北陸山陰北九州の旅



  1.鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷの旅再び

去年、偶然「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」を見つけ、
1泊2日で東海道本線の旅を企画し、
1日目に名古屋まで行き、2日目に神戸まで行って大阪まで戻り、
大阪環状線各駅取材をして新大阪から新幹線で帰った。
残り1日は“土合で気合いだ!”と称して上越線土合駅の取材を計画した。
結局時間の取り方を間違えて吾妻線に乗り、
そのまま万座・鹿沢口まで行ってしまい、
結局土合までは行けなくなってしまったが・・・。
「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」はその名の通り、
10月14日の鉄道の日を記念して発売されるもので、
鉄道の日を挟んだ2週間、
1券片で3回、或いは3人まで使えて、
JR各社路線全線の快速と普通の自由席及び宮島航路が、
一日乗り放題になるという切符である。
価格はおとな\9,180。
つまり「青春18切符」の縮小版と位置づければいいだろうか・・・。
春休みに「青春18きっぷ」で西へ、北へ、
そして“土合で気合いだ!リターンズ”と称して去年出来なかった土合取材をする。
各駅停車及び快速しか乗れないという厳しい制限での取材は、
ほぼやりたいことはやってしまったという感じでいたが、
いろいろと「駅すぱあと」を見ているうちに新しいアイディアが浮かんできた。
それは山陰本線の旅であった。
山陰本線は山陽本線と比べると接続があまり良くなく、
また単線区間も多いために時間もかかる。
それに山陰地域までのアクセスに時間がかかり、
ことし3月に「青春18きっぷ」で西へ旅をした同じ行程で、
山陽本線の移動を山陰本線の移動に変えたルートを考えたが、
2泊3日では正直云ってきつい。
前回は幕張から始発で出て東海道本線を進んだが、
全く同じルートを進むのも正直云ってつまらない。
何かいい方法はないかといろいろと考えた。

2006/01/02 13:58


  2.予定決定

最初は飛行機か新幹線で大阪移動を考えた。
京都から山陰本線は伸びている。
だが「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」で2回も飛行機を使うのは面白くない。
そこで新幹線の移動を考えた。
「のぞみ1号」が06:00東京駅発で新大阪到着は08:32になる。
しかしよく考えたら京都から山陰本線に行くのだから、
無理して新大阪まで行くことなく、京都で下車すればいいことに気がついた。
「のぞみ1号」の京都到着は08:16になる。
ここから直ぐに山陰本線を行って九州まで行くルートを検討する。
しかしよく考えてもう一つの計画を思いつく。
それは前回の金沢旅行で木曜夜から夜行列車で金沢に行くルートをとったが、
それなら06:23には金沢に到着できる。
北陸本線からずっと日本海側を渡って山陰本線に入り、
そのまま関門海峡を渡って九州入りし、
福岡空港から飛行機で帰るルートに変更して予定を立てる。

10月20日(木)

18:38姉ヶ崎※−内房線・上り2130M(25)−19:03千葉[10]
19:13千葉※−総武緩行線・上り1947B(9)−19:22幕張[106/1:46]

 ※シャワー、支度

21:08幕張−総武緩行線・上り2013C(42)−21:50秋葉原[6]
21:56秋葉原−山手線・外回り2102G(4)−22:00上野[62/1:02]
23:02上野※−寝台特急「北陸」3011−

10月21日(金)

−寝台特急「北陸」3011(441/7:21)−06:23金沢[34]
 ※06:35急行「能登」5番線
06:57金沢※−北陸本線・上り320M(75/1:15)−08:12芦原温泉[29]
08:41芦原温泉※−北陸本線・上り326M(58)−09:39武生[45]
 ※福井鉄道福武線武生新駅取材
10:24-10:30武生−北陸本線・上り326M(32)−11:02敦賀[60/1:00]
12:02敦賀※−小浜線・上り932M(111/1:51)−13:53東舞鶴[18]
14:11東舞鶴※−舞鶴線・上り・特急リレー334M(30)−14:41綾部[5]
14:46-47綾部−山陰本線・下り1135M(12)−14:59福知山[20]
15:19福知山※−山陰本線・下り437M(72/1:12)−16:31豊岡[11]
16:42豊岡※−山陰本線・下り181D(68/1:08)−17:50浜坂[29]
18:19浜坂※−山陰本線・下り543D(50)−19:03鳥取

 ※東横イン鳥取駅南口チェックイン

10月22日(土)

 ※6:30a.m.起床、朝食
 ※7:30a.m.チェックアウト

 ※07:58-08:07寝台特急「出雲」
08:14鳥取※−山陰本線・下り233D(136/2:16)−10:30米子[40]
11:10米子※−境線・下り1647D(40)−11:50境港[7]
11:57境港※−境線・上り1650D(41)−12:38米子[13]
12:51米子※−山陰本線・下り3455D(225/3:45)−16:36益田[4]
16:40益田※−山陰本線・下り1579D(106/1:46)−18:26長門市[3]
18:29長門市※−山陰本線・下り825D(108/1:48)−20:17下関

 ※ホテル38下関チェックイン

10月23日(日)

 ※6:30a.m.起床、朝食
 ※7:30a.m.チェックアウト

07:58下関※−鹿児島本線・下り5525M(6)−08:04門司[80/1:20]

 ※08:46-58寝台特急「はやぶさ」
 ※08:46-09:10寝台特急「冨士」

09:24門司−日豊本線・下り5533M(8)−09:32小倉[19]
09:51小倉※−日田彦山線・下り941D(65/1:05)−10:56田川後藤寺[21]
11:17-18田川後藤寺−日田彦山線・下り943D(15)−11:33添田[16]
11:49添田※−日田彦山線・上り950D(15)−12:04田川後藤寺[84/1:24]
13:28田川後藤寺※−日田彦山線・下り951D(66/1:06)−14:34日田[8]
14:42日田※−久大本線(ゆふ高原線)・上り1852D(1:05/65)−15:47久留米[15]
16:02久留米−鹿児島本線・下り2359M(45)−16:47銀水[8]
16:55銀水−鹿児島本線・下り5349M(8)−17:03荒尾[10]
17:13荒尾−鹿児島本線・上り2368M(111/1:51)−19:04博多[17]
19:21博多−福岡市営地下鉄空港線490C(5)−19:26福岡空港[34]
20:00福岡空港−JAL1736便(90/1:30)−21:30羽田空港

この計画で鳥取と下関のホテルをホームページで探し、
鳥取では東横イン鳥取駅南口を、下関ではホテル38下関を取る。
また帰りの飛行機もホームページで探し、
ANAとJALのホームページにアクセスし、
ANAの超割はすでに完売しており、
JALのバーゲンフェアでJAL1736便の予約を取る。
ことは1ヶ月前を待って「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」を購入するだけだ。
この時はまだそう思っていた。

2006/01/02 19:23


  3.目が点!−計画中止

ホテルの予約をしてJAL1736便のバーゲンフェアで飛行機も押さえ、
いよいよ1ヶ月前の「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」の発売を待つだけとなった時、
JR東日本のホームページをみて目が点になった。
「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」の利用期間が、
10月1日土曜日から16日日曜日になっている。
10月14日が鉄道の日なのでその前後1週間ずつが期間と思っていたのだ。
だが実際は1日から16日と前半にずれていた。
そこで前回の期間を調べてみたのだが、
やはり10月2日土曜日から15日の金曜日までと前半だった。
これで予定が大幅に狂ってしまった。
バーゲンフェアの申込期間はもう過ぎてしまっているし、
この期間は割引期間には当たらない。
これではこの計画を遂行することは出来ない。
前倒しにして実行しようかとも思ったが、
飛行機は既に1ヶ月前では思い通りに取れないし、
正規料金で利用するのであればこの切符を使う意味もあまりない。
安い料金で日本全国に旅が出来るというのがこの切符の魅力なのだ。
そこでいろいろと考えた結果、今回の計画は中止することにした。
ネット上からJAL1736便のチケットを解約し、
2つのホテルには電話してキャンセルした。
JALのバーゲンフェアは規定で半額しか戻ってこないが・・・。
こうしてわざわざ10月21日金曜日に有休を取ってしまったのに、
3日間、自宅でゴロゴロすることになってしまった。
この時はそう思っていたし、そうするつもりでいた。
しかし偶然姉ヶ崎駅で会社の帰りに見つけた1枚のパンフレットが、
新しい旅に誘った。

2006/01/02 23:41




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