青春の旅立ち−おおさか東線と福塩線



 1.青春18きっぷとJR各線未乗車区間

青春18きっぷは主に学生の長期休み似合わせ、
利用期間内に5回(人)分使用できる企画切符で、
国鉄時代から発売されている全線の普通列車に乗り放題になる。
国鉄分割民営化後もJR各社の各線が乗り放題になる。
同一行程なら1枚のきっぷで複数人が使用することも出来る。

新型コロナウイルス過で旅行の自粛などが呼びかけられていたが、
2021年度も例年通り発売されることになった。
毎年夏季に発売されるこの切符を使って、
夏季休暇を絡めて旅行の計画を企画している。
去年は東京オリンピックの影響でホテルがとれないと思ったが、
そのオリンピックが新型コロナの影響で1年延期になり、
予定通りこの切符を使って1泊2日の旅を3回決行した。
切符は5回(人)分なので、1日は岡山軌道の乗り放題を利用した。
2021年夏もこの切符を利用しての旅を行いたいと思った。
オリンピックの延期でホテルが取りづらくなっているが、
それでも予定は立ててホテルの予約状況に合わせて予定を変更していこう。

2021年1月現在、JR旅客鉄道線で未乗車区間は、

 JR北海道/全区間完乗

 JR東日本
  大船渡線(気仙沼−盛間はBLT化)/一ノ関−盛・全区間未乗車
  気仙沼線(柳津−気仙沼間はBRT化)/前谷地−気仙沼・全区間未乗車
  只見線/西若松−小出(会津川口−只見は運休中)

 JR東海
  飯田線/平岡−天竜峡

 JR西日本
  おおさか東線/新大阪−放出
  福塩線/神辺−塩町

 JR四国/全区間完乗

 JR九州/全区間完乗

となっている。
この中で、JR東日本只見線は2011年7月の新潟・福島豪雨により橋梁などが流出し、
会津川口から只見までの27.6kmは10年近く経った今でも不通で、
バス代行輸送が続けられている。
この区間について、JR東日本仙台支社は2022年中の開通を目指している。
只見線はこの全通を待って挑戦することにして、
残った区間の乗り潰しを2021年夏季の目標としよう。


 2.祝日の移動と日程の決定

2020年は東京オリンピックに併せて、
例年の祝日を臨時に移動させた。
7月第3月曜日の「海の日」を、
開会式前日の7月23日木曜日に移動、
10月第2月曜日の「スポーツの日(旧・体育の日)」を、
開会式の24日金曜日に、
そして本来は8月11日の「山の日」を、
閉会式翌日の8月10日月曜日にした。
新型コロナの影響で東京オリンピックが延期され、
この移動は正直云って意味がなくなってしまったが、
それでも一度移動したものは元に戻すことはなく、
そのままの予定で運用された。

カレンダーが発売された時期には発表されなかったが、
2020年12月21日に祝日の異動が発表された。
7月第3月曜日の「海の日」を、
開会式前日の7月22日木曜日に移動、
10月第2月曜日の「スポーツの日」を、
開会式の23日金曜日に移動、
本来は8月11日の「山の日」を、
閉会式の8月8日日曜日に移動、9日月曜を振替休日とした。

これらの祝日移動の発表を待って旅行の予定を検討した。
今回完乗に挑戦する路線は、
JR東日本大船渡線全線、気仙沼線全線、
JR東海飯田線の平岡から天竜峡までの区間、
JR西日本のおおさか東線の新大阪から放出までの区間、
福塩線の神辺から塩町までの区間である。
1泊2日で大船渡線と気仙沼線の完乗、
日帰りで飯田線、1泊2日でおおさか東線と福塩線の完乗を目指す。
日程としては7月22日木曜日海の日と、
23日金曜日スポーツの日でおおさか東線と福塩線の旅、
8月8日日曜日山の日と9日月曜日の振替休日で、
大船渡線全線、気仙沼線の旅、8月22日日曜日に飯田線の旅を計画した。


 3.1泊2日福塩線とおおさか東線の旅の計画

7月22日木曜日海の日と23日金曜日スポーツの日の、
1泊2日で福塩線とおおさか東線の乗り潰しを計画した。

福塩線は福山から塩町までの78.0kmの路線で、
井原鉄道乗り潰しの兼ね合いで、
神辺から福山までの区間は乗ったことがあるが、
神辺から塩町までの69.6kmは未乗車である。
最初は福山からの乗り潰しを考えたが、
ダイヤ上どうしても上手く予定が組めない。
そこで広島から芸備線で塩町まで行き、
塩町から福山まで戻るルートで検討してみた。

おおさか東線は新大阪から久宝寺までの20.2kmの区間で、
大阪外環状鉄道が第3種鉄道事業者として路線を所有し、
JR西日本は第2種鉄道事業者としてこの区間を営業している。
先行開業区間である久宝寺から放出の区間は乗車済みだが、
2019年3月に延伸開業した放出から新大阪までは未乗車である。
新大阪から新幹線で帰京するとして、
久宝寺から乗ることを考えたが、
福山からの移動であれば山陽本線・東海道本線を行くしかなく、
新大阪から放出の区間を往復する方が早い。
また往復するのもあまり芸がないので、
放出からしし片町線を使って、京橋経由で戻るのも面白い。

これらの案を検討して、以下のような計画を作成した。

 2021年7月22日木曜日海の日

06:00始発の東海道・山陽新幹線「のぞみ1号」で広島まで行く。
10:05広島始発の快速みよしライナーで1時間21分かけ、
11:26三次まで移動してここで昼食を取る。
午後は13:01三次発の芸備線で塩町まで移動し、
ここから福塩線の乗り潰しに挑戦する。
14:55塩町発で府中9分の乗り換えで17:12福山に到着する。
夕食後、福山オリエンタルホテルにチェックインする。

 7月23日金曜日体育の日

福山オリエンタルホテルをチェックアウトして、
08:16福山の山陽本線で09:28東岡山着、
09:35東岡山の赤穂線で播州赤穂乗り換えで11:13姫路、
11:27姫路始発の山陽本線で10分、加古川まで行く。
ここで前回時間が合わずに訪問できなかった、
「かつめしいろはーす」で昼食を喰う。
一度姫路に戻って、12:57姫路始発で一気に新大阪まで行く。
14:25新大阪始発のおおさか東線で放出までのみ乗車区間を乗り潰し、
放出からJR片町線で京橋、大阪環状線で大阪、
そして東海道本線で新大阪まで戻り、
16:15新大阪※−東海道新幹線「のぞみ236号」で2時間30分、
18:45に東京に到着し、総武快速線で帰る。


 4.1泊2日から1泊1日半の予定変更

青春18きっぷの計画とは全く関係ないが、
以前、千葉県がんセンターで悪性リンパ腫を治療し、
そのあと再発がないか定期的に検査を受けている。
そしてその定期検査が7月21日水曜日に予定されている。
つまり旅行の前日に病院受診のため、計画年休を取得することになる。
予約は9:30a.m.で、その前に血液検査が必要になる。
血液検査の結果によってそのあとの診察内容は勿論異なってくるが、
結果に問題がなければ診察、会計を済ませ、
千葉中央バスでJR千葉駅に戻るのは11:00a.m.前後である。
勿論、前の患者に異常があってもそのあとの診察が押してくるため、
一概には云えないが、普段はそのあと千葉駅周辺で昼食を喰い、
日頃出来なかった買い物をして帰宅する。
次の日は06:00の新幹線に乗るため、初電に乗らなければならない。
会社は遅番勤務でまっすぐ帰ってきても帰宅は10:00p.m.を過ぎる。
前日休みということはその分早く就寝できるのでありがたい。
しかし次の日から旅行に行くというのに、
前日折角有給休暇を取得しておきながら、
半日を無駄にするというのは勿体ない気もする。
それに今の勤務シフトでは土曜日も遅番勤務が入っていて、
金曜日に旅行から帰ってきて次の日はまたいきなり勤務となる。
土曜日も遅番なので早起きする必要はないが、
それでも翌日の勤務は少し辛いような気もする。

そこで7月21日水曜日の午後から旅行を決行できないか考えた。
おおさか東線は未乗車区間の乗車距離が11.0kmと短い。
午後から新幹線で新大阪まで行き、往復して新大阪に宿泊すれば、
半日で十分予定をこなせる。
次の日、青春18きっぷを使って広島までの移動は不可能だが、
新幹線を使えば、当日中に福塩線の乗り潰しは可能かもしれない。
7月22日木曜日海の日に帰京すれば、
次の日はまるまる急速に当てることが出来る。
21日水曜午後からの計画実行で予定を立ててみた。

 7月21日水曜日

午前中は千葉県がんセンターを受診、
千葉中央バスで千葉駅まで戻り、総武快速線で東京まで行く。
13:00東京発の「のぞみ229号」で2時間半で新大阪まで行く。
新大阪到着は15:30で、25分の乗り換え時間でおおさか東線に乗り換える。
放出までの乗車時間は15分で、放出すらJR片町線で尼崎まで行き、
ここで夕食を喰い、東海道本線で大阪まで戻って、
ヴィアイン新大阪にチェックインする。

 年7月22日木曜日海の日

ヴィアイン新大阪をチェックアウトして、
08:04新大阪始発の「さくら547号」で1時間29分、
広島着は09:33で32分の乗り換え時間で快速みよしライナーに乗り換え、
1時間21分で終点の三次まで行く。
35分の乗り換え時間で昼食を喰い、
三次から芸備線で塩町までで、ここから福塩線の乗り潰しをする。
14:55塩町から1時間37分で府中まで行き、
9分の乗り換えで31分掛けて福山まで出る。
54分の乗り換えを利用して夕食を喰い、
福山で「のぞみ50号」に乗り、3時間30分で東京まで戻る。


 5.切符の購入と3日前の雨予報

検討の結果、夏季休暇を取得して通院する7月21日水曜の午後から、
大阪入りしておおさか東線を乗り潰す計画の方を実行することにした。
勿論、もし訪問予定地に緊急事態宣言が発令されたら予定を中止、変更する。
3回目の新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言が解除後、
まん延防止等重点措置に移行7月11日日曜日に解除する予定だったが、
感染者数は思ったほど減少せず、むしろ新規感染者が増加傾向にあった。
政府は当初、まん延防止等重点措置を延期する方向で検討していると伝えられていたが、
7月8日に方針を変更、東京都に緊急事態宣言を発令することにした。
しかし居住地の千葉県と今回訪問予定の大阪府にはまん延防止等重点措置が発令中だが、
2日目の訪問地の広島県には緊急事態宣言もまん延防止等重点措置も発令されていない。
宿泊地は大阪府だが、夕食予定の尼崎は兵庫県であり、
今回は旅行を決行出来ると判断した。
既に2月15日月曜日にはヴィアイン新大阪のホームページにアクセスし、
2021年7月21日水曜から禁煙・スタンダートシングル、
1泊朝食付で予約していた。

この計画に合わせて1ヶ月前を待って切符を購入、
6月21日月曜日、この日は京急ミュージアムの見学を決行したが、
幕張まで戻ってきた時に指定席券売機で、
7月21日水曜日分の東京13:00発新大阪15:30着の、
東海道新幹線「のぞみ229号」の指定席特急券・乗車券を購入した。
本当は横浜や桜木町で購入しても良かったのだが、
幕張に戻るまでそのことをすっかり忘れていた。
翌日、6月22日火曜日は計画年休を取得していたが、
用事があって津田沼まで出掛けたため、
津田沼駅の指定席券売機で7月22日木曜日分の、
08:04新大阪発09:33広島着の「さくら547号」の指定席特急券・乗車券、
18:06福山発21:36東京着の「のぞみ50号」の指定席特急券・乗車券を購入した。
「のぞみ50号」は乗車時間が3時間30分のためグリーン車にした。
これでホテルと切符の準備は完了した・・・と思ったが、
肝心の「青春18きっぷ」を買い忘れていた。
そこで7月10日土曜日、この日は通常ならば12:45からの勤務だったが、
私用があって1時間の時間休を取得、13:45からの出社となった。
しかし用事が早めに終わったため、千葉駅の指定席券売機で、
8月9日分の指定席新幹線特急券と乗車券を購入した。
この時に同時に青春18きっぷも購入したのだ。
これで全ての準備は完了した。

しかし7月17日土曜日に日本気象協会のホームページを見てみると、
7月21日水曜日は“曇り一時雨”で降水確率は90%になっていた。
翌日も“晴一時雨”で降水確率60%になっており、2日間ともあるの予報だった。
家を出る時に小雨だったら折りたたみ傘を使用し、
千葉駅で折りたたんでバッグの中に入れ手持ちあることにしよう。
前日に本降りの予想だったらジャンプ傘を購入して対応することにする。
そう考えていたが、前日になったら両日とも降水確率0%になっていた。


 6.フレキシブルな行動計画の策定

7月21日水曜日は午前中、千葉県がんセンターを受診する。
終わってから千葉に戻って、総武快速線で東京まで出て、
東京駅13:00発の東海道新幹線「のぞみ229号」にのって新大阪まで行く。
千葉県がんセンターは定期的な検査のための受診で、
血液検査の結果、主治医の診察を受ける。
予約時間は9:30p.m.で、時間通りに診察されれば、
東京駅13:00発の新幹線には十分に間に合う。
しかし前の予約の患者の診察が長引いたり、
緊急の検査などが入って主治医がそれにつきっきりになったりすると、
診察時間が30分から1時間以上ずれ込むことも、
今までに何度か経験している。
がん専門病院ならではの診察の傾向なのだと思うが、
自分の都合だけで予定を組むことは出来ない。
そこであらゆる可能性を鑑みて計画を立てなければならない。
そこで病院からの帰りのバスの予定や、
それに併せて千葉から東京に移動する総武快速線の列車を、
柔軟に選択出来るように複数の候補を立てて計画を立てた。
また朝食は千葉駅の「そばいち」で取ることにして、
開店時間の7:00a.m.に併せて家を出ることにする。

 2021年7月21日水曜日

 ※青春18きっぷ使用

06:48幕張−総武緩行線・千葉行(10)−06:58千葉[30]

 ※コインロッカー使用
 ※朝食/そばいち

07:28千葉駅−千葉中央バス(21)−07:49千葉県がんセンター[11]

 ※新病棟開門7:30a.m.〜
 ※再来受付は2時間前(7:30a.m.)
 ※採血は8:00a.m.〜
 ※外来受付8:30a.m.〜

 ※9:30a.m.診察

第1候補 10:12千葉県がんセンター−千葉中央バス(26)−10:38千葉駅[49]
第2候補 10:27千葉県がんセンター−千葉中央バス(26)−10:53千葉駅[34]
第3候補 10:34千葉県がんセンター−千葉中央バス(26)−11:00千葉駅[27]
第4候補 10:41千葉県がんセンター−千葉中央バス(26)−11:07千葉駅[20]
第5候補 10:57千葉県がんセンター−千葉中央バス(26)−11:23千葉駅[17]
第6候補 11:04千葉県がんセンター−千葉中央バス(26)−11:30千葉駅[10]
第7候補 11:12千葉県がんセンター−千葉中央バス(26)−11:38千葉駅[12]
第8候補 11:31千葉県がんセンター−千葉中央バス(26)−11:57千葉駅[14]
第9候補 11:40千葉県がんセンター−千葉中央バス(26)−12:06千葉駅[5]

 ※コインロッカー取出

第1候補 11:27千葉−総武快速線・逗子行(40)−12:07東京[53]
第2候補 11:40千葉−総武快速線・逗子行(42)−12:22東京[38]
第3候補 11:51千葉−総武快速線・逗子行(41)−12:32東京[28]
第4候補 12:01千葉−総武快速線・東京行(39)−12:40東京[20]
第5候補 12:11千葉−総武快速線・逗子行(40)−12:51東京[9]

13:00東京※−東海道新幹線「のぞみ229号」(150/2:30)−15:30新大阪[25]

 ※昼食/駅弁

15:55新大阪※−おおさか東線・久本寺行(15)−16:10放出[22]
16:32放出−JR片町線・快速・宝塚行(24)−16:56尼崎[50]

 ※夕食/東来軒 11:00〜23:00

17:46尼崎−東海道本線・快速・米原行(11)−17:57新大阪

 ※ヴィアイン新大阪チェックイン

因みに千葉駅での乗り換え時間は千葉中央バスに乗る時間で変化するため、
千葉中央バスの第1候補から第4候補で千葉まで戻れたら、
総武快速線は11:27千葉発の第1候補、
千葉中央バスの第5候補、第6候補で戻る場合は、
総武快速線は11:40千葉発の第2候補、
千葉中央バスの第7候補で戻る場合は総武快速線は11:51千葉発の第3候補、
千葉中央バスの第8候補、第9候補で戻る場合は、
総武快速線は11:40千葉発の第5候補で東京に向かう。

ただ、千葉中央バスの第9候補では千葉駅の乗り換え時間は5分で、
バスを降りてから改札階までエスカレーターを上がり、
コインロッカーから荷物を取り出すのは5分では絶対無理である。
また総武快速線第5候補も5分で総武快速線ホームから、
新幹線改札口まで移動するのは絶対に不可能である。
最悪、13:00東京発の「のぞみ229号」に間に合わなかったら、
東京駅の新幹線改札前の窓口で間に合うダイヤに、
乗り換えの切符を購入することにする。
その場合、おおさか東線の乗り潰しを、
放出折り返しで新大阪に戻る方法に変更する。
また、最悪の場合はおおさか東線の乗り潰しを断念し、
ホテルに直行してもいい。


 7.病院の受診と乗り間違えたバス−旅の始まり

7月21日水曜日、この日は夏季休暇1回目を取得、
事前の予定では06:48幕張発の総武緩行線に乗る予定だったが、
少し早めにしたく出来たため、1本前の06:44に間に合う。
幕張駅の改札口で青春18きっぷの1回(人)に、
“ありがとうございます JR東日本 7.21 幕張駅”と押印して貰う。



千葉駅まで行ってまず旅行用バッグとカメラバッグをコインロッカーに入れる。
ここからはセカンドバッグに財布と携帯、コンデジとお薬手帳だけを入れ、
千葉県がんセンターまでの往復をする。



コインロッカーは交通系ICカード対応で、Suicaを使用する。
予定より4分早く千葉駅に到着したため、
コインロッカーに荷物を入れて「そばいち」に並ぶ。
今日は平日のため、通勤前と思われるサラリーマンが何人か並んでいた。
「そばいち」には10:00a.m.までの朝定の設定もあるが、
ここは何時も食べているかき揚げそば460円を喰う。



このあと青春18きっぷで千葉駅の有人改札から外に出て、
千葉駅2番バス停で予定通りの07:28発の千葉中央バス、
鎌取駅行きに乗り込む。
このバスは千葉寺を越えた辺りから渋滞に巻き込まれた。
この渋滞の原因は京葉道路に右折して進入する車両のための、
右折渋滞“うせじゅー”だった。
ここを過ぎた辺りから大網街道は流れだし、
予定より少し遅れて千葉県がんセンターバス停に到着する。
旧病棟入院受付から仮設の廊下を渡って新病棟まで行く。
旧病棟は取り壊す予定だったが、
新型コロナ対応の病床として再利用するため、
現在も取り壊されることなく残っている。
そのため新病棟の正門は今でも閉ざされたままである。
自動再来機で受付を済ませ、採血室に移動して採血の順番を待つ。
終わってからB外来診療受付で受付、そのあと血圧を測って診察の順番待ちである。
自分の前に5人くらい診察待ちがいたが、
それでも予約時間の9:30a.m.をちょっと過ぎた辺りに呼び出しがあった。
診察の結果は今回も特に問題はなしということで、安心した。
このあとB外来診療受付で終了の登録をして、
1階に移動し、総合受付で手続きして会計番号を渡され、
モニターに番号が表示されたら自動精算機で支払いをする。
清算後に発行される「診療費請求書兼領収書」に、
次回の外来予約票が一緒に載っている。
このあと病院を出て、バス停に行く。
ちょうど来たバスに飛び乗るが、これがまさかの蘇我駅行きだった。
ほとんどのバスが千葉駅行きなのだが、
何本かに1本の割合で蘇我駅行きも混じっている。
予定していた第1候補より1本前に乗れたと思ったが、
それが蘇我行きのバスだったのである。
とほほ・・・。


 8.開幕2日前の時計と東京駅の予定変更

千葉中央バスがんセンターバス停から乗ったバスが、
まさかの蘇我駅だった。
仕方がないのでそのまま蘇我駅まで行くことにする。
料金的には千葉駅に行くのも蘇我駅に行くのも同じである。



仕方がないのでここから外房線で千葉まで行く。
今回は朝から青春18きっぷを使っているので、
経済的な損失は一切ない。
ただ、折角時間通りに診察が終わったのに、
外房線で千葉に移動する時間がロスになる。
がんセンターバス停で慌てて乗らず、
1本待って第1候補の10:12発に乗っていれば、
ダイヤ通りなら千葉駅に10:38に到着していた筈である。
蘇我駅の方が千葉駅より物理的に近いため、
バスを降りた時間は手元の時計で10:25a.m.で、
成東始発の東金線が大網から外房線に乗り入れてきた、
10:28発の千葉行きに乗り込む。
これは10:34に千葉に到着し、
結局バスで千葉駅まで来るのと変わらない。
むしろホームの中に4分前に到着したので、
結果的には7分〜8分の前倒しになった。
コンコースに上がり、朝荷物を預けたコインロッカーに行き、
荷物を取り出して10:40千葉発の内房戦快速に乗り込む。
千葉で時間を無駄にしなかったため、
結局東京駅地下ホームには11:22に到着した。
総武快速線に直ぐに乗ったため、
東京駅の乗り換え時間が約1時間半となった。
まずは青春18きっぷで東京駅の有人改札を出る。
丸の内側に出てここから新幹線切符で入場するが、
その前に折角なのでオリンピックのカウントダウン時計を見に行く。



これは2020年からずっと設置されていて、
1年延長されたため、その分設置期間も長引いた。
この時は「東京2020オリンピック競技大会
開会式まであと2日8時間30分52秒」と表示されていた。
このあと予定通り新幹線の切符で自動改札を入場する。



在来線ホームに上がり、
E257系2000番台「踊り子」などを取材する。
しかし考えてみればまだ「のぞみ229号」の時間まで約1時間ある。
そこで青春18きっぷで有人改札を出て、
地下の東京ラーメンストリートに行き、ここで昼食を取る。
ここでは以前、「東京駅 斑鳩」と「東京煮干し らーめん玉」には入ったことがある。
そこでまだ食べたことのない店として、
「塩らーめん専門店 ひるがお」に入店する。
ここで塩らーめんを堪能し、
青春18きっぷで再び有人改札を入場し、
新幹線切符で東海道新幹線自動改札を入場する。


 9.東海道新幹線N700Sの台頭とサンドイッチ

新幹線改札口を新幹線切符で入場、ホームに上がる。
少し早めに上がったため、まだ「のぞみ229号」は入線していなかった。
隣のホームに停車中の新幹線はN700Sだった。



思ったよりも簡単にN700Sが簡単に目撃出来るようになっていた。
N700Sは東海道・山陽新幹線に投入された新型車両で、
2020年7月より運用開始された。
東海道・山陽・九州新幹線は九州新幹線で800系が使われてしまったため、
700系の次がN700系、その改良版がN700Aとなっており、
前面デザインが変更されたにもかかわらず、
N700Sという名称になってしまった。
「S」は“Supreme”の頭文字から来ており、
「最高の」とか「究極の」の意である。
現在既に12編成が運用されているようであり、
今後も700系を置き換えていくことになるだろう。
東海道新幹線区間はN700AとN700Sに統一される日も近いだろう。
またN700Sは2022年秋に武雄温泉から長崎の区間で部分定開業する、
西九州新幹線、旧の呼び名でいえば九州新幹線長崎ルートでも、
6両編成の導入が計画されており、水戸岡鋭治氏のデザイン画も公開されている。

ベンチで待っていると制服を着た清掃員がホームドアの出入り口に整列し始めた。
列車が入ってくると一礼してこれを迎える。



到着して乗客が降りると、清掃員が中に入り清掃を始める。
折り返し待ちの数分間の間に一気に清掃する。
気持ちの良い旅のために大切なプロの仕事である。



「のぞみ229号」は東京を13:00に発車し、
終着は新大阪で到着予定時間は15:30、2時間30分の旅である。
乗り換え時間で塩ラーメンは喰ったものの、
車内でも軽く何かつまみたいと思い、
ホームの売店でたっぷりタマゴサンド530円と水を買い、車内で喰う。



今日は午後からの旅ではあるが、午前中も病院受診のため、
朝早くから行動していたため、サンドイッチを喰い終わる頃には、
眠気に誘われ、爆睡し、目が覚めたのは名古屋を過ぎた辺りだった。
予定通り、15:30には新大阪に着いたものの、
車内ということもあってマナーモードにしていたスマホを見て、
着信が2件入っていることに気付いた。


 10.おおさか東線の完乗と尼崎の夕食

東海道新幹線「のぞみ229号」は定刻通りに新大阪に到着した。
新大阪での乗り換え時間は25分で、
予定ではこの乗り換え時間にいったん改札外に出て、
コインロッカーに旅行用バッグを入れ、
カメラバッグだけを持って再入場し、
おおさか東線の乗り潰しを決行することにしていた。
しかし新幹線の車中で携帯に着信が2つあるのを見つけた。
ひとつは会社からで、今日は夏季休暇中だったが、
どうしても緊急に訊きたいことがあるということだった。
もう一つは区役所からで、こちらも折り返しする必要があった。
そこで新幹線改札を出てから在来線ホームに下りた。
コンコースは以外と人の会話や構内放送などでうるさい。
ホームの端の方に行けば少しは静かに電話出来るのではないかと思った。
2件の着信に折り返しして用事を済ませた。
しかしここでだいぶ時間を使ってしまったため、
コインロッカーの使用は諦め、
電話をしたホームから発着するおおさか東線久本寺行きを待つことにした。
少しして折り返しの201系おおさか東線が入線してきた。



首都圏ではほとんど見掛けることのない、
国鉄時代の直流通勤形車両だが、関西圏ではまだ延命している。
またホームの反対側には287系「パンダくろしお」が入線してきた。



これはSustainable Smileと呼ばれる、
アドベンチャーワールドとJR西日本との、
SDGsを応援するラッピング列車だった。
これを取材して15:55新大阪発のおおさか東線で、
延伸開業区間の放出までを乗り潰す。
乗車時間は15分で、放出では改札の外には出ず、
そのままJR片町線のホームに移動し、
16:32発の快速・宝塚行に乗り込む。
JR片町線はここからJR東西線に乗り入れ尼崎まで行く。
尼崎からは福知山線に直通して宝塚まで行く。
24分の乗車で尼崎に到着する。



この駅は未取材だったため、駅取材するが、
その前に南口の駅前にある「東来軒」で夕食を喰う。
ここは非の打ち所のない“町中華”だった。
食後に北口に渡って十分に駅取材して、
17:28尼崎発の東海道本線京都行各駅停車に乗り込む。
新大阪に到着したのは17:44だった。



これで1日目の予定は終了である。
あとは青春18きっぷで有人改札を出て、
酒のつまみなどを買い、
予約していたヴィアイン新大阪にチェックインする。


 11.新大阪の夜と朝−たこ焼きと朝食バイキング

新大阪駅に到着し、在来線改札口を青春18きっぷで出る。
荷物は持ったままの移動だったため、
新大阪駅内にある店で部屋飲みのための酒やつまみを購入、
事前にネット予約していたヴィアイン新大阪に行く。



ここはスマートチェックインプランで予約、
本来だったらアプリを使用して非対面のチェックインが出来るが、
アプリはダウンロードしたものの、
やり方が分からずフロントの方に教えて貰いながら、
何とかスマートチェックインが出来た。
事前に予約していた場合、
予約情報をアプリのQRコードでチェックイン機に読み込ませるだけ、
今回は登録情報に不備があったため、
その場で住所などを登録する必要があったが、
次回からはそのままチェックインすることが出来る。



部屋はスタンダートシングルで、寝るだけなら十分である。
部屋に入ってカメラのメンテナンスをしてから、
新大阪駅のEntree Marcheやセブンイレブンで購入した、
いかから揚げせんべいやビール、ハイボール、
更にくくる新大阪店で買ったたこ焼き10個入りなど。



たこ焼きといかから揚げせんべいをつまみに、
JR西日本限定「麦わらびいる」やハイボールなどを飲む。

翌朝は6:30a.m.を待って1階「はるかルーム」に行く。
何時もなら時間前から行列が出来ていたが、
やはり利用客が少ないのか、待っている人はおらず、
1番乗りで無料バイキングの朝食を喰う。



玉子パン、カレーパン、クロワッサン、オムレツ、ハム、
ポテトサラダ、生野菜、オレンジジュース、ポタージュなど。
新型コロナウイルス感染対策のためか、
全て小皿に取られていて、ラップがかけられている。
パンも全て個包装だった。



今回はパン食にしたが、
ご飯も炊飯器からお茶碗に装うタイプではなく、
おにぎりとして提供されていた。
ビジネスホテルでの宿泊の楽しみは、
翌朝の無料バイキングの朝食だが、
新型コロナの感染拡大の影響はこんなところにも出ている。
部屋に戻って歯を磨き、荷物をまとめてホテルを出る。
帰りもチェックイン機にルームキーを返すだけで終了である。


 12.山陽新幹線「さくら」と三次の95分

ヴィアイン新大阪を出て、新大阪駅に向かう。
7月22日木曜日海の日、今日も朝から蒸し暑く、
蝉時雨が駅までの道に降り注いでいた。
在来線改札口を過ぎて、新幹線改札口から入場する。



新大阪から山陽新幹線「さくら547号」で広島まで移動する。
山陽新幹線は東海道新幹線の延伸区間でもあり、
列車愛称名も東海道新幹線と同じ、
「のぞみ」、「ひかり」、「こだま」の愛称を使用する。
しかし九州新幹線が新八代から博多まで延伸し、
相互直通したため、九州新幹線の愛称の列車も走るようになった。
そのため九州新幹線区間のみで走る「つばめ」以外の、
「みずほ」、「さくら」が乗り入れることになった。
つまり5つの愛称名が混在することになった。
折角なので、新大阪から広島までは、
九州新幹線用のN700系に乗りたいと思い、
敢えて「さくら」に乗り込むことにしたのだ。



九州新幹線「さくら」は東海道新幹線で云えば「ひかり」のグレードで、
新大阪から広島までは1時間21分の旅である。
乗り込んだ車両はN700系7000番台S5編成だった。
九州新幹線用N700系はJR西日本所属は7000番台に区分、
JR九州所属は8000番台に区分されている。
しかも九州新幹線のN700系は、
自由席は3+2の5列配列だが、
普通車指定席もグリーン車と同じ2+2の4列配列なのである。
予約した席は4号車3番D席だが、
乗り込むと何とおじさんが座っていた。
声をかけると8号車3番D席と勘違いしたらしい。
自分も座り間違いは何回かやらかしているので、
他人を責めることは出来ない。

「さくら547号」を広島で下車して、
新幹線改札口から在来線コンコースに出る。
最初はそのまま三次まで行こうと思ったが、
時間があったため在来線改札口まで行き、
ここまでの新幹線切符の持ち帰りを依頼、
ついでに青春18きっぷの2回(人)のところに、
「(西)(代)広島駅 7.22 入鋏済」と検印を貰う。
ここから10:05広島始発の快速みよしライナーで三次を目指す。
乗車時間は1時間21分で、気動車の心地よい振動が眠りに誘う。
三次に到着したのは11:26だった。



三次での乗り換え時間は1時間35分で、
時間も十分にあるため事前にネットで探しておいた、
「BISTRO HOUSE TAKIYA」昼食を喰うことにした。
ここから芸備線で塩町を目指すのだが、
さすがに時間が余ってしまった。
少し時間が早かったが、改札を入場、
測線に留置中の車両などを取材し、芸備線列車の入線を待つ。
留置中の車両でキハ120 332だけがエンジンが掛かっていて、
これが芸備線に充当されるのだろう。
案の定、係員が乗り込み、一度駅の先に移動してから、
ポイント切り替わりを待ってホームに入線してきた。


 13.芸備線の憂鬱と塩町の102分

三次駅で乗り込んだ芸備線は備後落合行きで、
思った以上に混雑していた。
芸備線はネット上で廃止に関する噂が流れており、
JR西日本は沿線自治体と、
今後の利用促進について協議する方針だそうだが、
逆を云えば廃線という結論もあるということだ。
実際、三江線は全線が一気に廃線となったこともあり、
芸備線についても廃止の噂が絶えない。
そのため廃線前に乗っておこうという鉄道ファンが集まったのかもしれない。
芸備線キハ120 332に乗車して12分、
13:13に塩町に到着、ここで下車する。



ここで下車したのは自分以外には女子校生がひとりだけで、
満員のキハ120はそのまま備後落合に向かって走って行った。
塩町は1面2線で三次方面から駅前で分岐し、2線構造になる。



そのまま備後落合方面に2線のまま敷設され、
クロスポイントを超えてひとつは芸備線備後落合方面、
もう一つは福塩線福山方面に伸びていく。
塩町での乗り換え時間は1時間42分で、
駅舎取材しか仕事がなく、時間を持て余してしまう。



塩町は芸備線と福塩線の分岐駅で、
島式1面2線でホームと駅舎とは地下通路で結ばれている。
駅舎の中の時刻表を見ると、臨時列車の設定もあるみたいだが、
残念ながら今日は予定日ではなかった。
更に駅の掲示物で近くにバス停があることを知る。
福塩線で次に向かう府中までのバスもあるようで、
1時間以上待っているのならバスの方が早いかもしれない。
そこで駅に貼り出されていた地図を頭に入れ、
バス停まで歩いてみることにした。
道は上り坂で、夏の日差しが厳しい。
漸くバス停まで到着した。



しかしそこで目が点になった。



平日はバスがあるものの、土曜、日曜、休日は運休なのである。
今日は海の日で、休日なので運休だった。
仕方がないので再び塩町駅まで戻り、
三次から直通する福塩線列車が来るのを待った。



 14.非電化と電化−福塩線の完乗

福塩線は山陽本線福山から芸備線塩町を結ぶ地方交通線で、
全線単線福山から府中は直流電化、府中から塩町は非電化区間である。
営業距離は78.0kmで、全27駅である。
1911年に設立された両備軽便鉄道が、
1914年7月21日に両備福山から府中町(現・府中)が開業、
1933年9月1日に国有化され、福塩線となる。
両備軽便鉄道は1922年4月9日に、
高屋線として神辺から高屋までの区間が開業したが、
この区間は買収されず、神高鉄道に譲渡され、
1940年井笠鉄道神辺線となったが、
戦後の1967年に廃止された。
国有化された福塩線は同年11月15日に福塩南線に改称、
同時に福塩北線として田幸(現・塩町)から吉舎までが開業、
1935年11月15日に上下まで延伸、
1938年7月28日に府中町まで延伸して全通した。
福塩南線は福塩北線に編入され、福塩線に改称された。
1935年12月14日に横尾から福山間までの区間が新設され、
横尾から両備福山の区間は廃止された。

駅舎に戻って待合室で列車の到着を待つ。
そして予定の5分前になってホームに移動する。
ホームの進行先を示すランプは「福」の方が点灯する。



そして遠くからキハ120系の接近が確認出来た。



三次から直通する福塩線の列車は14:55に塩町に到着した。
芸備線に直通する列車は立ち客も含めて満員状態だったが、
福塩線に入るこの列車はそれほど混んでいなかった。
ここから1時間37分かけて府中まで行く。
府中から電化路線になるため、105系に乗り換える。



府中での乗り換え時間は9分で、この時間で駅取材を強行する。
電車のホームが駅舎に隣接したため、
そのまま外に出て駅舎取材し、電車に戻る時間は十分だった。
府中から福山までは46分で、17:27に福山に到着する。


 15.福山の計算間違いと3食目のラーメン

福山に到着したのは12:27で、事前に用意した予定表には、

 16:41府中−福塩線(31)−17:12福山[54]

と書いていたが、実際の乗り換え時間は39分しかなかった。
福山は福塩線電化区間の終着駅で、乗客の全員が下りる。
そのため、階段が混雑して改札を出るのにも時間が掛かってしまった。
予定では以前訪問したことがある、
「ともんちゃ」で夕食を喰うことにしていたが、
人気店でもあり、また新幹線ホームに上がるのにも5分はかかる。
綾里が直ぐに提供されなければ間に合わないかもしれない。
そこでこの洋食店での外食は諦め、
駅に併設されている駅蕎麦店で夕食を喰うことにした。



福山駅南口“ばら公園口”の「あじわい処 麺」で福山らーめん560円を喰う。
7月21日水曜の昼食は東京駅「ひるがお」で塩ラーメン、
夕食は尼崎の中華店「東来軒」でラーメンセット、
22日木曜の夕食も福山ラーメンと考えてみれば今回の旅では、
ラーメンが3食になってしまった。
しかもそのうち2回は予定にないラーメンである。
まあ、好きだからいいけれど・・・。
このあとお土産やビール、つまみなどを買い、
新幹線切符で約10分前に改札を入場する。



ここから18:06福山発の東海道新幹線「のぞみ50号」で東京を目指す。
東京までは3時間30分の旅で、
時間が長いのでグリーン車で指定席を予約していた。


 16.雨警戒の2分遅れと予定通りの終了−旅の終わり

新幹線改札口で入場し、売店で更にビールなどを購入しホームに上がる。
ホームからは福山城の一部が見える。



東海道新幹線「のぞみ50号」は18:06に福山に到着する。
グリーン車8号車15番D席を予約していた。



スマホのバッテリー残が14%になっていて、
まずは座席にあるコンセントに充電器を繋ぎ、スマホを充電する。



そのあと構内の売店で買ったおがたのじゃこ天をつまみに、
瀬戸田レモンを愉しむ。
これはJR西日本岡山管区の売店で売られている、
瀬戸田レモンを使ったチューハイ、レモンハイである。



乗車前の売店で水を買うのを忘れたため、
車内販売で購入する。



車掌が車内放送で、大雨のため一部区間で、
速度を落として走行していると云っていた。
そのため東京駅には2分遅れの到着予定とのこと。
新横浜には2分遅れだったが、東京には定時に到着した。
東京から21:47発の総武快速線で津田沼まで戻り、総武緩行線で帰宅する。


 17.補遺−緊急事態宣言と青春の残像

本来の予定では7月21日水曜日の夏季休暇と、
7月22日木曜日海の日の1泊2日でおおさか東線と福塩線の旅をしたあと、
8月8日日曜日山の日と9日月曜日の振替休日で大船渡線全線、気仙沼線の旅、
8月22日日曜日に飯田線の旅を計画していた。
しかしおおさか東線と福塩線の旅から帰ってきた翌日、
新型コロナの感染拡大が話題となり、
「全国で第5波に入ってきている」と報道された。
7月12日に東京都と沖縄県に出されていた緊急事態宣言が、
7月31日には千葉県、埼玉県、神奈川県、大阪府に拡大された。
居住地の千葉県に緊急事態宣言が発令された段階で、
このあとの青春18きっぷの旅は計画は中止せざるを得ない。

既に購入していた特急や新幹線の切符は8月4日水曜日、
出社前に津田沼で下車してみどりの窓口で全て払い戻し手続きする。
新型コロナ過が理由の場合、手数料はなしだった。
8月8日日曜日分のホテルルートイン大船渡の予約を、
ホームページからキャンセルした。

残り3回(人)分は全く浮いてしまった。



そこで8月16日月曜日、この日は会社は休みだったが、
私用があって千葉に行かなければならず、
ここでSuicaは使わず、青春18きっぷを使用することにした。
午前中に家を出て、幕張駅の改札口で青春18きっぷの3回(人)に、
「ありがとうございます JR東日本 8.16 幕張駅」と押印して貰う。
用事が終わって千葉駅まで戻ってから、
折角青春18きっぷで日本全国のJR線に乗れるのだから、
普段行くことのない場所で昼食を喰おうと思い、
外房線で土気まで出て事前に調べておいた、
「とんかつ一番かつかわ本店」に行こうと思った。
事前に地図をネットからコピーしてそれを見ながら行ったのだが、
場所が分からず行くことができなかった。
この日は家を出る時は曇りだったが、
昼過ぎから雨が降り出し、土気で下車する頃には本降りになっていた。
折りたたみ傘は持っていたものの、足下はびしょ濡れになり、
途中で気力がなくなりここでの昼食は断念、
以前、ラーメン店に行った鎌取まで戻った。
しかし雨はまだ本降りで記憶でラーメン店を探す気にはなれず、
駅前のゆみ〜る鎌取に入り、
飲食店フロアで見つけた「福星飯店」で昼食を喰った。
このあと外房線で千葉まで戻り、
エキナカで買い物をしてから総武緩行線で帰宅した。

翌週の8月22日日曜日は良く晴れていた。
そこで青春18きっぷの4回(人)を使って昼食を喰いに行こうと思い、
先週たどり着けなかった「とんかつ一番かつかわ本店」に行くことにして、
幕張駅の改札口で青春18きっぷの4回(人)に、
「ありがとうございます JR東日本 8.22 幕張駅」と押印してもらい、
総武緩行線で稲毛に出て、外房線直通の総武快速線に乗り換え、
土気まで行って「とんかつ一番かつかわ本店」に行く。
前回は駅の出口を逆に出てしまったようで、
今回はちゃんと家でシミュレーションしていてちゃんとたどり着けた。
駅取材して土気から12:02上総一ノ宮行きで終点まで行き駅取材する。



13:24上総一ノ宮始発で千葉まで戻り北口を取材、、
総武緩行線で新検見川まで行って駅取材して再び千葉まで戻り、
エキナカで買い物してから総武緩行線で帰宅する。

残り1回(人)分は8月29日日曜日に使おうと思い、
前回は外房線だったので、今回は同じ県内の内房線で昼食を喰うことにした。
当日は晴れで青春18きっぷ5回(人)に、
「ありがとうございます JR東日本 8.29 幕張駅」と押印してもらい、
08:04で千葉に出て「そばいち」で朝食喰う。
内房線は蘇我から青堀までの各駅は取材済だが、
長浦、袖ヶ浦は2007年2月の取材だったため、
何時の間にか駅舎がリニューアルしていて、
午前中にこれを取材する。
袖ヶ浦を10:55発の電車に乗り木更津まで出る。
しかし予定していた「日進軒」というとんかつ店は準備中だった。
ネット情報では日曜営業になっていたが、コロナ過なので休業していたのかもしれない。
仕方がないので木更津での昼食は諦め、
11:29始発の内房線で先に那古船形に行きここで駅取材する。



ここはいずれ行ってみたいと思って駅で、瀟洒な木造駅舎が魅力的である。
12:49に上り内房線で君津まで戻り、昼食を喰えるところを探し、
「台湾料理・スタミナ食堂」で鶏肉の味噌炒め定食を喰う。
14:50君津始発で千葉まで戻ろうと思ったが、
五井で留置中のキハ200形を見つけて急遽ここで下車してこれを取材する。
このあと千葉まで戻り、エキナカで買い物して16:21始発三鷹行きで帰宅する。





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