国鉄時代の基本色は青だが、
特別な任務のEF67型は広島色とも云えるもみじ色を纏っている。
この電気機関車は以前にJR貨物広島車両所の一般公開で1号機の公開展示を見かけているが、
実際に走っているところはまだ見たことがない。
今回の旅はEF67型電気機関車の取材も楽しみの一つであった。
現地に行くまでは瀬野で連結し、八本松で開放しているのかと思って、
この駅に行けば留置されているEF67型を見かけることができると思っていたが、
実際には八本松の隣の西条駅で留置されているのを車窓から見かけた。
八本松で駅取材したあとにホームで下り列車を待っていたら、
西条駅で見かけた105号機が単機回送されていた。


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このあと瀬野駅に行ったが、ここでもEF67型を見かけることはなかった。
本当は瀬野駅に隣接するスカイレールにも乗ろうかと思ったが、
天候が悪く、ポツポツと雨も降ってきたためにこれは諦めて先を急ぐことにした。
スカイレールは懸垂式モノレールの一種で、車体自体は小さくロープウェイのようである。
瀬野駅からみどり坂と呼ばれる住宅街を登る急勾配に対応するために、
宅地を開発した会社などが出資して設立した会社が運営する。
住宅地販売の目玉として開発会社が鉄道を敷設するケースは、
千葉県の京成ユーカリが丘駅からユーカリが丘線を直営する山万などのケースがある。
しかしここは幾つかの会社が共同出資して作ったスカイレールという会社の運営である。
予定では瀬野から広島へ行き、昼食と余剰時間を広島電鉄の車両取材に当てるつもりでいたが、
広島に向かう途中、一つ隣の天神川駅を過ぎたところでたくさんの機関車を目撃する。
そこで予定を急遽変更して、広島から呉線で天神川に戻った。
ここでは偶然、事業車両のクモヤ145-1102を目撃する。
これは収穫だった。



そのほかにもEF67型102号機、EF66型38号機、DD51型853号機、
EF210型15号機、EF67型104号機などの電気機関車、ディーゼル機関車、
車庫の中ではあるがEF67型3号機も見かけることができた。
そのほか取材中にEF210型15号機+EF67型101号機のプッシュプル、
EF210型147号機などの貨物牽引が通過した。
十分取材して広島に戻り、昼食に「ひろしまお好み物語駅前ひろば」内の「電光石火」という店に入り、
店内人気ナンバーワンという“夢”1,260円、ウーロン茶210円などを喰う。
今度は可部線に乗り、終点の可部駅を目指す。
平日の昼間にも拘わらず、立ち客がいるほど混んでいた。
2両編成の105系が単線区間を走る。
もともとは可部駅から先、三段峡までの46.2kmの非電化区間が存在したが、2003年11月30日で廃止された。
以前は気動車による直通運転もされていたようだが、それでも利用客は伸びずに廃止になったという。
同じ可部線を名乗りながら、広島から可部までの区間は広島通勤圏内とされて発展していったものの、
非電化区間は利用客の減少に悩み、地元の存続運動も虚しく廃止され、
第三セクター化もされずにバス転換となってしまった。
可部駅も駅舎のある正面口は寂れた田舎の駅といった様相だが、
駅の反対側には国道54号に接してバスターミナルが設置されており、
郊外へのターミナル駅の役割を果たしている。
また可部−三段峡間は廃止になったものの、一部の線路はそのまま残されており、
バスターミナルへは三段峡への線路を踏切で渡らなければならない。
しかし路線は廃止されているため、踏切は現存しているが、それが閉まることはない。
可部駅で24分の取材後、再び上り線で広島方面に戻る。
しかし広島までは行かず、一つ手前の横川駅で下車する。
可部線は運行上は広島−可部間となっているが、広島−横川間は山陽本線と重複しており、
ここから山陽本線下り方面を目指すのなら、横川駅の方が便利である。
この駅はかつて広電取材の時に2度訪れていて、旧駅舎も新駅舎も取材済みである。
そのため改札は出ずにそのまま山陽本線下りの列車に乗り込み、岩国駅を目指すのだ。


4.雨天計画変更−厚狭の夜と厚狭の朝

横川で13:44に乗った山陽本線は、予定していた電車の1本前のダイヤである。
広島での広電取材を天神川での機関車取材に切り替えたため、
逆に押していた予定が、予定より早くこなせていることになった。
本当はこのまま岩国まで行くつもりであったが、
途中の大竹駅でホーム近くに留置されていたEF66型電気機関車を見かけ、
急遽、この駅で下車することにした。
次の電車までこのEF66型を取材しようと思ったのだ。
しかもDE10型1048号機が貨物の入替をやっており、
それも取材することが出来た。
しかしこの駅で写真を撮っている間に雨が急に強くなってきた。
本当なら駅取材もすべきなのだが、とても傘がなくては外に出られそうもなかった。
そこでここでの駅取材は断念して、車両取材のみでこの駅をあとにする。
大竹から岩国に向かう電車も予定より1本早いダイヤである。
少し小降りになってきたので、岩国駅は取材済みだが、外に出て駅舎を撮る。
しかしやはり雨が強くなってきて屋根の着いている場所からの撮影しかできなかった。



予定ではここから岩徳線で櫛ヶ浜まで行き、
その途中で停車時間の間に周防高森、周防久保で駅取材することになっていた。
しかし雨が強くなってきているので駅取材は不可能と判断し、
そのままホテルに行くことにした。
15:10岩国発の電車で終点の新山口まで行く。
約1時間の乗車時間でさらに雨が強くなり、終点の新山口で下車して売店でビニール傘を購入する。
今夜ホテルを取った厚狭駅は、一応新幹線停車駅ではあるが、
全ての列車が「こだま」であり、駅弁購入や駅前の飲食店もあまり期待できないため、
新山口駅で駅弁を購入することにした。
17:35始発に乗り、約30分の乗車で厚狭駅に到着する。
途中、どんどん雨は強くなってきていて、駅取材を断念したのは正解だったと思った。
ホテルに連絡した時間より1時間早く厚狭駅に到着する。
因みに「厚狭」は「あさ」と読む。
駅には売店はあったものの、駅弁は売っておらず、駅から見た感じでも飲食店は見当たらなかった。
それ以上に雨はますます強くなり、遠くで雷鳴も聞こえていた。
予約していた厚狭ステーションホテルまで行き、チェックインする。
駅から近いホテルを選んだのは助かった。
ここはチェーンのホテルではなく、アットホームな感じであった。
チェックインした時に受付から、もしかしたら停電することがあるかもしれないと云われた。
前には大雨の時に停電したことがあったらしい。
かなり厳しい条件下の宿泊になる。
部屋は思ったよりも広くて、一人で泊まるには十分だった。
停電する前にとっととシャワーを浴び、ホテル内の自販機で購入したビールを飲みながら、
新山口で購入した駅弁「SL山口貴婦人の旅」1,000円を喰う。
初電に乗るために4:00a.m.前に起床したために疲弊の蓄積はピークに達していて、
11:00p.m.には就寝する。
それに明日も早いのだ。

翌朝は5:30a.m.に起床する。
軽くシャワーを浴び、支度して6:00a.m.にはチェックアウトする。
雨は昨晩よりは多少小降りになったものの、まだ傘がなくては歩けない程度には降っていた。
夏ではあるが、厚く雲が垂れ込めているためか、朝日は全くなく、
駅取材も夜撮に近くなっていた。
新幹線のホームもあるために、新幹線口の取材もして、
06:34厚狭駅発の山陽本線上りで隣の小野田駅に向かう。
厚狭駅のホテルに宿泊したのも、この時間に小野田駅に到着するためである。
ここからいよいよこの旅の最大の目的の一つ、小野田線本山支線の取材を開始する・・・つもりだった。
しかし・・・。


5.「SLやまぐち号」の挫折とバス代行

ホテルをチェックアウトして厚狭駅に行くと、
構内放送で美弥線が昨日の豪雨で一部普通になっているとのことで、
バス代行になっていると云っていた。
しかもテレビのニュースで知ったのだけれど、
宇部線が3日間に渡って運休されていて、昨日漸く再開されたらしい。
朝から小野田へは予定通りのダイヤで来た。
しかし小野田駅で下車して小野田線のホームに行ったが、
123系は「回送」の表示が出されていて、
運転手に聞いてみたが運休ではないが再開の目処は立っていないという。



本来ならここから雀田まで行き、そこから本山支線に乗るつもりだった。
雀田での乗り換え時間は3分で、ここで再開を待っていてももう予定通りのダイヤには乗れない。
仕方がないのでまずは改札を出て小野田駅の駅取材をする。
小野田線本山支線を諦めて、その代わり宇部線経由で新山口を目指そうと思った。
しかし再び改札を潜ると、さっきの123系の運転手が手招きしている。
車内にも電気が点り、発車できる準備が出来ている。
慌てて跨線橋を越えて123系に飛び乗る。
運転手が「お待たせしました」と云って、おいらが乗り込むのを待って電車が発車した。
乗客はおいらのほかに一人だけである。
雀田で07:14頃に下車する。
もしかしたら小野田からの列車が遅れたため、
それに合わせて支線の電車が待っているのではないかと思ったが、
雀田駅の支線のホームには123系の姿はなかった。
定刻通りのダイヤでも、07:25の列車がある筈である。
駅取材をしたあとに待合室でひたすら待つが、07:25になっても電車が来る気配はなかった。
仕方がないので下り列車で小野田に戻ることにした。
ダイヤでは07:45なのだが、07:40に2両編成の105系がやってきた。
これは07:45の列車ではなく、そのむ1本前の07:16の列車なのだろう。
小野田からダイヤ通りの08:30の山陽本線117系で新山口まで行く。
今日はお茶以外何も口にしていないので、
まず新幹線口の「やまぐち食彩館」に行き、天ぷらうどん400円を喰う。
そのあとみどりの窓口に行き、「SLやまぐち号」の指定席券がないかを確認する。
連日の雨でキャンセルが出たのではないかと思ったのだ。
この考えは正しかった。
1ヶ月前に幕張駅のみどりの窓口で確認した時には完売だったのだが、
ここに来て座席があるということは、キャンセルが出たということである。
新山口−津和野間の指定席510円を購入して、
ゆっくりと駅取材、車両取材をしながら、C57型1号機が牽引する列車を待つ。
新山口駅の1番線に後進する形でゆっくりと入線してくる。
最後尾に係員が立ち、誘導しながらの入線である。
そのあと、帰還者の前では記念写真を撮りたがる客が殺到していた。
車掌がカメラマンの役を買って出て、次々と写真を撮っている。
その合間を縫って車両取材し、10:41に新山口駅を発車する列車に乗り込んだ。
車両は2号車で、「欧風客車」と名付けられたオハ12形701である。
この「SLやまぐち号」は10:41に新山口を出ると山口線を津和野に向けて、
湯田温泉、山口と停車し、無人駅の仁保に7分間停車する。
ここでの停車は客扱いも一応するが、
乗降の対応というよりもここから先の勾配区間に向けて機関車の準備という色合いが強い。
そのため上り列車は仁保駅での停車はない。
この停車時間に車両取材や駅取材を慌ててするが、出発時間前に列車に戻ってもなかなか発車しない。
暫くして、「仁保−篠目間で土砂崩れがあり、列車が通過できるか職員が現地に向かっている」と車内放送があった。
社章が駅の外に出て携帯電話でやり取りをしていたり、
JR西日本の職員がクルマで駆けつけたりと何だか雲行きが怪しい。
しかし職員の対応とは逆に、仁保駅で待っている間に雲は切れて青空が見えてきた。
結局2時間以上待たされて、運行は不可能という判断になった。
既に代行用のバスが用意され、このまま津和野まで向かうか新山口に引き返すか、
希望する方のバスに乗ることになり、新山口まで戻る方のバスを選んだ。
このまま津和野まで行ってもその先がダイヤ通りとは限らないし、
それに今日中に出雲市まで行けるかどうかも分からない。
山陰本線は特急も少ないので、いざというときに対応できるように新山口に引き返すことにした。
新山口なら新幹線もあるので、どうにでも出来る。

仁保駅に停まる「SLやまぐち号」から跨線橋を歩いて駅の外へ。 田舎の駅で駅舎はなく、入れるぎりぎりのところにバスが止まっている。 バスの中から「SLやまぐち号」が見える。


ここから乗客の希望により、山口駅、湯田温泉と停車して新山口駅まで行く。
新山口駅に到着した時には2:00p.m.を過ぎていた。
ここで再び駅取材をする。
指定席券は払い戻してくれることになったが、
みどりの窓口は乗客が押し寄せて長蛇の列になっていた。
ただ、「SLやまぐち号」の指定席券だけではなく、この先の予定が狂ってしまった分、
全て払い戻しに応じ、新たな切符の手配をしているために一人一人二時間がかかっている。
色々と考えて、ここから新幹線で岡山に向かうことにした。
広島から北上することも考えたが、木次線は運転本数も極端に少ないし、
岡山まで出て、伯備線を北上する方が賢明だろう。
いざとなれば、特急「やくも」に飛び乗ってもいいし、
明日の帰りの列車の経路でもあるので、万が一の時には「サンライズ出雲」の停車駅で待つという手もある。


6.「のぞみ38号」の緊急移動と岡山の夜

みどりの窓口では「SLやまぐち号」の指定席の払い戻しだけした。
携帯電話で予約していた「スーパーホテル出雲駅前」に電話し、
事情を話して予約をキャンセルさせて貰う。
晴れた新山口駅の駅取材をしてから、
自動券売機で新山口から岡山までの乗車券・新幹線特急券を購入する。
そんなに急ぎの旅ではないので、「ひかり」か「こだま」でも良かったが、
ちょうどいいダイヤがなかったため、
15:06新山口発の「のぞみ38号」の普通席指定席券を購入する。
乗車券4,940円、新幹線特急券4,160円で合計9,100円である。



少し時間があるので昼食を喰おうかと思ったが、
今朝、駅蕎麦店は使ってしまったので、駅弁を新幹線で喰うことにした。
新幹線改札口を潜り、売店で新山口名物「あなごめし」930円を購入する。
普段は魚介類はそんなに積極的に喰わないのだが、
地域に根ざした駅弁を選択していくと、どうしても魚介類が多くなってしまう。
ホームに上がるとそこの売店でさらに「ふく寿司弁当」1,000円を見つけ、これも購入する。
駅弁の包み紙には「新山口駅 福到」と書かれている。
さらに「明治21年、時の総理大臣、伊藤博文が下関を訪問したおりに料理店でふぐを食べました。
女将が違法を承知で出したのですがその美味なることに驚いた伊藤博文は
山口県に命じて県下ではふぐが解禁となりました。
日本で最初にふぐ食禁止令を出したのは豊臣秀吉。
その美味さにふぐ解禁を命じたのは伊藤博文。」と書かれている。
昼食は「あなごめし」にして、「ふく寿司弁当」は夜食にしよう。
「のぞみ38号」はN700系が充当されていた。
新山口駅のホームには予定通りの時間に来たのだが、
雨の影響で速度制限が出ていて、到着時間が遅れると車内放送があった。
駅弁を喰ってうとうととしているうちに、岡山に到着した。
切符に乗っている到着時間は16:13となっていたが、実際には16:18くらいだった。



岡山駅で少し新幹線の車両取材をしてから在来線の改札経由で外に出る。
駅にあった地図で岡山ビジネスホテルに電話して当日予約する。
本当は岡山ビジネスホテルアネックスの方が駅から近いのだが、
電話してたらシングルは喫煙室しか残っていないということでここは諦めた。
岡山ビジネスホテルはたぶん10年くらい前に一度だけ泊まったことがある。
駅から少し遠いのだが、留置されている車両を見ながらホテルまで歩くのがちょっと楽しい。
いったんホテルまで行ってチェックインし、
荷物を置いてからカメラバッグだけ持って再び岡山駅に行く。
最初は岡山まで戻れる範囲でどこかに行って駅取材に行こうと思ったが、
疲労も蓄積していて何処に行こうか決められず、結局日が暮れるまで車両取材だけになった。
リニューアルした381系「ゆったりやくも」を始め、
同じくリニューアルしたJR四国8000系の非貫通型のグリーン車バージョンの塗色を取材する。
全国的に国鉄回帰の傾向があるが、
JR西日本でも113系と115系が湘南色になっていて、
岡山駅では一瞬、113系と115系の湘南色が並んだりした。
日が暮れて自然光でのに取材が難しくなった段階で取材を終了して、
「カプリチョーザJR岡山駅店」で1名様セット1,490円喰う。
これは好きなパスタとサラダ、飲み物がセットになった一人客専用のメニューで、
パスタはきのことトマトのスパゲティ、飲み物はビールをチョイスした。
売店で明日のために廣榮堂の「元祖きびだんご」を購入する。



これは明日の伯備線の旅で犬と猿と雉に出会ったら、家来にするためである。
ホテルに戻ってシャワーを浴びてから、「ふく寿司弁当」をつまみにビールを飲む。
テレビでFNS感謝祭などを見ながら、11:00p.m.には就寝する。


7.伯備線、北へ−新見の集中豪雨と「標」のナポリタン

3日目の朝は6:00a.m.にモーニングコールをセットして起床した。
岡山ビジネスホテルは素泊まりで宿泊したため、
シャワーを浴びて支度をし、そのままチェックアウトする。
空は多少雲が多いが、それでも天気は悪くない。
岡山駅まで歩く途中に留置されている気動車が見えたが、
国鉄首都圏色と呼ばれる朱色5号の塗色車の中に、
姫新線の専用塗色のキハ40系列の車両が幾つか見えた。
岡山駅では駅前の桃太郎像に挨拶した。
急遽泊まることになったので、昨日挨拶し損なっていたのだ。
最近の桃太郎は犬、猿、雉のほかに鳩も家来にしているみたいだ。



改札を潜る前にみどりの窓口に設置されている時刻表でダイヤとルートを確認する。
そのあと青春18きっぷに「(西)岡山駅7.26入鋏済」とスタンプを押して貰い、改札口を入る。
ホームに降りていくとニューアルしたJR四国8000系が停まっていたので、
まだ未取材だった貫通型の正面の画像を撮る。
昨日岡山駅に来た時に思ったのだが、新しくコンコースが出来たため、見目新しい駅に来た様である。
岡山駅には何度も来たことがあるのだが、記憶していた景色と全く違っていた。
ホームに降りて駅蕎麦を喰おうかと思ったが、開店が7:30a.m.からだった。
今日乗ろうとしていた伯備線新見行きの電車は07:28で、開店まで待っていたら間に合わない。
しかも8000系の写真を撮っていたために列車の入線時刻が迫っていて、
階段を上っているうちに1番線に列車が入ってきていた。
自販でお茶を買う余裕もなく、新見行きの電車に乗り込む。
この列車は播州赤穂から赤穂線経由で岡山に来て、倉敷から伯備線に入って新見まで行く。
07:28に岡山を出て山陽本線を倉敷まで行く。
ここまでは利用客も多く立ち客もいたが、伯備線に入ると利用者は極端に減った。
伯備線は伯耆国(現在の鳥取県の一部)と備前国(現在の岡山県の一部)を結ぶ鉄道線として、
戦前の鉄道院、鉄道省によって丙線として建設された。
南北から建設が開始され、
山陰本線伯耆大山から建設が始まった伯備北線は1919年8月10日に伯耆溝口が部分開通し、
その後、徐々に延伸して192612月1日までに足立まで延伸した。
倉敷から建設された伯備南線は1925年2月17日に宍粟まで部分開通し、
その後延伸されて1927年7月31日に備中川面まで延伸された。
1928年10月25日に備中川面−足立間が開通して伯備線は全通した。
高梁川に沿って北上する線形で敷設され、自然豊かな風景が車窓に広がる。
08:53に新見駅に着いた時には微かに霧雨が降っていて、雨の中の駅取材になってしまった。
いったん駅取材してから駅に掲示されているダイヤを見ると、
9時台、10時台は特急「やくも」があるだけで、
青春18きっぷで乗れる列車は11:17の新見始発米子行きしかない。
そこで駅の窓口にあった時刻表でダイヤを調べ直す。
宿泊地を変えてしまったため、事前に調べた予定表はほとんど役に立たない。
そして今日は出雲市から「サンライズ出雲」に乗って帰ることになっているため、
18:55までには出雲市まで行かなければならない。
当初の予定では出雲市に宿泊していて、
松江で駅取材してから木次線を取材し、再び出雲市まで戻るという予定だった。
木次線の終点は備後落合であり、
芸備線で51.0kmの距離である。
予定では、14:15発の備後落合発の列車に乗ることになっている。
この時間なら備後落合まで行けないかと思ったのだ。
芸備線のダイヤは12:47までないが、その列車に乗れば14:10に備後落合に到着する。
5分の乗り換え時間で予定のダイヤに間に合う。
出発までかなり時間があるため、駅でボーッとしていても意味がないので、外に出て取材をする。
新見駅にはかつて備中鉄道部があり、車両基地が併設されていた。
現在は廃止になったものの、車両基地としての機能は残っていて、留置されている車両が見受けられた。
これを外から取材しようと思ったのだ。
駅を出た時にはまだ小雨が残っていたものの、歩いている途中で完全に雨は止んでいた。
高梁川を渡る姫新線の車両を撮影しようと、川沿いに立って列車を待っていると、
再びポツポツと雨が降り出し、それはあっという間に土砂降りの雨になった。
旅行用バッグは布製のスポーツバッグを使用している。
簡単に形が変わるので、飛行機の手荷物入れに入れる時や、コインロッカーに入れる時に便利である。
しかし布製のために雨に弱く、川に放り投げたのかと思うほどびしょびしょに濡れてしまった。



列車の通過時が一番雨が激しく、撮影してから直ぐに駅前に戻り、
駅前にある「標」という喫茶店に入る。
考えてみればまだ朝食を喰っていなかったのだ。
そこでスパゲティナポリタン(サラダ付き)550円をオーダーする。



昨日の夜も「カプリチョーザ」でパスタを喰ったが、
個人的にはパスタ専門店のアルデンテなものより、
喫茶店が片手間に作ったようなちょっと腰砕けなスパゲティナポリタンの方が好きである。
それはおいらが貧乏舌からかもしれないが・・・。
ここは新見の駅近隣を歩いてみて、唯一ちょっとお洒落な店であった。
ただ、お洒落なカフェではあるが、
ショーウインドーにはモンブランやチーズケーキなどの洋菓子と並んで、
くず餅などの和菓子が平気で並べられていた。
この辺の感覚が田舎らしいと思った。
ただ、土砂降りの雨に降られたことで、ちょっと考え方が変わったきた。
昨日と同様、雨でダイヤが乱れたら危険である。
木次線がダイヤ通りに動いていて、芸備線が遅れたら乗り継ぎは出来ない。
備後落合で取り残されたらもう動きようがない。
木次線に乗って出雲横田に行きたいという気持ちは強いが、
それはかなり危険な行動と云える。
そこで今回は木次線を諦めて伯備線で早めに米子に行くことにしようと思う。
駅で調べたダイヤは以下の通りである。
原文のまま記しておく。

 新見12:47−443D−14:10備後落合
 −14:15−1456D−15:14出雲横田

 7:28岡山−843M−8:53新見
 11:17−827M−13:06米子
 13:30−境線1649D−14:13
 15:15−16:03
 16:03−17:47

途中でかなり雑なメモとなっているが、
新見から芸備線で備後落合に行く場合、
備後落合からは事前に立てた通りの予定に乗り入れることが出来る。
一方で、新見からそのまま伯備線に乗る場合、
13:06には米子に到着する。
そのまま出雲市まで行ったのではもったいないので、
今まで行ったことのない境線を終点の境港まで往復してみるのも悪くないと思った。
時間的にも十分に間に合う。
「標」でブレンドコーヒー350円を追加オーダーしてゆっくりと考えをめぐらせた。
そしてこの喫茶店を出た頃にはもう雨は止んでいた。
姫新線の写真を撮った時だけ土砂降りの雨だったみたいだ。
とほほ・・・。


8.もうひとつの顔−雨の境線と出雲蕎麦

新見駅に行って駅のベンチで待っていると電車の入線があった。
そこで改札口を潜ってホームに行く。
ホームに行く途中に「頌山堂」という和菓子店の広告が目にとまった。
新見銘菓の「山芋餅」という和菓子を造っている。
この和菓子は全国菓子博覧会で何度も受賞した銘菓なのだそうである。
駅前にある「頌山堂」には「Cafe de ShiRuBe」というカフェが併設されていて、
この山芋餅はそこでも購入することが出来ると書かれている。
最初は気付かなかったが、よく見ると今まで入っていた喫茶店「標」の写真が載っている。
あの喫茶店は単なる喫茶店ではなく、
喫茶店として客を呼んでおきながら、「頌山堂」の和菓子を販売する目的があったのだ。
そんなことならお土産に山芋餅を買っておけば良かった。
時刻表で調べたとおり、米子行きの電車は11:17に新見駅を出発する。
見かけた電車は新見駅始発の電車だったが、中線に止まってそのまま駅から少し離れたところに移動した。
新見駅は2面4線のホームだが、上りと下りの間に2本の中線が設置されていて、
そこにいったん止まって4番線のホームが開くのを待ったのである。
この駅は伯備線の駅であるとともに、姫新線、芸備線も発着する。
そのため1番線、2番線を姫新線、芸備線の気動車が使用し、
3番線、4番線を伯備線が使用する。
新見泊まりの湘南色の115系が3番線に到着し、
さらに特急「やくも」が停車してから2両編成の115系が入線してくる。
米子方は中間車両の先頭化改造タイプのクモハ114-1098だった。
途中の備中神代で3分の停車時間がある。
この時間を利用して駅取材を強行し、あとはおとなしく電車に揺られてひたすら米子を目指す。
途中、EF64型に牽引された貨物列車とすれ違った。
途中ずっと車窓は山岳路線の様相を呈していたが、伯耆大山で山陰本線に入って急に景色が変わった。
米子駅に到着すると側線にはEF64型1047号機が停車している。
以前にも米子駅を取材し、その時は雪景色の中でEF64型1048号機を取材している。
そのほか、大阪と米子を結ぶ夜行急行「だいせん」のキハ65形も見かけたが、
この車両も「だいせん」が2004年10月16日のダイヤ改正で廃止になったあとに廃車されている。
遠くの側線には気動車が多く並んでおり、その中には姫新線専用塗色の車両が何両か見受けられた。
姫新線にキハ122形、キハ127形が導入されることと関係があるのだろうか。
米子は既にに駅取材済みであるし、境線には既に車両が止まっている。
今回は改札の外には出ずにそのまま境線の車両取材に入り、そのまま乗車する。
境線は終点の境港に水木しげる記念館がある関係で、
地元をあげて水木茂るの妖怪ワールドで町おこしをしている。
境線の駅には妖怪の名前が付けられ、
境線のキハ40形4両が「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラでデザインされている。
キハ40-2115「ねずみ男」列車、キハ40-2095は「目玉おやじ」列車のデザインが施されていた。
境港までは43分の旅となる。
起点終点を含めて16の駅があり、全てに妖怪の名前が付けられている。
米子駅はねずみ男駅、境港駅は鬼太郎駅である。
途中に米子空港駅があった。



目の前に空港があって、空港までは徒歩圏内である。
実際に乗るまでは気付かなかったが、
境港線は地域住民の生活線、水木しげるワールドに彩られた観光線という側面のほかに、
もうひとつの顔があったのだ。
それは空港アクセス線ということである。
米子空港の発着数や境港線の運行数から考えると、“便利”とまでは行かないが、
リムジンバスによる移動を考えると検討の余地はある。
ただ、境港線は1時間に1本、多くても2本しかないため、リムジンバスの方が有益であるとは云える。
境港に着く頃には再び雨が強くなっていて、境港駅は雨の中の駅取材となってしまった。
しかし雨の中、駅前ではお祭りをやっていて、
バンドの発表会や漁船を使っての綱引き大会などが催されていた。
15:15の列車で米子に戻る。
この列車はキハ40-2118使用の「鬼太郎」列車と一般色のキハ47-3003の連結だった。
片運転台のキハ47形と両運転台のキハ40形の連結だが、
気動車ではこういった連結はよくある。
米子で車両取材をしながら始発の山陰本線06:30発の列車を待つ。
そして115系が充当された山陰本線で出雲市を目指す。
しかし山陰本線は雨の影響なのかダイヤが乱れていて、予定のない駅での停車時間が多い。
そのおかげで安来、揖屋、宍道で駅名表示板の取材が出来た。
また宍道ではちょうど木次線の気動車が停車していて、それも取材する。
ダイヤでは17:47到着になっていたが、実際は20分以上遅れて18:10過ぎになっていた。
駅の外に出て駅舎取材し、昨日泊まる予定だった「スーパーホテル出雲駅前」に行き、
とりあえずビルの外からお詫びを云う。
出発時間まであと少しあるので駅野中にある「出雲そば 黒崎」に行き、天ぷらそば850円を喰う。
普段はうどんを喰うのだが、やはり出雲と云えば蕎麦の名産地なので、ここは天ぷら蕎麦をオーダーする。
少し時間がかかると云ったが、そのままオーダーを通した。
天ぷらは衣を揚げるところからなので時間がかかるらしい。
揚げたての天ぷらが乗った天ぷらそばが出てきたのが列車の発車時間の30分前を切っていた。



出雲蕎麦の特徴は最初からそば湯が入っていて、醤油の味がしない。
ちょっと独特の味覚で、物足りない人のためにつゆが別についてきた。
10分ちょっとで蕎麦を喰い、お土産を買ってからホームに上がって「サンライズ出雲」の到着を待つ。
既に日は傾きかけていて、ホームに上がって直ぐにライトをともした285系が入線してきた。


9.SUNRISE EXPRESSと再びの快晴−旅の終わり

入線してきた285系を取材し、荷物を個室においてからいったん改札を出て、
売店で夕食用に「焼き鯖寿司」やビールなどを購入し、
今度は「サンライズ出雲」のきっぷで入場する。


出発時間は18:55で、時間いっぱいまで車両取材する。
しかし時間ぎりぎりで列車に戻ると、車内放送があり、
接続する予定の山陰本線上り列車が遅れているために10分遅れるとのこと。
そのためこの時間を利用してさらに車両取材する。
しかし実際には車内放送があって直ぐにとなりホームに列車が入線してきたため、
車内に戻ると3分遅れで発車するとのこと。
そのままホームにいたら置いて行かれるところだった。
最初に荷物を置きに来たときに既に車掌が来て検印して貰ったため、
そのまま列車が発車したと同時にビールを開け、一人で乾杯する。
個室内には「Welcome to SUNRISE EXPRESS」という小冊子が置いてあり、
 車内禁煙について
 シャワー室について
 時計のアラームについて
 オーディオ・ビジュアルサービスの案内
などの説明書きが書かれていて、裏面には個室やノビノビ座席の紹介などが載っている。
シャワー室に関しては車掌からシャワーカードやタオルなどを購入して利用するのだが、
A寝台である“シングルデラックス”の利用者6人に関しては、
シャワーカードとアメニティグッズ一式がついてくる。



しかもシャワー室に関しては一般利用者とは別に、A寝台専用のシャワー室がある。
サンライズのシャワー室はなかなか順番が取れないことで大変なのだが、
A寝台は6人で一室を使うことで、自分の思ったときに使える。
ビールで乾杯してから少し鯖寿司を喰い、シャワーを浴びに行く。
シャワー室はお湯の出る時間は6分間だけで、シャワー室内は着替えも含めて30分以内となっている。
ただ、これは自主的な時間厳守をお願いしているだけで、タイマーなどはない。
6分間のシャワーというと、あまりゆったりは出来ないが、
それでも動く列車の中でシャワーを浴びられるというのは有り難い。
それに実際、6分という時間は短いようで、男にとっては持て余すほどの時間と云える。
シャワー室から自分の部屋に戻り、さらにゆったりとビールを飲みながら鯖寿司を喰う。
ベッドでうとうとしながら車窓を楽しむ。
この待ったりとした時間が寝台個室の魅力だ。
どんなにグリーン車がゆったりとした座席といえども、裸で寝っ転がったりは出来ない。
列車は山陰本線の遅れの影響で最大9分遅れのダイヤとなってしまったが、
伯備線に入って時間を取り戻したらしく、岡山で「サンライズ瀬戸」と連結するときには時間通りとなっていた。
「サンライズ出雲」は定刻では18:55に出雲市を出て、
山陰本線を伯耆大山まで行き、ここから伯備線経由で倉敷に至り、山陽本線を岡山まで行く。
停車駅は宍道、松江、安来、米子、新見、倉敷で、22:29に岡山に到着する。
ここで先に待っていた「サンライズ瀬戸」と連結作業をして22:33に岡山を出発する。
一方「サンライズ瀬戸」は21:26に高松を出発し、坂出、児島と停車して22:22に岡山に到着する。
「サンライズ出雲」も「サンライズ瀬戸」と285系7両編成が充当される。
車両の所有はJR西日本とJR東海で、内装は基本的に同じである。
285系は寝台電車としてJRになってから誕生させたもので、
内装を住宅メーカーに依頼するなど、従来の“ブルートレイン”のイメージを払拭させた寝台列車である。
岡山から2つの列車を連結させ、14両編成で山陽本線、東海道本線を東京に向かって走る。
停車駅は上郡、姫路、三ノ宮、大阪となり、翌朝、静岡、富士、沼津、熱海、横浜と停車し、07:08に東京に到着する。
上郡は夏の間だけの臨時停車である。
岡山でいったんホームに出て写真を撮り、そのあとはビールの残りを飲み干し、そのまま寝てしまう。
2:10a.m.頃にいったん目が覚めたが、外は激しい雨だった。
しかし翌朝目が覚めると車窓には青空が広がっていた。



この旅の3日間はずっと土砂降りの雨に悩まされていたが、
東京に戻ってこの快晴は逆に腹が立った。
なんだか雨に振り回された3日間をあざ笑うような快晴である。
東京駅に到着し、回送されるのを見送ってから総武快速線で帰る。
結局今回の旅では目的だった小野田線完乗と長門本山駅取材、
木次線完乗と出雲横田駅取材が全く出来なかった。
また何時か機会があったら、全く同じ行程でリベンジしたい。


特別付録

 第1案

最初の計画では「プチ湯治計画」という名称で作成された。
ミッション名通り、病み上がりの湯治を兼ねた旅行というのが当初の目的だった。
そのため、湯治に適した“お一人様”歓迎のホテルを検索し、
北海道の湯の川温泉、東北の大鰐温泉、四国の道後温泉、
そして松江のしんじ湖温泉の4つに絞り込んで、
ホテルの料金やそれに絡めた鉄道取材などを考慮して松江に決定した。
松江に決定した最大の理由は、出雲市に比較的近いということ。
東京と出雲市とを結ぶ寝台特急「サンライズ出雲」に乗車することが、
実は最大の目的だったりした。

1日目(平日)

04:40幕張−総武緩行線・上り469B(40)−05:20秋葉原[7] Suica使用
05:23秋葉原−京浜東北線・南行403A(4)−05:27東京[33] Suica使用
 ※駅弁購入
06:00東京※−東海道新幹線「のぞみ1号」(192/3:12)−09:12岡山[16] 事前購入
09:28岡山※−吉備線・下り737D(12)−09:40備前一宮[17] \200
09:57備前一宮−吉備線・上り738D(10)−10:07岡山[118/1:58] \200
 ※駅弁購入
12:05岡山※−特急「やくも11号」(178/2:58)−15:03出雲市[50] 事前購入
15:53電鉄出雲市−一畑電車北松江線・下り325(20)−16:13雲州平田[42] \400
16:55雲州平田−一畑電車北松江線・下り327(37)−17:32松江しんじ湖温泉 \500

※ニューアーバンホテル本館・別館チェックイン

2日目(平日)

※ニューアーバンホテル本館・別館チェックアウト

※一畑電車一日フリー乗車券 \1,500

10:31松江しんじ湖温泉※−一畑電車北松江線・上り312(5)−10:36松江イングリッシュガーデン前[30]
11:06松江イングリッシュガーデン前−一畑電車北松江線・下り315(6)−11:12松江しんじ湖温泉[26]
11:39松江しんじ湖温泉※−一畑電車北松江線・上り314(48)−12:27川跡[55]
13:22川跡※−一畑電車・大社線・下り18(11)−13:33出雲大社前[520/6:40]
 ※旧JR大社駅取材
 ※出雲大社取材
17:13出雲大社前※−一畑電車・大社線・上り25(11)−17:24川跡[3]
17:27川跡−一畑電車北松江線・上り326(9)−17:36電鉄出雲市[79/1:19]
18:55出雲市※−寝台特急「サンライズ出雲」(733/12:13)−

3日目(平日)

−寝台特急「サンライズ出雲」(733/12:13)−07:08東京 事前購入


 第2案

第2案は第1案を手直ししたマイナーチェンジバージョンとも云える計画で、
大きな特徴は湯治との計画を断念し、宿泊地を松江から出雲市に変更したことである。
これによって松江のホテルから一畑電車への移動時間をそのまま鉄道取材に振り返られる。
岡山から出雲市への移動を1日目の最終に持って行き、
捻出した余剰時間を岡山電軌の取材に当てることにした。
岡山電軌は一度取材したことがあるが、
湯治はまだホームページ「ライトレールの時代」の製作が決まっておらず、
取材が甘く、電停取材もきちんと行われていない。
そこでもう一度きちんと全電停取材と全車両取材をし直すこととした。

1日目(平日)

04:40幕張−総武緩行線・上り469B(40)−05:20秋葉原[7] Suica使用
05:23秋葉原−京浜東北線・南行403A(4)−05:27東京[33] Suica使用
 ※駅弁購入
06:00東京※−東海道新幹線「のぞみ1号」(192/3:12)−09:12岡山[16] 事前購入
09:26岡山※−吉備線・下り737D(12)−09:39備前一宮[18] \200
09:57備前一宮−吉備線・上り738D(11)−10:08岡山[477/7:57] \200
 ※岡山電軌1日乗車券 \400

 ※岡山電軌全電停取材

東山線
岡山駅前−西川−柳川−県庁通り−西大寺町−小橋−中納言−門田屋敷−東山

清輝橋線
柳川−郵便局前−田町−新西大寺町筋−大雲寺前−清輝橋

 ※岡山電軌全車両取材

3000形 3両 3005、3007、3010
7000形 2両 7001、7002
7100形 2両 7101、7102
7200形 2両 7201、7202
7300形 2両 7301、7302
7400形 1両 7401
7500形 1両 7501
7600形 1両 7601
7700形 1両 7701
7900形 5両 7901、8101、8201、8301、8501
9200形 1編成 9201

18:05岡山※−特急「やくも23号」(181/3:01)−21:06出雲市 事前購入、グリーン車
 ※駅弁購入

※スーパーホテル出雲駅前チェックイン

2日目(平日)

※スーパーホテル出雲駅前チェックアウト
※一畑電車一日フリー乗車券 \1,500

08:03電鉄出雲市−一畑電車北松江線・下り309(26)−08:29雲州平田[41]
09:10雲州平田−一畑電車北松江線・下り311(37)−09:48松江しんじ湖温泉[43]
10:31松江しんじ湖温泉※−一畑電車北松江線・上り312(5)−10:36松江イングリッシュガーデン前[30]
11:06松江イングリッシュガーデン前−一畑電車北松江線・下り315(6)−11:12松江しんじ湖温泉[26]
11:39松江しんじ湖温泉※−一畑電車北松江線・上り314(48)−12:27川跡[55]
13:22川跡※−一畑電車・大社線・下り18(11)−13:33出雲大社前[520/6:40]
 ※旧JR大社駅取材
 ※出雲大社取材
17:13出雲大社前※−一畑電車・大社線・上り25(11)−17:24川跡[3]
17:27川跡−一畑電車北松江線・上り326(9)−17:36電鉄出雲市[79/1:19]
18:55出雲市※−寝台特急「サンライズ出雲」(733/12:13)−

3日目(平日)

−寝台特急「サンライズ出雲」(733/12:13)−07:08東京 事前購入

 決定案

これが「青春の旅立ち−山陽、山陰の旅」最終決定案である。
最終的に「青春18きっぷ」を使用することとして、計画を大きく変更した。
当初のプチ湯治計画からは全くの別計画と云ってもいいほどの変更である。
2009年夏期の「青春18きっぷ」の利用期間7月20日から9月10日に合わせ、
日程も7月24日から3泊とし、3泊目を「サンライズ出雲」とした。
今回の計画は山陽地区の小野田線本山支線と、山陰地区の木次線を取材するのが最大の目的である。
どちらも運転本数が少なく、特に関東エリア在住には取材困難な場所であり、
小野田線本山支線長門本山駅と木次線出雲横田駅はそういった意味では秘境駅と云える。
この二つの駅はホームページ「Station−駅から始まる物語」にぜひ収載したい駅である。
小野田線本山支線は朝に2本と夕方に3本しかダイヤがなく、
朝の自然光で取材するために07:04か07:30に長門本山駅に到着する列車に乗ることを基本に、
そこから計画を組んでいった。
最初は宇部山口空港に朝一の便で行こうと思ったが、それでも宇部新川駅にアクセスできるのは10:00で、
とても無理であることが分かり、前乗りで一番近いホテルのある駅である厚狭駅に一泊することにした。
本当は山口線の「SLやまぐち号」と木次線の「奥出雲おろち号」に乗りたかったが、
どっちも指定席券が取れず、こういう計画になってしまった。

7月24日(金)

04:40幕張−総武緩行線・上り443B(6)−04:46津田沼[19]
05:05津田沼−リムジンバス(45〜75)−05:50〜6:20第2旅客ターミナル[65/1:05〜35] \1,200
06:55羽田空港−ANA671便(80/1:20)−08:15広島空港[14] 事前購入
08:29広島空港※−芸備バス(13)−08:42白市駅 \380

 第1案
[4]08:46白市−山陽本線・下り快速シティーライナー5335M(15)−09:01八本松[17]
09:18八本松−山陽本線・下り337M(10)−09:28瀬野[31]
 ※スカイレール取材
09:59瀬野−山陽本線・下り339M(24)−10:23広島[123/2:03]

 第2案
[22]09:04白市−山陽本線・下り337M(14)−09:18八本松[13]
09:31八本松−山陽本線・下り快速シティーライナー5339M(10)−09:41瀬野[33]
 ※スカイレール取材
10:14瀬野−山陽本線・下り1543M(19)−10:33広島[113/1:53]

12:26広島※−可部線・下り759M(38)−13:04可部[24]
13:28可部※−可部線・上り766M(30)−13:58横川[19]
14:17横川−山陽本線・下り353M(45)−15:02岩国[22]
15:24岩国※−岩徳線・下り2237D(17)−16:41-45櫛ヶ浜[23]
 ※周防高森15:57-16:02(5)
 ※周防久保16:25-29(4)
17:08櫛ヶ浜−山陽本線・下り1563M(96/1:36)−18:44-45厚狭
 ※新山口18:00-12(12)

厚狭ステーションホテルチェックイン

7月25日(土)

厚狭ステーションホテルチェックアウト

06:34厚狭−山陽本線・上り3520M(5)−06:39-40小野田[2]
06:42小野田※−小野田線・上り1222M(14)−06:56-57雀田[3]
06:53-59小野田線本山支線・下り1223M(5)−07:04長門本山[6]
07:10長門本山※−小野田線本山支線・上り1322M(5)−07:15雀田[30]
(07:38長門本山※−小野田線本山支線・上り1224M−)
07:43-48(5)雀田−小野田線・上り1224M(7)−08:05宇部新川[15]
08:20-22宇部新川−宇部線・上り1834M(8)−08:30宇部岬[18]
08:48宇部岬−宇部線・上り1836M(44)−09:32新山口[69/1:09]
 ※快速「SLやまぐち号」取材 10:41-
10:59新山口※−山口線・下り659D(23)−11:22山口[28]
11:50-51山口−山口線・下り2541D(41)−13:45益田[114/1:54]
14:55益田※−山陰本線・上り352D(52)−15:47浜田[3]
15:50浜田※−山陰本線・上り332D(148/2:28)−18:18-20出雲市
 ※江津16:19-30(11)
 ※五十猛17:14-24(10)
 ※田儀17:50-54(4)

 ※スーパーホテル出雲駅前チェックイン

7月26日(日)

 ※スーパーホテル出雲駅前チェックアウト

08:42出雲市※−山陰本線・上り130D(38)−松江09:20[48]
 ※サンライズ出雲09:30-31
10:08-10松江−山陰本線・下り131D(21)−10:31宍道[50]
11:21宍道−木次線・下り1447D(161/2:41)−14:02備後落合[13]
 ※出雲横田12:49-13:00(11)
14:15備後落合※−木次線・上り1456D(59)−15:14出雲横田[39]
 ※出雲坂根14:52-57(5)
16:03出雲横田※−木次線・上り1460D(153/1:33)−17:36宍道[38]
 ※木次16:52-17:00(8)
18:14宍道−山陰本線・下り141D(17)−18:31出雲市[24]
18:55出雲市※−寝台特急「サンライズ出雲」(733/12:13)−

7月27日(月)

−寝台特急「サンライズ出雲」(733/12:13)−07:08東京

 行動報告

実際の行動について、メモなどから書き起こした。
列車の遅延などはなるべく正確に記したつもりだが、現実の運行と若干の差異がある。
食事に関しても飲食店の場合は店名、駅弁の場合は購入場所について記しておいた。

7月24日(金)

04:40幕張−総武緩行線・上り443B(6)−04:46津田沼[19]
05:05津田沼−リムジンバス(45〜75)−05:50第2旅客ターミナル[65/1:05] \1,200
 ※朝食/空弁購入
06:55羽田空港−ANA671便(95/1:35)−08:30広島空港[14] 事前購入
08:55広島空港※−芸備バス(14)−09:09白市駅[7] \380
09:16白市※−山陽本線・下り快速シティーライナー5339M(15)−09:31八本松[18]
09:49八本松−山陽本線・下り339M(9)−09:58瀬野[16]
10:14瀬野−山陽本線・下り1543M(19)−10:33広島[5]
10:38広島−呉線・上り636M(3)−10:41天神川[32]
11:13天神川−山陽本線・下り1547M(4)−11:17広島[50]
 ※昼食/ひろしまお好み物語駅前ひろば内「電光石火」
12:07広島※−可部線・下り757M(37)−12:44可部[24]
13:08可部※−可部線・上り766M(30)−13:38横川[6]
13:44横川−山陽本線・下り351M(36)−14:20大竹[18]
14:38大竹−山陽本線・下り1557M(7)−14:45岩国[25]
15:10岩国−山陽本線・下り649M(59)−17:09新山口[26]
 ※夕食/駅弁購入→ホテル
17:35新山口※−山陽本線・下り1569M(32)−18:07厚狭

 ※厚狭ステーションホテルチェックイン

7月25日(土)

 ※厚狭ステーションホテルチェックアウト

06:34厚狭−山陽本線・上り3520M(5)−06:39-40小野田[20]
07:00小野田※−小野田線・上り1222M(14)−7:14雀田[26] ※時間は推定
07:40雀田−小野田線・下り1225M(14)−07:54小野田[36] ※時間は推定
08:30小野田−山陽本線・上り3530M(30)−09:00新山口[101/1:41]
 ※朝食/新山口駅小郡駅弁当「やまぐち食彩館」
10:41新山口※−快速「SLやまぐち号」(36)−11:17仁保[133/2:13] ※時間は推定
13:30仁保※−中国JRバス・鉄道代行(30)−14:00新山口[66/1:06]
 ※昼食、夜食/駅弁購入
15:06新山口−山陽新幹線「のぞみ38号」(72/1:12)−16:18岡山 ※遅延時間は推定

 ※岡山ビジネスホテルチェックイン

 ※夕食/岡山駅「カプリチョーザJR岡山駅店」

7月26日(日)

※岡山ビジネスホテルチェックアウト

07:28岡山−山陽本線・伯備線・下り843M(85/1:25)−08:53新見[144/2:24]
 ※朝食/「標」
11:17新見※−伯備線・下り827M(111/1:51)−13:08米子[22]
13:30米子※−境線・下り1649D(43)−14:13境港[62/1:02]
15:15境港※−境線・上り1654D(48)−16:03米子[27]
16:30米子※−山陰本線・下り28M(100/1:40)−18:10出雲市[45] ※時間は推定
 昼食/出雲そば「黒崎」
 夕食/駅弁購入
18:58出雲市※−寝台特急「サンライズ出雲」(730/12:10)−

7月27日(月)

−寝台特急「サンライズ出雲」(730/12:10)−07:08東京 事前購入
07:43東京※−総武緩行線・下り709F(29)−08:12津田沼 乗り越し窓口支払い
08:17津田沼−総武緩行線・下り746B()−08:23幕張 乗り越し窓口支払い

 ※この文章はgooブログ「林檎乃『とほほ・・・。』ブログ」と
  ぷらぷらレール「れいの日記」、同時公開です。
  ご了承下さい。録

 第1案

最初の計画では「プチ湯治計画」という名称で作成された。
ミッション名通り、病み上がりの湯治を兼ねた旅行というのが当初の目的だった。
そのため、湯治に適した“お一人様”歓迎のホテルを検索し、
北海道の湯の川温泉、東北の大鰐温泉、四国の道後温泉、
そして松江のしんじ湖温泉の4つに絞り込んで、
ホテルの料金やそれに絡めた鉄道取材などを考慮して松江に決定した。
松江に決定した最大の理由は、出雲市に比較的近いということ。
東京と出雲市とを結ぶ寝台特急「サンライズ出雲」に乗車することが、
実は最大の目的だったりした。

1日目(平日)

04:40幕張−総武緩行線・上り469B(40)−05:20秋葉原[7] Suica使用
05:23秋葉原−京浜東北線・南行403A(4)−05:27東京[33] Suica使用
 ※駅弁購入
06:00東京※−東海道新幹線「のぞみ1号」(192/3:12)−09:12岡山[16] 事前購入
09:28岡山※−吉備線・下り737D(12)−09:40備前一宮[17] \200
09:57備前一宮−吉備線・上り738D(10)−10:07岡山[118/1:58] \200
 ※駅弁購入
12:05岡山※−特急「やくも11号」(178/2:58)−15:03出雲市[50] 事前購入
15:53電鉄出雲市−一畑電車北松江線・下り325(20)−16:13雲州平田[42] \400
16:55雲州平田−一畑電車北松江線・下り327(37)−17:32松江しんじ湖温泉 \500

※ニューアーバンホテル本館・別館チェックイン

2日目(平日)

※ニューアーバンホテル本館・別館チェックアウト

※一畑電車一日フリー乗車券 \1,500

10:31松江しんじ湖温泉※−一畑電車北松江線・上り312(5)−10:36松江イングリッシュガーデン前[30]
11:06松江イングリッシュガーデン前−一畑電車北松江線・下り315(6)−11:12松江しんじ湖温泉[26]
11:39松江しんじ湖温泉※−一畑電車北松江線・上り314(48)−12:27川跡[55]
13:22川跡※−一畑電車・大社線・下り18(11)−13:33出雲大社前[520/6:40]
 ※旧JR大社駅取材
 ※出雲大社取材
17:13出雲大社前※−一畑電車・大社線・上り25(11)−17:24川跡[3]
17:27川跡−一畑電車北松江線・上り326(9)−17:36電鉄出雲市[79/1:19]
18:55出雲市※−寝台特急「サンライズ出雲」(733/12:13)−

3日目(平日)

−寝台特急「サンライズ出雲」(733/12:13)−07:08東京 事前購入


 第2案

第2案は第1案を手直ししたマイナーチェンジバージョンとも云える計画で、
大きな特徴は湯治との計画を断念し、宿泊地を松江から出雲市に変更したことである。
これによって松江のホテルから一畑電車への移動時間をそのまま鉄道取材に振り返られる。
岡山から出雲市への移動を1日目の最終に持って行き、
捻出した余剰時間を岡山電軌の取材に当てることにした。
岡山電軌は一度取材したことがあるが、
湯治はまだホームページ「ライトレールの時代」の製作が決まっておらず、
取材が甘く、電停取材もきちんと行われていない。
そこでもう一度きちんと全電停取材と全車両取材をし直すこととした。

1日目(平日)

04:40幕張−総武緩行線・上り469B(40)−05:20秋葉原[7] Suica使用
05:23秋葉原−京浜東北線・南行403A(4)−05:27東京[33] Suica使用
 ※駅弁購入
06:00東京※−東海道新幹線「のぞみ1号」(192/3:12)−09:12岡山[16] 事前購入
09:26岡山※−吉備線・下り737D(12)−09:39備前一宮[18] \200
09:57備前一宮−吉備線・上り738D(11)−10:08岡山[477/7:57] \200
 ※岡山電軌1日乗車券 \400

 ※岡山電軌全電停取材

東山線
岡山駅前−西川−柳川−県庁通り−西大寺町−小橋−中納言−門田屋敷−東山

清輝橋線
柳川−郵便局前−田町−新西大寺町筋−大雲寺前−清輝橋

 ※岡山電軌全車両取材

3000形 3両 3005、3007、3010
7000形 2両 7001、7002
7100形 2両 7101、7102
7200形 2両 7201、7202
7300形 2両 7301、7302
7400形 1両 7401
7500形 1両 7501
7600形 1両 7601
7700形 1両 7701
7900形 5両 7901、8101、8201、8301、8501
9200形 1編成 9201

18:05岡山※−特急「やくも23号」(181/3:01)−21:06出雲市 事前購入、グリーン車
 ※駅弁購入

※スーパーホテル出雲駅前チェックイン

2日目(平日)

※スーパーホテル出雲駅前チェックアウト
※一畑電車一日フリー乗車券 \1,500

08:03電鉄出雲市−一畑電車北松江線・下り309(26)−08:29雲州平田[41]
09:10雲州平田−一畑電車北松江線・下り311(37)−09:48松江しんじ湖温泉[43]
10:31松江しんじ湖温泉※−一畑電車北松江線・上り312(5)−10:36松江イングリッシュガーデン前[30]
11:06松江イングリッシュガーデン前−一畑電車北松江線・下り315(6)−11:12松江しんじ湖温泉[26]
11:39松江しんじ湖温泉※−一畑電車北松江線・上り314(48)−12:27川跡[55]
13:22川跡※−一畑電車・大社線・下り18(11)−13:33出雲大社前[520/6:40]
 ※旧JR大社駅取材
 ※出雲大社取材
17:13出雲大社前※−一畑電車・大社線・上り25(11)−17:24川跡[3]
17:27川跡−一畑電車北松江線・上り326(9)−17:36電鉄出雲市[79/1:19]
18:55出雲市※−寝台特急「サンライズ出雲」(733/12:13)−

3日目(平日)

−寝台特急「サンライズ出雲」(733/12:13)−07:08東京 事前購入

 決定案

これが「青春の旅立ち−山陽、山陰の旅」最終決定案である。
最終的に「青春18きっぷ」を使用することとして、計画を大きく変更した。
当初のプチ湯治計画からは全くの別計画と云ってもいいほどの変更である。
2009年夏期の「青春18きっぷ」の利用期間7月20日から9月10日に合わせ、
日程も7月24日から3泊とし、3泊目を「サンライズ出雲」とした。
今回の計画は山陽地区の小野田線本山支線と、山陰地区の木次線を取材するのが最大の目的である。
どちらも運転本数が少なく、特に関東エリア在住には取材困難な場所であり、
小野田線本山支線長門本山駅と木次線出雲横田駅はそういった意味では秘境駅と云える。
この二つの駅はホームページ「Station−駅から始まる物語」にぜひ収載したい駅である。
小野田線本山支線は朝に2本と夕方に3本しかダイヤがなく、
朝の自然光で取材するために07:04か07:30に長門本山駅に到着する列車に乗ることを基本に、
そこから計画を組んでいった。
最初は宇部山口空港に朝一の便で行こうと思ったが、それでも宇部新川駅にアクセスできるのは10:00で、
とても無理であることが分かり、前乗りで一番近いホテルのある駅である厚狭駅に一泊することにした。
本当は山口線の「SLやまぐち号」と木次線の「奥出雲おろち号」に乗りたかったが、
どっちも指定席券が取れず、こういう計画になってしまった。

7月24日(金)

04:40幕張−総武緩行線・上り443B(6)−04:46津田沼[19]
05:05津田沼−リムジンバス(45〜75)−05:50〜6:20第2旅客ターミナル[65/1:05〜35] \1,200
06:55羽田空港−ANA671便(80/1:20)−08:15広島空港[14] 事前購入
08:29広島空港※−芸備バス(13)−08:42白市駅 \380

 第1案
[4]08:46白市−山陽本線・下り快速シティーライナー5335M(15)−09:01八本松[17]
09:18八本松−山陽本線・下り337M(10)−09:28瀬野[31]
 ※スカイレール取材
09:59瀬野−山陽本線・下り339M(24)−10:23広島[123/2:03]

 第2案
[22]09:04白市−山陽本線・下り337M(14)−09:18八本松[13]
09:31八本松−山陽本線・下り快速シティーライナー5339M(10)−09:41瀬野[33]
 ※スカイレール取材
10:14瀬野−山陽本線・下り1543M(19)−10:33広島[113/1:53]

12:26広島※−可部線・下り759M(38)−13:04可部[24]
13:28可部※−可部線・上り766M(30)−13:58横川[19]
14:17横川−山陽本線・下り353M(45)−15:02岩国[22]
15:24岩国※−岩徳線・下り2237D(17)−16:41-45櫛ヶ浜[23]
 ※周防高森15:57-16:02(5)
 ※周防久保16:25-29(4)
17:08櫛ヶ浜−山陽本線・下り1563M(96/1:36)−18:44-45厚狭
 ※新山口18:00-12(12)

厚狭ステーションホテルチェックイン

7月25日(土)

厚狭ステーションホテルチェックアウト

06:34厚狭−山陽本線・上り3520M(5)−06:39-40小野田[2]
06:42小野田※−小野田線・上り1222M(14)−06:56-57雀田[3]
06:53-59小野田線本山支線・下り1223M(5)−07:04長門本山[6]
07:10長門本山※−小野田線本山支線・上り1322M(5)−07:15雀田[30]
(07:38長門本山※−小野田線本山支線・上り1224M−)
07:43-48(5)雀田−小野田線・上り1224M(7)−08:05宇部新川[15]
08:20-22宇部新川−宇部線・上り1834M(8)−08:30宇部岬[18]
08:48宇部岬−宇部線・上り1836M(44)−09:32新山口[69/1:09]
 ※快速「SLやまぐち号」取材 10:41-
10:59新山口※−山口線・下り659D(23)−11:22山口[28]
11:50-51山口−山口線・下り2541D(41)−13:45益田[114/1:54]
14:55益田※−山陰本線・上り352D(52)−15:47浜田[3]
15:50浜田※−山陰本線・上り332D(148/2:28)−18:18-20出雲市
 ※江津16:19-30(11)
 ※五十猛17:14-24(10)
 ※田儀17:50-54(4)

 ※スーパーホテル出雲駅前チェックイン

7月26日(日)

 ※スーパーホテル出雲駅前チェックアウト

08:42出雲市※−山陰本線・上り130D(38)−松江09:20[48]
 ※サンライズ出雲09:30-31
10:08-10松江−山陰本線・下り131D(21)−10:31宍道[50]
11:21宍道−木次線・下り1447D(161/2:41)−14:02備後落合[13]
 ※出雲横田12:49-13:00(11)
14:15備後落合※−木次線・上り1456D(59)−15:14出雲横田[39]
 ※出雲坂根14:52-57(5)
16:03出雲横田※−木次線・上り1460D(153/1:33)−17:36宍道[38]
 ※木次16:52-17:00(8)
18:14宍道−山陰本線・下り141D(17)−18:31出雲市[24]
18:55出雲市※−寝台特急「サンライズ出雲」(733/12:13)−

7月27日(月)

−寝台特急「サンライズ出雲」(733/12:13)−07:08東京

 行動報告

実際の行動について、メモなどから書き起こした。
列車の遅延などはなるべく正確に記したつもりだが、現実の運行と若干の差異がある。
食事に関しても飲食店の場合は店名、駅弁の場合は購入場所について記しておいた。

7月24日(金)

04:40幕張−総武緩行線・上り443B(6)−04:46津田沼[19]
05:05津田沼−リムジンバス(45〜75)−05:50第2旅客ターミナル[65/1:05] \1,200
 ※朝食/空弁購入
06:55羽田空港−ANA671便(95/1:35)−08:30広島空港[14] 事前購入
08:55広島空港※−芸備バス(14)−09:09白市駅[7] \380
09:16白市※−山陽本線・下り快速シティーライナー5339M(15)−09:31八本松[18]
09:49八本松−山陽本線・下り339M(9)−09:58瀬野[16]
10:14瀬野−山陽本線・下り1543M(19)−10:33広島[5]
10:38広島−呉線・上り636M(3)−10:41天神川[32]
11:13天神川−山陽本線・下り1547M(4)−11:17広島[50]
 ※昼食/ひろしまお好み物語駅前ひろば内「電光石火」
12:07広島※−可部線・下り757M(37)−12:44可部[24]
13:08可部※−可部線・上り766M(30)−13:38横川[6]
13:44横川−山陽本線・下り351M(36)−14:20大竹[18]
14:38大竹−山陽本線・下り1557M(7)−14:45岩国[25]
15:10岩国−山陽本線・下り649M(59)−17:09新山口[26]
 ※夕食/駅弁購入→ホテル
17:35新山口※−山陽本線・下り1569M(32)−18:07厚狭

 ※厚狭ステーションホテルチェックイン

7月25日(土)

 ※厚狭ステーションホテルチェックアウト

06:34厚狭−山陽本線・上り3520M(5)−06:39-40小野田[20]
07:00小野田※−小野田線・上り1222M(14)−7:14雀田[26] ※時間は推定
07:40雀田−小野田線・下り1225M(14)−07:54小野田[36] ※時間は推定
08:30小野田−山陽本線・上り3530M(30)−09:00新山口[101/1:41]
 ※朝食/新山口駅小郡駅弁当「やまぐち食彩館」
10:41新山口※−快速「SLやまぐち号」(36)−11:17仁保[133/2:13] ※時間は推定
13:30仁保※−中国JRバス・鉄道代行(30)−14:00新山口[66/1:06]
 ※昼食、夜食/駅弁購入
15:06新山口−山陽新幹線「のぞみ38号」(72/1:12)−16:18岡山 ※遅延時間は推定

 ※岡山ビジネスホテルチェックイン

 ※夕食/岡山駅「カプリチョーザJR岡山駅店」

7月26日(日)

※岡山ビジネスホテルチェックアウト

07:28岡山−山陽本線・伯備線・下り843M(85/1:25)−08:53新見[144/2:24]
 ※朝食/「標」
11:17新見※−伯備線・下り827M(111/1:51)−13:08米子[22]
13:30米子※−境線・下り1649D(43)−14:13境港[62/1:02]
15:15境港※−境線・上り1654D(48)−16:03米子[27]
16:30米子※−山陰本線・下り28M(100/1:40)−18:10出雲市[45] ※時間は推定
 昼食/出雲そば「黒崎」
 夕食/駅弁購入
18:58出雲市※−寝台特急「サンライズ出雲」(730/12:10)−

7月27日(月)

−寝台特急「サンライズ出雲」(730/12:10)−07:08東京 事前購入
07:43東京※−総武緩行線・下り709F(29)−08:12津田沼 乗り越し窓口支払い
08:17津田沼−総武緩行線・下り746B()−08:23幕張 乗り越し窓口支払い



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