卯月関西純情物語



  1.諸般の事情の関西旅行

4月12日土曜日から1泊2日で関西旅行に行った。
去年、一昨年は夏休みに所定休日1日をつけて2泊3日の旅にしていたが、
今年は前倒しで、しかも土日の2日間だけである。
・・・というのも、4月12日には小田和正のコンサートツアー、
明治安田生命presents「KAZUMASA ODA TOUR 2008『今日も どこかで』」が神戸であり、
そのために急遽、関西旅行を組んだのである。
平日は仕事があるために東京でのコンサートに行くことは出来ない。
特に千葉に転勤し、しかも遅番シフトになっているので、
仕事が終わった時間には既にライブが終わる時間になっている。
そこで土曜日に開催される会場まで泊まりがけで行くことにした。
ちょうど良いのが4月12日土曜日に神戸の神戸ワールド記念ホールのライブである。
一般発売は3月15日だが、
事前に飛行機の手配をしておかないと、取れた時に足が確保できない。
そこでANAの「旅割」を利用して往復のチケットを先に予約しておく。
そして同時にスルッとKANSAIの2dayチケットを利用した鉄道取材を企画する。
朝早い便で関空まで行き、翌日は夕方の便で羽田まで戻ってくる。
コンサートチケットが取れた時は神戸で一泊し、
取れなかった時は大阪泊を考えて旅の企画をした。

4月12日(土)

05:29幕張−総武緩行線・上り−06:10秋葉原
06:14秋葉原−山手線−06:23浜松町
06:30浜松町※−東京モノレール−06:51羽田空港第2ビル
07:25羽田空港−ANA141便−08:40関西空港
 ※スルッとKANSAI 2dayチケット引換
08:55関西空港−南海電鉄空港線2118−09:03泉佐野
09:19泉佐野−南海電鉄本線6813−09:55和歌山市
10:32和歌山市−JR紀勢本線7234M−10:38和歌山
11:01和歌山−わかやま電鉄貴志川線・おもちゃ電車1101−11:18伊太祁曽
11:53伊太祁曽−わかやま電鉄貴志川線・いちご電車1103−12:05貴志
12:14貴志−わかやま電鉄貴志川線・いちご電車1200−12:47和歌山
13:17和歌山−JR紀勢本線7241M−13:23和歌山市
14:00和歌山市−南海電鉄本線0806−14:57難波
15:15なんば−大阪市営地下鉄御堂筋線320−15:38梅田
15:50梅田−阪神電鉄本線1511S−16:21三宮
 ※東横イン神戸三ノ宮Uチェックイン
17:10三宮−神戸新交通ポートアイランド線265−17:20市民広場
 ※神戸ワールド記念ホール KAZUMASA ODA TOUR 2008
21:07市民広場−神戸新交通ポートアイランド線178−21:17三宮

4月13日(日)

 ※東横イン神戸三ノ宮Uチェックアウト
08:01三宮−阪神電鉄本線9070S−08:31梅田
08:52梅田−大阪市営地下鉄御堂筋線87−09:05動物園前
 ※阪堺電軌 てくてくきっぷ\600購入
 ※阪堺電軌 阪堺線今池−住吉間各電停、東湊、帝塚山四丁目
17:19恵美須町−大阪市営堺筋線−17:21動物園前
17:25動物園前−大阪市営御堂筋線−17:58千里中央
18:07千里中央−大阪モノレール−18:19大阪空港
19:00伊丹空港−ANA038便−20:10羽田空港

そしてチケットの一般販売日の3月15日土曜日、
9:00a.m.過ぎに起床し、10:00a.m.からずっとローソンチケットなどに電話を掛けまくったが、
ずっと掛け続けたにもかかわらず全く繋がらず、
繋がった時にはローソンチケット、チケットぴあ、CNプレイガイドとも、
「予定枚数を終了しました」になっていた。
とほほ・・・。
何となく予想はしていたが、結果的には単なる関西旅行になってしまった。
いろいろ迷った挙げ句、最終的に以下のような計画に修正した。

4月12日(土)

05:29幕張−総武緩行線・上り581B(41)−06:10秋葉原[4]
06:14秋葉原−山手線・外回り501B(9)−06:23浜松町[7]
06:30浜松町※−東京モノレール・下りF0613(21)−06:51羽田空港第2ビル[34]
07:25羽田空港−ANA141便(75/1:15)−08:40関西空港[15]
 ※スルッとKANSAI 2dayチケット引換
08:55関西空港−南海電鉄空港線・上り2118(8)−09:03泉佐野[15]
09:19泉佐野−南海電鉄本線・下り6813(23)−09:42みさき公園[18]
10:00みさき公園−南海電鉄本線・下り・特急「サザン」(12)−10:12和歌山市[20]
10:32和歌山市※−JR紀勢本線・上り7234M(6)−10:38和歌山[42]
 ※わかやま電鉄一日乗車券\650購入
11:20和歌山※−わかやま電鉄貴志川線・下り・おもちゃ電車1101(30)−11:50貴志[36]
12:20-26貴志−わかやま電鉄貴志川線・下り・いちご電車1103(14)−12:40伊太祁曽[30]
13:10伊太祁曽−わかやま電鉄貴志川線・上り・1200(17)−13:27和歌山[50]
 ※昼食、車両取材
14:17和歌山※−JR紀勢本線7243M(6)−14:23和歌山市[30]
14:53和歌山市※−南海電鉄加太線・下り5639(23)−15:16加太[31]
15:47加太※−南海電鉄加太線・上り5648(23)−16:10和歌山市[20]
16:30和歌山市※−南海電鉄本線・上り・特急「サザン」(58)−17:28難波[17]
 ※特急サザン座席指定料金\500
17:45なんば−大阪市営地下鉄御堂筋線・下り404(15)−18:00新大阪

 ※ヴィアイン新大阪チェックイン

4月13日(日)

 ※ヴィアイン新大阪チェックアウト

8:00新大阪−大阪市営地下鉄御堂筋線・上り57(20)−08:20動物園前[539/8:59]

 ※阪堺電軌 てくてくきっぷ\600購入
 ※阪堺電軌 阪堺線今池−住吉間各電停、東湊、帝塚山四丁目取材

 ※大阪市営地下鉄予備取材:今里筋線今里駅、谷町線八尾南駅、中央線大阪港駅

17:19恵美須町−大阪市営堺筋線・下り3645(2)−17:21動物園前[4]
17:25動物園前−大阪市営御堂筋線・上り394(33)−17:58千里中央[9]
18:07千里中央−大阪モノレール・上り1708(12)−18:19大阪空港[41]
19:00伊丹空港−ANA038便(70/1:10)−20:10羽田空港

今回は神戸のコンサートに行かないので無理して神戸に泊まることもない。
本当は難波で泊まれればもっと良かったのだが、
当てにしていたホテルが満室だったため、
結果的に何時も関西取材の時に定宿にしているヴィアイン新大阪に宿泊することにした。
12日土曜日は時間的にも余裕が出来たので、
和歌山電鉄取材のあとに南海電鉄加太線の取材もしようと思う。
3月29日土曜日に上野駅のびゅうプラザに行き、
「スルッとKANSAI 2dayチケット」\3,800も購入する。
ホームページからヴィアイン新大阪の予約を取り、いよいよ当日を待つだけとなった。

2008/07/16 11:12


  2.空の上のbreakfast−旅の始まり

何時もは遅番で9:00a.m.に起床しているだけに、
07:25に羽田空港を出発する飛行機に乗るというのはかなりしんどい。
4:45a.m.に起床して05:29お茶の水行きに乗り込み、
秋葉原で山手線に乗り換えて浜松町まで行く。
Suicaで簡単に乗り換えて東京モノレールで終点の羽田空港第2ビルに行く。
Skipでチケットレスで手に持つ検査場を通り抜けられたのは良かったが、
一番端の搭乗口のため、移動に思ったよりも時間がかかってしまった。
到着してからピアDで空弁とお茶を購入するが、
すでに登場開始が目前に迫っていたためにロビーで喰うことが出来なくなり、
仕方なく機内に持ち込みとなった。
購入したのは「おこわ十二ヶ月 寿徳庵」の松阪牛おこわおにぎり\600である。
ベルト着用サインが消えてから早速朝食の空弁を喰う。
これが空弁の正しい喰い方なのかもしれないが・・・。
CAがお手ふきを持ってきてくれる。
予定通り関西空港に到着し、直ぐに南海の窓口に行って、
購入していた「スルッとKANSAI 2dayチケット」のバウチャー券をカードと交換する。
これを使うのももう何度目だろうか。
08:55の関西空港発難波行きの電車で泉佐野まで行き、ここで駅取材する。
しかしまだ工事中だった。
去年来た時も工事中だったが、いったい何時まで工事をするつもりなのだろうか。
15分の待ち時間の間に駅取材のほかに車両取材もする。
去年来た時はすでに雨が降り出していたが、今年はよく晴れている。
予定通り南海本線の下りでみさき公園まで行く。
去年は予定していながら、途中で予定変更となり取材を見送った駅である。
駅名の由来にもなっているみさき公園の入り口までいってみたが、
まだ桜が咲いていて綺麗だった。
ここから終点の和歌山市まで行き、20分の乗り換え時間でJRで和歌山まで行く。
南海の終点である和歌山市からJR紀勢本線の事実上の終点である和歌山までは、
JRが105系2両編成でつないでいる。
ワンマン運転で1時間に2本くらいしかなく、
和歌山の2大繁華街を結ぶ列車としてはいささか寂しい。
それでも途中の紀和駅は無人化されているものの、高架化工事も進んでいて、
将来的に発展の可能性も残している。
和歌山駅に行くとすでにわかやま電鉄貴志川線のホームには、赤い電車が到着していた。
おもちゃ電車である。
わくわくする気持ちを抑えながら地下道から貴志川線のホームへ行こうと思ったが、
青く塗装された117系を見つけ、先に5番線でその車両を取材する。
今回はJRの取材は想定外だったが、思わぬ収穫だった。
朝食がおにぎりだけだったので、「水了軒」で天ぷらうどん\370喰う。
そしていよいよわかやま電鉄貴志川線のホームへと行くことになる。

2008/07/17 10:54

画像:飛行機の窓から見えた雲から頭を出す富士山 撮影時刻 2008/04/12 07:49:50


  3.スーパー駅長「たま」と再びの「香陽」

わかやま電鉄貴志川線は元々南海電鉄の支線だったが、
営業不振のために廃止バス転換が検討された。
しかし地元の熱い存続運動に動かされて岡山電軌などを経営する両備グループが、
路線を引き継いで再建に乗り出すこととなった。
そして誕生したのがわかやま電鉄である。
両備グループのデザイン顧問には“MOMO”や
JR九州の車両デザインで知られる水戸岡鋭治氏がいて、
南海から無償で譲り受けた2270系をデザインして、
「いちご電車」、「おもちゃ電車」として走らせている。
特におもちゃ電車は外装や車内のデザインだけではなく、
実際におもちゃを飾ったり、“ガチャガチャ”を設置するなど、
こどもでなくても乗っているだけで楽しい気分にさせてくれる電車である。
かつてここまで“遊び”を取り入れた車両デザインがあっただろうか。
この「おもちゃ電車」はそれだけに大盛況で、
外国人を含む多くの乗客がこの電車に乗るために和歌山を訪れている。
ましてや子供たちは車内で大はしゃぎである。
普段ならちょっと顰蹙の行為だが、この電車の中ならそれも許せる気持ちなるから不思議だ。
わかやま電鉄の改札で“一日乗車券”\650を購入し、
さっそく「おもちゃ電車」を出発まで隈無く取材する。
そして30分かけて終点の貴志駅まで行く。
今回はこの「おもちゃ電車」と「いちご電車」の取材のほかにもう一つの楽しみがある。
それが貴志駅の駅長「たま」に会うことである。
この駅は元々無人駅だったが、隣接する売店の店主の飼い猫である“たま”が、
わかやま電鉄の社長も務める両備グループの代表小嶋光信氏の目にとまり、
日本で初めて正式に業務委託を受けた猫の駅長となったのである。
業務委託を受けた上にはちゃんとギャラも発生し、年俸はキャットフード1年分である。
さらに“たま駅長”効果は赤字に喘いでいた貴志川線の収益改善に大きく関与し、
それが認められて「たま」は“駅長”から“スーパー駅長”に昇進した。
これは両備グループでは課長職に相当するそうである。
母親のミーコと同居するちびも助役に抜擢され、3匹の人気で貴志川駅は盛況である。
駅に着いてから再びおもちゃ電車を取材し、
そして猫小屋にいるたまとミーコを取材した。
ミーコは愛嬌があり、客の呼びかけに反応するが、
たまは多少お疲れなのかずっと寝ていた。
まあ、猫は寝るのが仕事のようなものなのだから仕方がないのかもしれないが・・・。
36分の取材のあと、入線してきたいちご電車に乗って伊太祁曽まで行く。
ここはわかやま電鉄の車両基地があり、本社機能を有している。
しかし本社と行っても平屋の単なる有人駅に過ぎないが・・・。
ここで次の上り電車が来るまで取材する。
わかやま電鉄の車両は南海から譲り受けた2270系12両で、
基本は2両編成でそれが6本存在する。
そのうち2271Fは「いちご電車」に、2276Fは「おもちゃ電車」に改造されたが、
残りの4本は未だに南海電鉄の塗色のままに走っている。
南海色の2270系で和歌山まで戻り、少しJRの車両取材してから105系で再び和歌山市まで戻る。
ここで駅ビルの地下にある「香陽」に行く。
ここは焼肉店で「香陽」と書いて「かよ」と読む。
Aランチ\800を喰う。
焼肉店だが予め焼いてある焼肉定食で、焼肉の味より一緒に焼いてある玉葱の味しかしないという、
不思議な焼肉定食である。
確か、この店は去年来た時も入ったような気がする。

2008/07/18 1:46

画像:和歌山電鉄貴志駅のスーパー駅長「たま」 撮影時刻 2008/04/12 12:18:28


  4.特急「サザン」とさよなら“くいだおれ太郎”

「香陽」で昼食を喰ってから13:23の加太線に乗り込む。
加太線は紀ノ川駅から分岐して終点の加太まで行くが、
事実上は和歌山市駅が始発となっている。
車内で爆睡して目が覚めた時にはすでに加太駅に着いていた。
ここで降りて折り返し列車が出るまでに駅取材する。
そのまま和歌山市まで戻り、
まだ時間的に余裕があるので今度は予定にはなかったが、
和歌山港線の終点、和歌山港まで行く。
この路線は久保町、築地橋、築港町の3つの中間駅があったが、
2005年11月27日に廃止された和歌山市の次が和歌山港になった。
和歌山港は駅名通り、和歌山港南海フェリー乗り場の最寄り駅でもあり、
特急「サザン」もこの駅を始発に設定しているダイヤも多い。
しかし今回はフェリーのダイヤと合わなかったのか、
特急「サザン」は和歌山市駅を始発としていたため、
到着した列車が折り返すわずか3分の間に駅取材する。
まさしく神業の駅取材である。
そして和歌山市まで戻り、ホームにある特急指定席券の券売機で、
16:30和歌山市駅発の特急「サザン36号」の座席指定券を購入する。
価格は\500で指定席は出発20分前からしか購入することが出来ない。
しかしそれほど込んでなく、十分に席を取ることが出来た。
1号車9番禁煙席だった。
特急「サザン」は南海本線の特急で難波と和歌山市、和歌山港を結ぶ。
この列車の特徴は従来の有料特急ではなく、
指定席に対して特別料金が発生する形になっており、
全席指定の10000系のほかに、
7000系などの通勤形車両を連結して運転する場合もあり、
その時は通勤形車両に関しては運賃のみで利用できる。
10000系の方は全席指定で指定席料金は\500である。
全区間乗っても隣の停車駅まででも同一料金である。
そのため和歌山港行きの列車で和歌山市から乗る場合には駅のアナウンスで、
「後ろの車両にお乗りください」と案内している。
アイスやジュースなどを売店で買って乗り込み、途中爆睡する。
さすがに特急のシートはよく眠れる。
天下茶屋あたりまで爆睡していた。
難波から大阪市営地下鉄御堂筋線で新大阪まで行き、ヴィアイン新大阪にチェックインする。
ネットで事前予約してあったため1泊\5,250である。
部屋に入って荷物を置いたあと、直ぐに出かける。
大阪市営地下鉄御堂筋線で心斎橋まで行き、外に出ていろいろ彷徨う。
歩いて道頓堀川まで行き、大阪名物のグリコの大看板やかに道楽本店の動く蟹のオブジェ、
そして7月8日で閉店する「大阪名物くいだおれ」のくいだおれ太郎などを取材する。
観光名所にもなっていて、多くの人が記念写真を撮っていた。
そのほか新しく設置されたカールの大看板やレトロチックな道頓堀極楽商店街なども取材する。
道頓堀の地下街にある「とんかつKYKナンバ店」でヘレとんかつ膳\1,180喰う。
御堂筋線で新大阪まで戻り、「道頓堀くくる」でたこ焼き8個入り\483買ってホテルに戻り、
シャワーを浴びてからたこ焼きをつまみにビールを飲む。

2008/07/19 23:24

画像:「大阪名物くいだおれ」の前の“くいだおれ太郎” 撮影時刻 2008/04/12 19:32:19


  5.阪堺電軌リベンジ取材と「つるまるうどん」

翌朝は6:00a.m.に目覚ましをかけ、シャワーを浴びて7:00a.m.になるのを待ち、
ホテル1階の「はるか」で無料朝食を喰う。
パン、ツナ巻、コーヒー、オレンジジュース、サラダ、ヨーグルト、バナナなど。
ツナ巻とヨーグルトとバナナ以外はすべておかわりする。
部屋に戻って歯を磨いてからチェックアウトし、大阪市営地下鉄御堂筋線で動物園前まで移動する。
今日は飛行機の時間まで阪堺電気の取材をすることになっている。
阪堺電気は去年来て取材したが、結局時間がなくて全電停取材が出来なかった。
今日はそのリベンジ取材である。
南霞町で旅行用バッグをコインロッカーに預け、
恵美須町行きの電車に乗って終点で車掌から一日乗車券“TAKE TAKEきっぷ”\600を購入する。
そこから取材開始である。
恵美須町で車両取材してから通天閣の麓まで歩いていって取材する。
麓には王将坂田三吉の功績を称える王将のオブジェがある。
恵美須町まで戻ってまた車両取材して今池、今船、松田町、北天下茶屋、
聖天坂、天神ノ森、東玉出と取材する。
東玉出から歩いて南海本線岸里玉出まで行き、
ここから南海汐見橋線に乗って隣の西天下茶屋に行き駅取材する。
この駅は去年来た時に、岸里玉出から終点の汐見橋まで行く途中の車中から見て、
「あ、この駅取材したいな」と思った趣のある駅舎で、今回は念願叶っての駅取材である。
無人駅だがモルタル作りの洒落た建物である。
再び岸里玉出も出戻り、阪堺電気の電停取材再開である。
塚西、東粉浜と取材し、歩いて南海本線粉浜駅も取材。
住吉で161形モ162号車を見かけて取材する。
阪堺電軌161形は1928年に製造された日本最古参の路面電車である。
80年前に作られた車両が現役で定期運用に投入されているというのだから驚きだ。
住吉公園から上町線帝塚山4丁目を取材し、東湊を取材してそのまま終点浜寺駅前まで行く。
ここで南海本線浜寺公園まで歩き、上り電車で堺まで行ってここで下車し駅取材する。
しかし昼食を喰う適当なところが見つからず、天下茶屋まで行く。
ここにある「つるまるうどん」に入る。
「浪花麺乃庄つるまる」は基本うどん\200に自分でトッピングを選べる形になっている。
野菜かき揚げ\130をチョイスして喰った。
大阪らしいうどんである。

2008/07/19 0:09

画像:住吉電停付近を通過する阪堺電軌161形モ162号車 撮影時刻 2008/04/13 11:56:33


  6.雨の伊丹空港と空の上のsupper−旅の終わり

天下茶屋から大阪市営地下鉄堺筋線で動物園前まで行き、
ロッカーに預けていた旅行用バッグを取り出す。
御堂筋線で天王寺まで行き、谷町線文の里行きに乗って文の里まで行き、
さらに終点の八尾南まで行く。
ここは谷町線の車両基地も兼ねている地上駅で、
その分社両取材しやすいと思ってわざわざここまで来たまである。
ここで22系を取材し、駅取材してからまた谷町四丁目まで戻り、
中央線に乗り換えて九条まで行く。
ここで車両取材する。
中央線を走る車両はけいはんな線取材の生駒駅での車両取材で、
24系及び近鉄7000系の取材は完了したものの、
20系は取材できなかったため、
地上駅である九条で車両取材することにしたのである。
ホームは市で幾つかの列車を見送り、20系、24系、近鉄7000系の取材を完了させる。
その頃にはすでに日が傾き始めていた。
しかも空がにわかに曇ってきている。
日中は日差しが強くよく晴れていたが、夕方になってぐずつき始めたようである。
中央線で阿波座まで行き、千日前線で終点の野田阪神まで行く。
ここで飛行機の時間になるまで阪神の車両取材をする。
しかし夕方で光量も極端に落ちてきて停車車両でないと撮影は不可能になっていた。
時間いっぱいまで取材し、阪神で梅田まで行き、ここで阪急に乗り換えて蛍池に行く。
蛍池に到着した頃にはかなり強い雨が降っていた。
大阪モノレールに乗り換えて大阪空港まで行く。
Skipで手荷物検査場を入場して、
飛行機の待ち時間に夕食を済ませようと思ったが、
空弁はほとんど売り切れていて、漸く買えた「豆狸いなり」\420を機内に持ち込んで夕食とする。
そういえば行きの朝食も時間がなくて機内に持ち込んだのだった。
19:00伊丹空港発21:10羽田空港着のANA038便に乗り込み、
シートベルト着用サインが消えてから“豆狸いなり”を喰う。

「豆狸」のいなりずし

 「豆狸」のいなりずしの由来とは
  形が小狸に似ていることから「豆狸」と命名致しました。
 大阪の「北」が発祥の地で三十有余年の歴史があります。

 特徴は
  直火で丹念に煮揚げた・・・「揚げ」
  あっさりとした関西味の・・・「すし飯」
  風味豊かな炒り立ての・・・「金胡麻」
  などを材料にした素朴な味わいです。

羽田からは何時ものようにリムジンバス\1,200で津田沼まで行き、ここからJRで帰る。

 −撮影データ−

2008.04.12.  撮影 保存 73枚
2008.04.13._1 撮影 保存 72枚
2008.04.13._2 撮影 保存 35枚

2008/07/19 0:35

画像:「豆狸」のいなりずし 撮影時刻 2008/04/13 18:41:14




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