北海道−三笠、小樽の旅




 1.リベンジ−小樽市総合博物館の冬季部分閉鎖と新たなる計画

以前は“静態保存”にさほど興味はなかった。
それは人間で謂えば“屍体”の様なものだからだ。
どんな綺麗なお姉さんでも屍体は好きになれない・・・。
そんな感覚で興味の主体は営業運転されている車両のみであった。
しかし興味の対象が電車や気動車からさらに路面電車や機関車にも広がり、
特に機関車全車両を取材ターゲットとして活動してからは、
かつての名機の静態保存車両にも興味が行くようになった。
確かに今では錆びた鋼鉄の塊に無理矢理塗装を施した形のみの存在であって、
そこに息吹は全く感じられないけれど、
それでもかつての栄光を何らかの形で後世に伝えたいとする、
人間達の傲慢とも云えるかもしれない死に化粧を楽しむことに、
何らの躊躇いもなくなってきているのである。
自分自身が年を重ねていくうちに、
鉄道車両に対する考え方にも必然的な変化がもたらされているのかもしれない。
近年はそのような理由から日本各地の鉄道車両を静態保存している施設、
鉄道博物館や公園などの保存車両を訪ねることも、取材対象のひとつとなっている。
そんな中のひとつが北海道の小樽にある小樽市総合博物館である。
ここは鉄道専門の博物館ではなく、あくまで“総合”博物館ではあるが、
その展示内容のほとんどが鉄道関係で、
しかも土地の広い北海道ならではの保存車両の多さも嬉しい。
そこで去年11月に土日を利用してこの小樽市総合博物館を訪問した。
しかし実際、現地を訪れて目が点になった。
屋外展示の大半の車両にブルーシートが掛けられていたのである。
これも北海道ならではの事情なのだが、
雪の厳しい北海道では屋外展示の車両が傷まないように、
冬の間はブルーシートを掛けて車両を保護する。
確かに鉄の塊を何ヶ月も雪の下に晒しておく訳にはいかない。
こうして去年11月の取材はものの見事に撃沈したのである。
そしてそのリベンジをこの夏に行うことにした。
前回は土曜日の朝に飛行機で新千歳まで行き、そのまま小樽へ快速“エアポート”で移動、
小樽市総合博物館を取材して当日移動で函館まで行き、
日曜日に“スーパー白鳥”で新青森まで行って東北新幹線で帰京する。
かなりの強行スケジュールだったが、
今回は夏期休暇を利用してゆったりと計画が組める。
今の会社は固定した夏期休業はなく、7月8月で2日間の夏期休暇を交代で取る。
そこで8月16日木曜日と17日金曜日に夏期休暇を取得し、
小樽市総合博物館のリベンジ取材を計画した。

8月15日(水)

17:44幕張−総武緩行線・上り1787B(6)−17:50津田沼[10]
18:00JR津田沼駅南口−エアポートリムジンバス(65/1:05)−19:05羽田空港[85/1:25]
20:30羽田空港−ANA081便(95/1:35)−22:05新千歳空港[11]
22:14新千歳空港※−快速エアポート223号(38)−22:52札幌

 ※ホテルルートイン札幌駅北口チェックイン

8月16日(木)

 ※ホテルルートイン札幌駅北口アウト

07:34札幌※−函館本線・下り135M(46)−08:20岩見沢[10]
08:30岩見沢ターミナル※−中央バス三笠線・下り(28)−08:58三笠市民会館[6] \430
09:04市民会館−三笠市営バス幌内線・下り(8)−09:12鉄道記念館[204/3:24,259/4:19]

 ※三笠鉄道村 幌内ゾーン/三笠鉄道記念館

12:36鉄道記念館−三笠市営バス・上り(6)−12:42クロフォード公園[227/3:47]

 ※三笠鉄道村 三笠ゾーン/クロフォード公園

16:29三笠市民会館−中央バス三笠線・上り(35)−17:04岩見沢ターミナル[31]
17:35岩見沢※−函館本線・上り3452M(43)−18:18札幌

 ※ホテルルートイン札幌駅北口イン

8月17日(金)

08:05-08札幌−函館本線・下り134M(46)−08:54小樽[26]
09:20小樽駅第3ターミナル−中央バス・祝津線・下り(7)−09:27手宮[244/4:04]

 ※小樽市総合博物館

14:31手宮バスターミナル※−中央バス・小樽市内本線(9)−14:40小樽駅前[31]
15:11小樽※−区間快速石狩ライナー3443M(42)−15:53-16:03札幌

ここまでは計画は固定だが、ここから先は切符が取れるかどうかで、
三段階の計画を用意した。


 2.三つの帰宅案と最終案決定−かからなかった電話

帰宅案の第1案は寝台特急「北斗星」で帰京する方法で、
勿論この方法が大本命である。
しかし札幌から上野への上り方面とはいえ、お盆休みの期間であり、
これは非常に難しいのではないだろうか。
上り方面の札幌発は17:12であり、
8月17日金曜日の小樽総合博物館の帰りでも十分に間に合う。
そこで8月17日金曜日発で計画、
もしこれが取れなかったらさらに札幌に一泊して18日土曜日で取る。
金曜日で取れると土曜日には上野に着いてしまい、日曜日が無駄になってしまうが、
それでも寝台特急「北斗星」は狙う価値がある。
寝台特急「北斗星」の一人用個室はA寝台の“ロイヤル”とB寝台の“ソロ”で、
勿論狙うのはA寝台個室“ロイヤル”である。
しかしこれはなかなか取れないプラチナチケットであり、
それが無理だったら“ソロ”でもいいと思っている。
17日金曜日も18日土曜日も取れなかったら、
18日土曜日で“キャンセル待ち”の申し込みをしようと思う。
去年11月の北海道旅行ではキャンセル待ちで“ロイヤル”が取れたが、
結局直前であったことや、
東北新幹線「はやぶさ」の“グランクラス”が取れていたこともあり、
この時はせっかく取れたキャンセル待ちをキャンセルしてしまった。
今回は寝台列車に拘り、あくまでも「北斗星」を本命として計画をした。

  第1案

 17:12札幌※−寝台特急「北斗星」(1006/16:46)−

  8月18日(土)

 −寝台特急「北斗星」(1006/16:46)−09:38上野

第2案は「北斗星」が取れずにキャンセル待ちを申し込んだ場合、
代替案として寝台特急「あけぼの」での帰京を計画しておく。
寝台特急「あけぼの」は上野と青森を日本海縦貫線経由で結ぶ寝台特急で、
以前に上野から青森にアクセスするのに使ったことがある。
札幌から青森までは特急「スーパー北斗」と特急「スーパー白鳥」を利用するが、
当日移動は不可能であるため、函館に一泊する。
金曜日に「スーパー北斗」で函館に移動、ここで一泊する。
翌日に「スーパー白鳥」で青森まで移動するのだが、
寝台特急「あけぼの」の青森発は18:22で、函館から青森までの移動は約2時間。
朝一の移動では時間が余ってしまうので、
18日土曜日の午前中は函館市電の車両取材に当てることにする。
また前回、東北新幹線で帰京した時に新青森駅も取材したのだが、
前回は陽が短い時期だったこともあり、撮影中に日が暮れてしまった。
そこで今回は新青森の駅取材も計画に入れる。

  第2案

 16:52札幌※−特急「スーパー北斗18号」(200/3:20)−20:12函館

  ※ホテルグランディア函館駅前チェックイン

  8月18日(土)

  ※ホテルグランディア函館駅前チェックアウト

 13:56函館※−特急「スーパー白鳥34号」(123/2:03)−15:59新青森[84/1:24]
 17:23-27新青森−奥羽本線・上り667M(5)−17:33青森[49]
 18:22青森※−寝台特急「あけぼの」(756/12:36)−

  8月19日(日)

 −寝台特急「あけぼの」(756/12:36)−06:58上野

寝台特急「あけぼの」では一人用個室としてA寝台の“シングルデラックス”と、
B寝台の“ソロ”があるが、勿論“シングルデラックス”で予約するつもりである。
もしそれが駄目なら“ソロ”でも仕方ないと思っているが、
最悪、どちらも取れないという事態に至った場合の予備案として、
18日土曜日に東北新幹線で帰る予定も組んでおこう。
函館から青森までの移動は第2案と一緒だが、
ここからし直接東北新幹線で東京まで帰ることにする。
前回はE5系「はやぶさ」のグランクラスに席を取ることが出来たが、
その後のE5系増備で「はやぶさ」だけではなく、
「はやて」などにも多く投入されるようになった。
そこで今回はE5系が投入されている「はやて36号」を利用する。
この列車の停車駅は盛岡、仙台、大宮、上野、東京で、
「はやぶさ」の停車駅にないのは上野のみで、ほとんど変わりはない。
第一候補は“グランクラス”で、もし満席ならグリーン車にしようと思う。
東京に着くのは20:36だが、翌日はまるまる休みになるので夜遅くなってもかなわない。

  第3案

  8月18日(土)

  ※ホテルグランディア函館駅前チェックアウト

 13:56函館※−特急「スーパー白鳥34号」(123/2:03)−15:59新青森[73/1:13]
 17:12新青森※−東北新幹線「はやて36号」(204/3:24)−20:36東京

計画の1ヶ月前、7月17日月曜日に稲毛駅のみどりの窓口に行き、
寝台特急「北斗星」の“ロイヤル”を見て貰ったが満席、“ソロ”も満席だった。
お盆休みの最中なので予想していたとおりの結果となった。
仕方がないのでその日はそのまま帰り、翌日再び稲毛駅のみどりの窓口に行った。
8月18日土曜日の寝台特急「北斗星」の“ロイヤル”と“ソロ”を見て貰ったが、
やはりどちらも満席だった。
そこで“ロイヤル”でキャンセル待ちをお願いする。
同時に寝台特急「あけぼの」の“シングルデラックス”を申し込んでみるが、
最後の1部屋が何とか取ることが出来た。
そこで帰りは第2案で決定、キャンセル待ちで「北斗星」が取れたら第2案を廃棄、
第2案の切符は手数料を払って払い戻しをすることにする。
駅員の話によるとキャンセル待ちの連絡は朝一で端末を立ち上げた時に入るので、
連絡が入るとすれば午前中だとのこと。
連絡がなければキャンセル待ちは取れないということで、
こちらからは問い合わせをしないという約束をしてみどりの窓口をあとにする。
JR稲毛駅からケータイに電話が入らないか、1ヶ月間ずっと待っていたが、
結局、JR稲毛駅からの電話がかかることはなく、出発日当日となってしまった。


 3.雨の予報と最悪の最終判断−旅の始まり

今回の旅では出発の4日前までは全日とも“曇り”及び“晴れ”だったが、
直前になって16日木曜日が雨の予想になってきた。
それでも最初のうちは“曇り一時雨”で、雨の合間を縫って取材しようと思っていたが、
出発日が近づくにつれてどんどんと予想は悪くなっていった。
そして出発当日の昼間のテレビでも「明日の北海道は激しい雨にご注意ください」と云っており、
最悪のケースとなってしまいそうだった。
予定では16日木曜日に三笠鉄道村、17日金曜日に小樽市総合博物館を取材する予定にしていたが、
既に小樽は一度行っているので、未訪問の三笠の方を優先したい。
17日金曜日には雨も収まりそうなので、17日に三笠に行けないかと思い、
当日仕事が終わって自宅に帰り再び出発するまでの間、
パソコンで予定を変更出来ないかを検討した。
15日水曜日は通常の勤務をこなし、空港リムジンバスに乗るために17:44幕張発の上り電車に乗る。
勤務時間は7:00a.m.から3:45p.m.までの早番シフトであり、
定刻に仕事を終えて16:07のバスに乗って稲毛駅まで行き、
16:20の電車に乗ることが出来た。
自宅に着いたのは4:45p.m.頃で、約2時間の余裕が出来た。
この時間を利用して予定変更を試みたのである。
しかし三笠鉄道村はバスを2本乗り継がなければならず、
またバスと岩見沢駅の電車の乗り換えも時間が合わず、
さらに当日移動で函館まで行くために16:52札幌発の特急「スーパー北斗18号」に乗らなければならい。
この時間に間に合わせて三笠鉄道村を出るとなると取材時間が短くなってしまう。
三笠鉄道村は“幌内ゾーン”と呼ばれる「三笠鉄道記念館」と、
そこからバスで移動する“三笠ゾーン”と呼ばれる「クロフォード公園」があり、
そこの移動も考えると丸一日を費やさなければ十分な取材は不可能に思う。
いろいろと試したが結局不可能という結論に到り、そこで出発時間を迎えてしまった。
予定通り、17日金曜日は小樽市総合博物館の取材を行うということを決め、
16日の予定は未定のまま自宅を出発、総武緩行線で津田沼まで行き、
JR津田沼駅南口から空港リムジンバスに乗車した。
この路線は京成バスと東京空港交通の共同便であり、
何時もは京成バスの車両に乗り込むためにSuicaが使えるのだが、
今回は東京空港交通の車両だったためにSuicaが使えず、
しかも財布をバッグに入れっぱなしで車体下の荷物入れに入れてしまったため、
運転手にいったん仕舞ったバッグを再び出して貰う羽目になってしまった。
空港に到着して直ぐに保安検査場を通過、出発ゲートの近くまで行き、
売店で空弁「昭和おもひで弁当」1,050円を購入してベンチで喰う。
ベンチで搭乗を待っている間に札幌市電の保存車両があることを思い出し、
ケータイで調べて札幌市交通局の交通資料館があることを確認、
普段は土日しか開いていないが、小学校の夏休み期間は毎日空いているようで、
明日は雨が強ければそこを見学することに決めた。
津田沼でリムジンバスに乗り込んだ時はまだ陽があったが、
空港に近づくにくれて夕暮れを迎え、飛行機に乗り込んだ時には既に夜の帳が降りていた。



ANA081便の羽田発新千歳行きは定刻に離陸したが、
大陸から東北、北海道方面に押し寄せる低気圧のためにかなり揺れ、
しかもその影響で到着が若干遅れてしまった。
予定では22:14新千歳空港駅発の快速エアポート223号に乗る予定だったが、
これには間に合わず、22:31の普通列車に乗ることとなり、
しかもJR北海道では特急の減速運転を実施中で、
予定にはない特急待避のためにサッポロビール庭園駅で暫く停車することとなり、
ホテル到着も30分以上遅れてしまうこととなった。
待避停車中にデッキに出てケータイでホテルに遅れる旨を連絡する。
外は既にポツポツと雨が降り始めていた。
予約を入れておいたホテルルートイン札幌駅北口にチェックインして、
羽田空港で買っておいた肉巻きおむすびをつまみに、
駅前のコンビニで購入した小樽ビールでブレイクする。
既に夜遅く、そのまま風呂にも入らずにこの日は就寝する。


 4.一日目のgoodmorning−札幌の朝食

前日は仕事が終わってから飛行機で札幌まで来たため、
疲労を溜め込んだままの就寝となったが、それでも4:45a.m.に起床し、
5:00a.m.から本館地下1階の大浴場で朝風呂に入る。
疲弊の蓄積した体を解すようにゆっくりと風呂に入り、
部屋に戻ってクールダウンする。
天気予報通り外は本降りの雨であり、三笠鉄道村への取材は不可能である。
駅からは横断歩道を渡って直ぐの距離であり、
傘を差さなくても何とかなる距離である。
そんなことを思いながら6:45a.m.を待ち、本館1階の「花茶屋」へ行く。
ネットで申し込んだために朝食バイキングは無料となった。



ハム、オムレツ、かぼちゃコロッケ、撮りの南蛮揚げ、鯖の照焼、肉じゃが、
フルーツカクテル、梅干し、海苔、それに御飯と味噌汁をチョイス。
御飯はおかわりする。



さらにサラダ、ポテトサラダ、コーン、コーヒーを追加。
満腹のまま部屋に戻って歯を磨き、少し部屋でゆっくりする。
8:30a.m.頃に雨が小降りになり、外を見ると傘を差していない人もいるくらいになった。
このチャンスにホテルを出て、札幌駅に行く。
連泊なので荷物は部屋に置き、カメラバッグだけを持って出掛ける。
今朝のテレビでも北海道は午前中を中心に大雨に注意と云っていた。
今日の取材は雨との戦いになりそうだ。


 5.雨の札幌市交通局共通1DAYカード取材

窓からずっと雨を見ていて、
小降りになったのを確認してからホテルルートイン札幌駅北口を出る。
JR札幌駅から地下に行き、札幌市営地下鉄南北線さっほろ駅の券売機で、
“共通1DAYカード”を購入する。



これは札幌市営地下鉄、札幌市電、それに札幌市内のバス会社のバスが、
1日乗り放題になるというもので、過去にも何度か利用している。
本来なら今日は一日掛けて三笠鉄道文化村を取材するつもりだったが、
雨のために予定はすべて中止した。
そこで代替案として札幌市営地下鉄の地上駅取材と、
交通資料館の取材を行うことにした。
札幌市電の地上駅は南北線の南平岸から真駒内までの区間で、
この区間にある自衛隊前駅に隣接して交通資料館もある。
交通資料館の開館時間は10:00a.m.からなので、
それまでの時間に南平岸から駅取材を開始する。
小降りながらも雨は降っていて、雨宿りしながらの駅取材となる。
それでも澄川までは何とか取材したが、
自衛隊前まで来た時にはかなりの雨となっていた。
本降りの雨の中を交通資料館まで歩く。
冬期を除く土日と小学校の夏休み期間が開館期間であり、
しかも入場料は無料なのだ。
南北線の高架下を利用して電車10両、地下鉄5両、バス4両の実車を展示、
特に路面電車の静態保存車両は目を見張るものがある。
雨が強くて高架の外から撮影出来ないのが不満だったが、
それでも何とか全車の撮影を決行した。
ここをあとにして真駒内まで行ってから反対側の麻生まで行く。
外に出てみると既に雨が止んでいたのでJR札沼線新琴似駅まで行き、
ここから札幌までSuica利用で帰る。
この時に札沼線電化開業に合わせて投入された735系や、
オールステンレスの試作車である733系の取材する。



札幌に戻って少し車両取材する。
コンコースにある「北海道そば 蕎麦紀行」で海老天蕎麦900円喰う。
改札を出て再び札幌市営地下鉄南北線に乗り、すすきのまで行く。
ここから札幌市電の車両取材をしようかと思ったのだが、
またポツポツと雨が降り出したために急遽中止し、
南北線で再び自衛隊前駅まで行き、午前中に出来なかった駅取材をして、
さらに交通資料館にも再訪問し、午前中に雨のために出来なかった外からの取材をする。
午前中は本降りの雨のために高架下から無理矢理撮影したため、
十分な焦点距離が取れずに全体を捕らえきれなかったり、
反対側からの画像なども撮影することが出来た。
この交通資料館の素晴らしいところは、営業車両だけではなく、
試作車両まで静態保存しているところである。



第4次試験車「すずかけ」は外見上は不格好な機械だが、
走行機器は実際の南北線車両とほぼ同一であり、
長期走行試験を試験線で行い、データ収集を行った車両である。
札幌市営地下鉄はレールの上を鉄輪で走るのではなく、
ゴムタイヤによって走行する唯一の地下鉄である。
中央に案内軌条があり、それをゴムタイヤで挟んで走る。
どちらかというと新交通システムに近い、先駆け的な車両とも云える。
そのほか、路面電車では営業車両のほかに除雪用のささら電車なども保存されており、
これらを十分に取材して再びすすきのまで行き、
ここから札幌市電に乗り換えて電車事業所前まで行き、車両取材する。
ここは中央図書館前から90度曲がって電停に入るために減速、
さらに車体腹部の両面を撮れるために車体広告車の取材などにも適している場所で、
札幌市電の車両取材のおすすめスポットである。
また事業所の最寄り電停であるために運転手交代があるため、
乗降客がなくても必ず停車し、停車時間も多の電停より長めである。
光量的に限界まで取材し、西線9条旭山公園通まで行き、
「西屯田通りスープカレー本舗」で夕食を喰う。
すすきの経由でさっぽろまで戻り、ビールやつまみなどを売店で購入してホテルに戻り、
ビールを飲みながらブレイクする。
雨で三笠村には行けなかったが、それでも充実した一日を過ごせた。
三笠鉄道村には何時か改めて訪問することにしよう。


 6.二日目のgoodmorning−札幌の朝食

一日目は予定にない行動にもかかわらず、
意外と疲労が蓄積し、16日木曜日もビールを飲みながらそのまま寝てしまった。
翌朝は昨日と同じ4:45a.m.に起床して一番風呂に入り、
クールダウンしながら6:45a.m.を待ち、
その間に荷造りして直ぐに出発出来るように準備し、
時間になってから本館1階の「花茶屋」に行ってバイキングの朝食を喰う。
二日目もネットで申し込んだために無料である。



ハム、玉子焼き、チキンナゲット、オニオンリング、焼き鮭、
揚げ出し豆腐、豚の生姜焼き、サラダ、スパゲティ、コーン、
海苔、梅干し、お新香、それに御飯と味噌汁をチョイス。
今日もまた御飯をおかわりしてしまった。



さらにフルーツカクテルとコーヒーを追加する。
部屋に戻って歯を磨いてからホテルをチェックアウトする。
昨日の雨は既に止んでいたが、まだ雲は残っていて少し不安である。
JR札幌駅北口のコインロッカーに旅行用バッグを預け、
Suica利用で小樽に向かう。
予定では08:08札幌発の普通列車で小樽に向かうことになっていたが、
少し早く支度が出来たので、07:45の普通列車に乗る。
乗り込んでから08:04札幌発の臨時特急「ヌプリ」が入線すると構内アナウンスがあった。
降りてこれを取材しようかとも思ったが、迷っているうちに列車は発車してしまった。


 7.「ヌプリ」と「アイアンホース」の小樽−小樽市総合博物館、再び

臨時特急「ヌプリ」を取材出来ないままに札幌を出た列車は、
途中で前を走っていた列車に急病人が出たということで、
稲穂駅で暫く停車していて、それに伴って小樽への到着も遅れてしまったが、
これが思いがけない幸運をもたらすこととなった。
07:45に札幌を出た普通列車は08:36に到着するダイヤとなっている。
しかし到着が遅れたことで、08:45小樽に到着する特急「ヌプリ」とニアピンした。
臨時特急「ヌプリ」に関してはノーチェックだったので、
普通ならそのまま改札を出てしまうところだったが、
改札を出ようと階段を降りたところで、
“間もなく特急「ヌプリ」が到着します・・・”と構内アナウンスがあり、慌ててホームに戻った。

特急「ヌプリ」は今年登場した函館本線特急で、
札幌から小樽経由で函館まで到る臨時列車であり、
8月6日から31日まで毎日運転される。
小樽から函館までは非電化区間のため、キハ183系特急気動車が充当されていた。



小樽の停車時間は6分で、4両編成の車両を取材するのには十分な時間である。
因みに「ヌプリ」とはアイヌ語で“山”という意味で、
この列車が羊蹄山と駒ヶ岳の山間を走ることから命名されたという。
この列車を取材後に改札を出て小樽駅第3ターミナルから発車する祝津線のバスに乗車する。
これは予定していた通りのダイヤで、小樽市総合博物館の開館時間である9:30a.m.直前に到着する。
小樽市総合博物館は前回屋外施設の公開中止のために入場料は300円だったが、
今回はすべて公開しているために400円になっていた。



前回も公開していた・・・というよりも冬ごもりの準備が整っていなかった車両と、
屋内保存されている7100形「しずか号」と一等客車「い1号」は既に取材済みのため、
それ以外の静態保存されている車両を丁寧に取材していく。
蒸気機関車、電気機関車、ディーゼル機関車、気動車のほかにも北海道という土地柄、
ラッセル車の静態保存の充実には目を見張るものがある。
静態保存車の取材を堪能していると、館内アナウンスがあり、
程なくして機関車この方に人が集まり始めた。
小樽市総合博物館の目玉の一つである「アイアンホース号」の登場である。
転車台で向きを変え、機回りしてトロッコ客車に連結した。



1909年にアメリカのHKポーター車で造られたこの機関車は、
生誕100年を超えてまだ尚現役で動いている。
博物館内に914mmの専用線路を敷設し、先着順に無料で乗車出来る。
敷地内には“中央”と“手宮”の駅があり、
手宮駅で客車を切り離し、転車台で方向転換、大きく機回りして客車の反対側に連結する。
7100形「しずか号」と同じアメリカンスタイルの機関車が現役で走る様は、
たとえ営業路線ではない、博物館内の見世物であったとしても感動ものである。


 8.小樽から函館へ−札幌での攻防戦

小樽総合博物館は館内に鉄道記念物であるしずか号とい1号客車、
屋外に蒸気機関車2機、電気機関車2機、ディーゼル機関車6機、
気動車4両、客車6両、貨車10両が静態保存、さらに雪かき車2両も在籍する。
しかし一部は前回取材したこともあり、2時間半でほぼ全車の取材を完了した。
0:00p.m.には撤収して、バスで小樽駅まで戻る。
乗るバスを間違えて小樽市内循環バスに乗ってしまい、少し遠回りになってしまった。
小樽駅にはちょうど12:34始発の快速「エアポート130号」が停車しており、
これに乗車して13:06に札幌まで戻る。
札幌駅に到着してから少し車両取材し、
それから昼食を喰うために札幌市営地下鉄南北線ですすきのまで行く。
札幌のソウルフードといえば味噌ラーメンとスープカレーだが、
スープカレーは既に昨日食べたので今日は味噌ラーメンを喰おうと思い、
「すみれ札幌すすきの店」に行こうと思ったのだ。
ケータイで場所を確認し、店まで辿り着いて目が点になった。



店が閉まっていたのである。
よく見てみると、平日の営業時間が“17:00〜27:00”になっていた。
つまり夕食の時間しか開店しておらず、昼間はやっていないのである。
ケータイで「すみれ」のホームページにアクセスして場所の確認はしたが、
営業時間まではチェックしなかった。
しかしここまで来るとどうしても「すみれ」の味噌ラーメンが食べたい。
そこで今度は本店まで行くことにして、再び札幌市営地下鉄南北線に乗車し、
中の島まで行ってそこから歩いて「すみれ札幌本店」まで行く。
ここには3度来たことがあり、場所はだいたい分かっている。
ケータイでさらに場所の確認をして向かう。
途中ポツポツと雨が降り出し、辿り着いた頃にはそれなりの降りになっていた。
「すみれ札幌本店」で味噌ラーメンなどを喰う。
雨の中を中の島まで歩き、札幌市営地下鉄南北線でさっぽろまで戻り、
売店でお土産などを買い、ここで幕張までの乗車券で入場する。



ここで少し車両取材などをして、16:52札幌始発の特急「スーパー北斗18号」に乗り込む。
キハ281系が充当されていた。



この列車ではグリーン席を取って置いたので、函館までの3時間20分もゆったり出来る。



函館に到着したのは20:12で、ここで下車する時に五稜郭−函館間の重複分160円を払う。
札幌から幕張までの切符の場合、函館で下車すると五稜郭から函館の間は重複乗車することになるため、
その分の料金を下車する時に払わなければならない。
それでも特急別に乗車券を購入するよりは一気に購入した方が割引になる。
函館で下車した時には勿論夜が深くなっていた。


 9.函館の夜と三日目のgoodmorning−函館の朝食

予定では函館駅で駅弁を購入し、ホテルに持ち込んで喰うつもりだったが、
函館駅に到着した時には駅弁店は閉店しており、
駅弁を購入することが出来なかった。
そこで去年11月に函館に来た時と同じように、
「ラッキーピエロ函館駅前店」に行き、
チャイニーズチキンバーカーとチャイニーズフライドチキンを買い、
コンビニでビールなどを買って、予約していたホテルグランディア函館駅前にチェックインする。
部屋に入って購入したチャイニーズチキンバーカーなどでビールを飲む。



午前中の取材と長距離移動で疲弊が蓄積しており、
ビールの酔いも重なって、シャワーも浴びずに11:00p.m.前に寝てしまった。
翌朝は4:45p.m.に起床してホテルの13階にある大浴場で朝風呂を楽しむ。
部屋に戻ってクールダウンし、6:30a.m.を待って1階の「花茶屋」に行き、
無料バイキングの朝食を喰う。



スクランブルエッグ、ベーコン焼き、回鍋肉、イカリング、玉葱の天ぷら、
冷たい蕎麦、サラダ、海苔、味噌汁、ご飯。
蕎麦まであるのはすごい。
さらにおかずを追加して御飯と味噌汁をおかわりする。



焼き鮭、イカソーメン、梅干し、明太子、お新香。
このホテルのバイキングはおかずが充実しており、つい喰い過ぎてしまう。



デザートは一口大のケーキとホットコーヒー。
大満足して部屋に戻って歯を磨き、ホテルをチェックアウトする。
今日は青森から寝台特急「あけぼの」で帰るのだが、
青森移動は午後のために午前中は函館市電の取材に充当する。
コインロッカーに旅行用バッグを預けて取材を開始する。


 10.白鳥の歌が聞こえる−函館市電取材と青森移動

コインロッカーに荷物を預けてから函館駅前バスターミナル案内所で、
市電一日乗車券600円を購入する。



この一日乗車券を購入するのも何度目だろう。
函館市電を含め、もう既に日本の全路面電車の全電停は取材済みのため、
今回は車両取材のみで、まずは函館駅前から湯ノ川まで行き、
ここで少し車両取材する。
一昨日はあんなに雨に悩まされたのに、今日は晴天で暑さに苦しめられた。
ここからさらに駒場車庫前に移動してここで車暫く車両取材する。
函館市電の車両取材ではよく使う電停で、
ここは運転手の常務交代のために停車時間が長かったり、
車庫に回送されたり、車庫から本線に出てきたりと、思いがけない取材が出来る。
今回も普段は余りお目にかかれない500形501号車「AMUSEMENT TRAM」が取材出来た。



このと競馬所前に移動してさらに取材しようかと思ったが、
思うように取材出来ずに函館駅前まで戻る。
ここで少し早い昼食を「紗龍燕集」で掛けチャーハン750円を喰う。
ここは函館市民では知らない人はいないという有名店で、
一度は行ってみたいと思っていたが、前回は場所が探せなくて断念した。
その時は「ラッキーピエロ函館駅前店」でオムライスを喰ったのだが、
その帰り道に店の場所を偶然発見して悔やんだものだ。
今回は最初からネットで調べて訪問した。
昼食後は特急の乗車時間も気になるため、
別の場所に移動せずに函館駅前の交差点で車両取材を行う。
ここは函館市電が交差点を曲がって敷設されているために、
信号待ちやカーブ通過で減速するために写真が撮りやすい。
時間ギリギリまで車両取材し、13:56函館始発の特急「スーパー白鳥34号」に乗り込む。



JR東日本の485系3000番台もまだ残っているが、
今回はJR北海道所属の789系が充当されている列車を選んだ。



この列車は函館から新青森までを2時間3分で結ぶ。
以前は八戸まで行っていたが、東北新幹線全通で新青森までに短縮された、
いわば東北新幹線リレー号的な役割で、新幹線の乗客を函館まで運ぶ。
この特急も北海道新幹線が開業すればいずれは廃止されてしまうのだろう。
青函トンネルを潜り、15:59に新青森に到着する。


 11.新青森と青森の攻防−寝台特急「あけぼの」の入線

新青森に到着して改札の外に出たところで、
貨物列車の通過があったが、EF81型503号機が牽引していた。
前回は日暮れでうまく取材できなかった新青森駅を取材する。
かつては新青森は単式1面1線の無人駅だったが、
東北新幹線の終着駅として変貌を遂げた。
しかし以前、奥羽線を利用した時に車内から見た新青森駅は、
駅前には何にもなく、ただホームに合わせて、
“東北新幹線青森延伸早期実現”といった内容の看板が出ていただけであった。
東口だけではなく、南口、西口と十分に取材し、
そのあと新青森駅の中の“あおもり旬味館”のあずまし広場で休憩し、
NEWDAYSで駅弁「倉石牛めし」1,000円を購入、
予定では新青森の滞在時間は1時間24分に設定、
17:27の普通列車で青森に移動する予定になっていたが、
既に新青森でやるべき仕事がなくなってしまったため、早めに青森に移動することにした。
青い森鉄道が701系の車体デザインを変更しているので、
待ち時間にそれを取材できればと思い、
16:48新青森発の電車に乗り込む。
思いついた時は時間ギリギリだったが、何とか乗ることができた。
しかしその判断は結果的に正しかった。
青い森鉄道701系塗色変更車を取材中に、
全く予定していなかったハイブリッド気動車「リゾートあすなろ」が入線してきた。



「リゾートあすなろ」は東北新幹線新青森駅開業に合わせて登場したジョイフルトレインで、
青森車両センター所属HB-E300系2両編成が充当されている。
JR東日本ではハイブリッド気動車はキハ200系に続いて2系列目だが、
今回から“キハ”に変わってハイブリッド気動車に関しては“HB”を用いることになった。
青森以外にも長野の「リゾートビューふるさと」、秋田の「リゾートしらかみ青池編成」にも充当されている。
また函館で車中から見掛けていたのだが、785系300番台も取材することができた。



785系はもともと札幌−旭川間の特急「スーパーホワイトアロー」のために登場した車両で、
同区間に「スーパーカムイ」が誕生し、789系1000番台が充当されると、
余剰車両が発生し、781系を押し出す形で特急「すずらん」に充当、
さらに余剰になったNE-105編成が789系「スーパー白鳥」増結用に改造された。
1編成2両しか存在していないが、789系に合わせて車体カラーも変更されている。
それでもステンレスフラットの789系とステンレスコルゲート構造の785系の連結は違和感が残る。
それらの取材をしているうちに寝台特急「あけぼの」がDE10型1763号機に牽引されて入場した。



ディーゼル機関車が後ろ側に連結してホームに入場し、ディーゼル機関車はここで切り離されて機回り回送された。
車両取材をしながら出発時間を待ち、出発時間直前に駅の売店で缶ビールと林檎のどら焼きを購入した。
車内には冷蔵庫がないため、なるべく直前に購入し、
そしてビールはぬるくなる前に飲んでしまうというのが、寝台列車でのビールの楽しみ方だ。


 12.寝台特急「あけぼの」シングルDXの居住性−旅の終わり

寝台特急「あけぼの」は上野と青森を羽越本線経由で結ぶ寝台特急で、
東北本線、高崎線、上越線、信越本線、羽越本線、奥羽本線を通過する。
使用客車は青森車両センター所属の24系、
牽引機関車は上野から長岡までがEF64型1000番台電気機関車、
長岡から青森までがEF81型電気機関車である。
東北新幹線新青森駅開業時に廃止されるのではないかと心配したが、
現在もまだ廃止を真逃れている。
車内は開放B寝台が中心でゴロンとシートもレディスを含めて2両連結、
さらにA寝台個室「シングルデラックス」とB寝台個室「ソロ」が連結されている。
今回は「シングルデラックス」を取ることができた。



車内にはシャワー設備がないものの、A寝台個室には室内にお湯も出る洗面設備があり、
タオルを濡らして体を拭く程度のことはできる。
また室内は一人用個室であるが、予備ベッドが壁にあり、
ひとつの部屋を二人で使う場合にはそれを引き出して使うこともできる。
また2段ベッド使用時に使う梯子が立てかけてある壁は、
隣の部屋との出入り口も兼ねていて、二つの部屋を繋げて家族で使う場合などにはここを開放できる。
利用客の事情に合わせて多彩なアレンジができるように工夫されている。
285系電車「サンライズエクスプレス」の「シングルデラックス」と比べると、
若干居住性は劣るものの、それでも列車の中の居住空間として考えれば十分満足できる。
以前に利用した時には室内に小さなブラウン管テレビが設置されており、
映画が繰り返し流されていたが、今回は撤去されていた。
また車内にはしない販売はなく、また自販機もないため、飲食物は乗車前に用意しなければならない。

乗り込んで暫くすると車掌がやってきて検札していった。



そのあと新青森で購入した駅弁を夕食として喰う。
買い込んだビールもぬるく前に一気に飲んでしまったため、
日中の疲労の蓄積もあって直ぐに眠くなってしまった。
おかげで夜中に目が覚めてしまった。
寝るのが早すぎたのだ。
時間は2:25a.m.で、窓の外を見るとそこは長岡だった。



ここは客扱いする駅ではなかったが、
ここはEF81型電気機関車とEF64型1000番台電気機関車が交換する駅である。
以前に上野から青森まで乗った時は、まだ「北陸」や「能登」が定期運用されていた時代だったため、
車窓からこの二つの列車や交換される機関車を見ることができたが、
今回は上りということもあって停車番線が違うために機回りの電気機関車を観察することもできない。
そこで再び寝てしまった。
寝台特急「あけぼの」は06:58に上野へ到着する。



上野で列車を降りて機関車の写真などを撮ったが、
さすがに疲労が蓄積していて推進回送までは取材せずに山手線で東京まで戻り、
東京駅で新しく開業した「駅弁屋 祭」で鳥取のカレーメンチカツサンド550円を購入する。
最初の予定では上野でモーニングを喰うつもりだったが、
疲労が重なって朝食を喰う気力もなくなってしまっていたため、
自宅に戻ってから喰うつもりで駅弁を購入した。
東京から快速で津田沼まで行き、ここから緩行線で帰る。
今回の旅は雨で泣かされて、予定の半分しか取材できなかったが、
それでも十分に旅を楽しむことができたし、
取材できなかった三笠村はまた次の機会に狙うことにしよう。
雨による三笠村取材の断念は、また北海道に来いという意味が含まれているのかもしれない。
いずれにしろ、近いうちにまた北海道に行くことにしよう。

  −取材結果−

 2012.08.15. 撮影 18枚 3枚
  08.16. 撮影 1062枚 97枚
  08.17. 撮影 1195枚 112枚
  08.18. 撮影 812枚 74枚
  08.19. 撮影 46枚 7枚

  合計   撮影 3133枚 293枚 採用率 9.4%





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