長月福井武生純情物語



  1.福井鉄道取材計画と計画の変更と挫折の顛末

7月に2泊3日で富山と高岡で路面電車取材を決行した。
富山には富山地方鉄道市内線と、
JR富山港線から転換された富山ライトレールの2社がある。
そして高岡には万葉線がある。
万葉線と富山ライトレールは路面電車では珍しい第三セクター方式の会社である。
3日間で何とか3社の全電停取材を完遂させた。
しかし北陸にはもう一つの路面電車がある。
それが福井と武生を結ぶ福井鉄道である。
今回はこの福井鉄道の取材をすることにした。
以前福井に行った時にえちぜん鉄道の取材で田原町まで行き、
ここで偶然福井鉄道市内軌道線を取材できた。
しかしそれ以来福井に入っておらず、
事実上福井鉄道は手つかずの儘である。
そこでこの9月の連休を利用して福井に行くことにした。
今回の福井行きに関してはもう一つ目的がある。
それは寝台特急「北陸」に乗ることである。
7月の旅行では以前から「北陸」利用を考えていたが、
3日間で3社の全電停取材を考えるとかなり厳しい。
熟慮の結果、見送ることにした。
そのため今回は是非帰りに寝台特急「北陸」に乗りたい。
しかも以前乗った時はB個室“ソロ”だったので、
今回は是非A個室“シングルデラックス”に乗ってみたいと考えている。
前回は富山が中心だったので、“北陸フリーきっぷ”で、
上越新幹線で越後湯沢まで出て、そこから特急「はくたか」で、
ほくほく線経由で北陸本線に入ったが、
今回は武生まで行くにはむしろ名古屋から「しらさぎ」の方がいいと思い、
東海道新幹線で名古屋まで行き、そこから「しらさぎ」で武生まで行く。
帰りは福井から金沢まで移動し、
寝台特急「北陸」で長岡経由で帰ってくる。
そこで以下のような計画を立案した。

9月13日(土)

04:56幕張−総武緩行線・上り467B(40)−05:36秋葉原[7]
05:43秋葉原−京浜東北線・南行505A(4)−05:47東京[13]
06:00東京※−東海道新幹線「のぞみ1号」(96/1:36)−07:36名古屋[14]
07:50名古屋※−特急「しらさぎ1号」(1:57)−09:47武生

※武生新 福井鉄道土・日・祝日1日フリー乗車券\500購入
※福井鉄道全駅、電停取材

※19:00ホテルルートイン福井駅前チェックイン

9月14日(日)

※08:00ホテルルートイン福井駅前チェックアウト

※福井新 福井鉄道えちぜん鉄道共通土・日・祝日1日フリー乗車券\1,200購入
※福井鉄道全電停取材、えちぜん鉄道駅取材

20:36福井−特急「サンダーバード43号」(44)−21:20金沢[58]
22:18金沢※−寝台特急「北陸」A寝台個室シングルデラックス(514/8:34)−

9月15日(月)

−寝台特急「北陸」A寝台個室シングルデラックス(514/8:34)−06:19上野[103/1:43]
08:02上野−京浜東北線・南行711C(8)−08:10東京[28]
08:38東京※−総武快速線・下り755F(40)−09:18千葉[12]
09:30千葉※−総武緩行線・上り967B(9)−09:39幕張

この計画で1ヶ月前の8月14日木曜日に寝台特急「北陸」の寝台券を購入するつもりでした。
しかし8月14日の2日前に突然気が変わった。
計画は御破算にして九州旅行に切り替えたのである。
それはネットサーフィンで偶然JR九州の「旅名人の九州満喫きっぷ」を見つけたからである。
これは\10,000で3日間九州の全鉄道の普通列車が乗り放題というものである。
JR九州だけではなく、大手である西鉄や松浦鉄道、甘木鉄道、島原鉄道などの地方鉄道、
さらに福岡市営地下鉄や4つの路面電車にも乗れるのである。
このきっぷの魅力は筑豊電気鉄道にも対応していること。
筑豊電気鉄道は全国の路面電車21社の中で、唯一乗り放題切符を発売していないのである。
つまり全電停取材が出来ない。
・・・厳密に云えば正規料金を払って全電停取材は出来るし、
となりの駅まで\100で行けるというのがあるが、
それでもかなりの出費にならざるを得ない。
しかしこの切符はその筑豊電気鉄道も対象になっている。
これはおいしいし、きっぷの利用期限の間に是非行っておきたい。
発売、利用期間は9月12日から11月30日までである。
そこで今回は急遽予定を変更してこのきっぷを使って筑豊電気鉄道の全電停取材を決行し、
さらに大分から寝台特急「富士」で東京まで帰って来るという計画を考えた。
6月に「はやぶさ」は乗ったが、「富士」はまだ乗ったことがない。
そこで行きは飛行機で福岡まで行き、西鉄の車両取材を含めて以下のような計画を立案した。

9月13日(土)

04:40幕張−総武緩行線・上り469B(6)−04:46津田沼[19]
05:05津田沼駅南口−リムジンバス(45〜75)−05:50〜06:20羽田空港[35〜5] \1,200
06:25羽田空港−ANA981便(100/1:40)−08:05福岡空港[26]
08:31福岡空港※−福岡市営地下鉄空港線・下り65(6)−08:37博多[13] \250
 ※みどりの窓口で「旅名人の九州満喫きっぷ」\10,000購入
08:50博多−福岡市営地下鉄空港線・下り73(6)−08:56天神[16]
09:12西鉄福岡※−西鉄天神大牟田線・下り2091(5)−09:17高宮[32]
 ※西鉄車両取材
09:49高宮−西鉄天神大牟田線・上り3090(3)−09:52薬院[14]
10:06薬院−福岡市営地下鉄七隈線・下り61(3)−10:09天神南[23]
 ※福岡市営地下鉄七隈線車両取材
 ※天神南・出入り口1→天神・出入り口7徒歩移動
10:32天神−福岡市営地下鉄箱崎線・上り134(12)−10:44貝塚[18]
11:02貝塚−西鉄貝塚線・下り1100(24)−11:26西鉄新宮[17]
11:43西鉄新宮−西鉄貝塚線・上り1105(5)−11:49和白[22]
12:11和白−香椎線(海の中道線)・下り743D(5)−12:16-23香椎[15]
12:31香椎−鹿児島本線・下り4125M(10)−12:41博多[21]
13:02博多※−篠栗線(福北ゆたか線)・上り6436H(57)−13:59直方[25]
 ※直方→筑豊直方徒歩移動
14:24筑豊直方※−筑豊電気鉄道・黒崎駅前方面94(1)−14:25感田[12]
14:37感田−筑豊電気鉄道・黒崎駅前方面96(2)−14:39遠賀野[12]
14:51遠賀野−筑豊電気鉄道・黒崎駅前方面98(2)−14:53木屋瀬[12]
15:05木屋瀬−筑豊電気鉄道・黒崎駅前方面100(1)−15:06新木屋瀬[12]
15:18新木屋瀬−筑豊電気鉄道・黒崎駅前方面102(2)−15:20楠橋[12]
15:32楠橋−筑豊電気鉄道・黒崎駅前方面104(2)−15:34筑豊香月[12]
15:46筑豊香月−筑豊電気鉄道・黒崎駅前方面106(2)−15:48土手ノ内[12]
16:00土手ノ内−筑豊電気鉄道・黒崎駅前方面108(2)−16:02筑豊中間[12]
16:14筑豊中間−筑豊電気鉄道・黒崎駅前方面110(1)−16:15東中間[12]
16:27東中間−筑豊電気鉄道・黒崎駅前方面112(1)−16:28通谷[11]
16:39通谷−筑豊電気鉄道・黒崎駅前方面114(2)−16:41西山[7]
16:48西山−筑豊電気鉄道・黒崎駅前方面2012(2)−16:50三ヶ森[8]
16:58三ヶ森−筑豊電気鉄道・黒崎駅前方面116(1)−16:59永犬丸[8]
17:07永犬丸−筑豊電気鉄道・黒崎駅前方面2014(2)−17:09今池[8]
17:17今池−筑豊電気鉄道・黒崎駅前方面118(2)−17:19森下[9]
17:28森下−筑豊電気鉄道・黒崎駅前方面120(1)−17:29穴生[9]
17:38穴生−筑豊電気鉄道・黒崎駅前方面112(2)−17:40萩原[8]
17:48萩原−筑豊電気鉄道・黒崎駅前方面124(4)−17:52黒崎駅前[20]
18:12黒崎−鹿児島本線・上り4132M(26)−18:39門司[50]
 ※「はやぶさ」到着、「富士」到着18:58、連結、出発19:15
19:29門司−鹿児島本線・下り4379M(6)−19:35小倉

 ※21:00東横イン小倉駅南口チェックイン

9月14日(日)

 ※08:10東横イン 小倉駅南口チェックアウト

08:28-32小倉−日豊本線・下り2820M(6)−08:38門司[39]
※「富士/はやぶさ」到着08:46、分離「はやぶさ」出発08:59、「富士」出発09:10
09:17門司−鹿児島本線・下り149M(27)−09:44黒崎[16]
10:00黒崎駅前※−筑豊電気鉄道・筑豊直方方面37(1)−10:01西黒崎[15]
10:16西黒崎−筑豊電気鉄道・筑豊直方方面39(1)−10:17熊西[15]
10:32熊西−筑豊電気鉄道・筑豊直方方面41(30)−11:02筑豊直方[63/1:03]
 ※筑豊電気鉄道車両取材
12:05直方※−平成筑豊鉄道伊田線・下り2229D(19)−12:24金田[35]
12:59金田−平成筑豊鉄道糸田線・下り1323D(13)−13:12田川後藤寺[17]
13:29田川後藤寺※−日田彦山線・上り958D(4)−13:33田川伊田[6]
13:39田川伊田−平成筑豊鉄道伊田線・下り2432D(44)−14:23行橋[35]
14:58行橋−特急「ソニック29号」(63/1:03)−16:01大分[42]
16:43大分※−寝台特急「富士」A寝台個室シングルデラックス(1035/17:15)−
 ※中津17:56-18:04(8)
 ※門司18:58-19:15(17)
 ※下関19:22-27(5)

9月15日(月)

−寝台特急「富士」シングルデラックス(1035/17:15)−09:58東京

そして8月14日木曜日、何時もは11:40の電車で会社に行っているのだが、
この日は10:00a.m.から発売される寝台特急券を購入するため、
その時間に合わせてJR幕張駅に行く。
しかし“みどりの窓口”はすでに5人くらい並んでいたため、10:14の千葉行きに乗り稲毛に行く。
そして稲毛駅の“みどりの窓口”で9月14日の寝台特急「富士」の、
A個室“シングルデラックス”を取ろうと思った。
しかしすでに“シングルデラックス”もB個室の“ソロ”も満室とのこと。
とほほ・・・。
今回の計画は来年の3月で廃止が確実視される寝台特急「富士」に乗ることも大きな目的であったため、
この段階で9月の九州旅行の予定は中止にせざるを得ないと判断した。
そこで急遽予定を再度変更して、福井鉄道取材に戻すことにする。
稲毛駅は縁起が悪いので、そのまま快速で千葉に出て、
千葉駅の“みどりの窓口”で9月14日の寝台特急「北陸」のA個室“シングルデラックス”を取る。
これはちゃんと取ることが出来た。
さらに千葉駅の“指定席券売機”で9月13日の名古屋までの新幹線「のぞみ1号」と、
乗り継ぎで「しらさぎ1号」の特急券と指定席も取る。
今回は乗車券は幕張駅から武生まで購入した。
こういう買い方も指定席券売機なら出来るのだな・・・と、思った。
これでSuicaで入場して新幹線改札口で精算したりする手間が省ける。
こうして計画を戻し、福井旅行を決行することにする。
帰宅してからホームページ経由でホテルルートイン福井駅前に予約を入れ、
これですべての準備は完了した。

2008/09/13 1:49


  2.初めてのN700系と雨の「しらざき」の旅

ふだんの仕事は遅番で9:00a.m.に起床しているのだが、
当日は初電に乗らなければならなかったため、
3:50a.m.に起床しなければならなかったので辛かった。
外はまだ夜の帳が降りたままで、空には星々が瞬いている。
街はまだ眠りの中で、虫の音の合唱だけが駅までの道を誘う。
幕張駅を04:40に乗り秋葉原へ、そこから京浜東北線で東京に行く。
東海道新幹線の改札口に行くとまだ電源が入っておらず、
乗客が改札の前で待っていた。
ちょっとすると係員が電源を入れ、みんなが一斉に入場する。
乗車券は幕張から買ってあったので、指定席券と一緒に改札を通す。
既に「のぞみ1号」のN700系は停車していた。
以前は「のぞみ1号」は500系だったのだが、
2007年7月1日からN700系デビューと同時に変更された。
車両取材してから売店で駅弁「東京」\1,000を購入し、車内で喰う。
「のぞみ」は06:00定刻に東京駅を出ると品川、新横浜に停まると一気に名古屋まで行く。
1時間36分で名古屋に到着し、
14分の乗り換え時間で「しらさぎ1号」に乗り換える。
乗り継ぎ切符を持っていたのでそのまま乗車する。
特急「しらさぎ」は683系を使用した名古屋と金沢、富山、和倉温泉を結ぶ特急で、
名古屋から東海道本線を米原まで行き、ここでスイッチバックして北陸本線に入る。
特急「サンダーバード」が北陸本線を米原まで来て、
そのまま東海道本線を直進して大阪に向かうのに対し、「しらさぎ」は逆方向に行く形になる。
名古屋で乗り換えた時には曇りがちなものの雨の降る様子はなかったが、
米原でスイッチバックスいる頃には小雨が降り始めていた。
コーヒーが飲みたいと思ったが、車内販売が乗り込むのが敦賀からなので断念した。
敦賀の次は下車駅の武生である。
敦賀に停車した時には本降りの雨になっていた。
今回は雨の中の取材を覚悟した。
場合によっては福井鉄道の取材を後回しにして、えちぜん鉄道の取材を使用かとも思った。
しかし武生で下車した時には既に雨は止んでいた。
たった35.1kmの距離でこうも違うのかと思った。
武生駅で乗車券、特急券を乗車記念に貰い、まずは駅取材する。
そこから歩いて武生新まで行く。
ちょっと距離があり、また看板なども出ていないので乗り換えは不便だった。
それでも駅前に出ていた地図で確認して迷子にならずに武生新に行く。
改札口で「土曜・日曜・祝日及び福鉄指定日限定1日フリー乗車券」\500を購入し、
ここからいよいよ福井鉄道の全駅全電停取材の開始である。
福井鉄道の取材を開始する頃には雲も取れて晴れ間がのぞき始めていた。

2008/10/04 18:23

画像:東京駅に停車中のN700系「のぞみ」 撮影時刻 2008/09/13 05:36:09


  3.ソースカツ丼と越前かにめし−福井鉄道の取材

武生新駅には側線に鉄道車両タイプの車両が留置されていた。
現在は廃止になった親会社の名鉄から名鉄岐阜線で使用されていた車両、
部分低床車の単車800形、2両編成の770形、880形が譲渡され、
それが中心に使用されているが、
以前は鉄道形の車両が中心に使われ、共用区間では鉄道車両が道路を走るという、
見慣れないと異様に写る光景が福井駅近辺では見られたのである。
現在では多客時にしか使用されていないようだが、
それでも鉄道形車両もまだ在籍しており、平日の通勤ラッシュ時には見られると思われる。
福井新で鉄道形の車両を取材してから880形885号車で一気に福井駅前まで行く。
ここから徒歩で事前にネットで調べておいた「ヨーロッパ軒総本店」に行く。
福井の「ヨーロッパ軒」はソースカツ丼発祥の店として有名で、
創業者の高畠増太郎氏がドイツの料理修行で出会ったウスターソースを日本人好みに改良し、
秘伝のタレとしてカツレツに潜らせて作ったのがソースカツ丼である。
もともとは早稲田で「ヨーロッパ軒」を開業していたが、
関東大震災で故郷の福井に戻り、「ヨーロッパ軒」を継承したのだという。
ヨーロッパのドイツで修行したことからこの店名になったそうだ。
カツ丼は\850で、それに味噌汁、サラダがついたカツ丼セットが\1,050である。
カツ丼セットをオーダーする。
ご飯にソースカツが3枚待っただけのシンプルなカツ丼で、キャベツなどは乗っていない。
やはり名物になるだけあってシンプルだが美味かった。
このあと福井鉄道の駅取材、車両取材を開始する。
市役所前から徒歩で裁判所前まで行き、乗車して市役所前まで戻る。
この区間は運転本数が1時間に2本しかなく、しかも20分と40分間隔になっていて、
場合によってはかなり待たされることになる。
次の花堂から徒歩でJR越前花堂まで行き、ここで駅取材する。
ここからまた徒歩でベル前まで歩き、ハーモニーホールまで行く。
ここで駅名の由来にもなったハーモニーホールを取材し、三十八社へ。
浅水、鳥羽中、西山公園、上鯖江、西鯖江と取材し、西武生に行く。
ここは福井鉄道の車両基地も兼ねていて、600形などの車両取材をする。
デキ3形、デキ10形を敷地外から取材しようと回りを歩いてみたが、
上手く撮影できるポイントは見つからなかった。
一端武生新駅に行ってから福井駅前まで行き、「今庄そば」
売店で福井名物の駅弁「越前かにめし」を購入し、
予約してあったホテルルートイン福井駅前にチェックインする。
ここはラジウム人工温泉大浴場「旅人の湯」というのがあり、
まずは風呂に入ってさっぱりしてからホテルに来る前に買ってきた地ビールを飲む。
瓶ビールだったため、フロントで栓抜きを借りて飲んだ。
「越前かにめし」の袋には、以下のように書かれていた。

 お買い上げいただきまして、誠にありがとうございます。
 「越前かにめし」は、日本海の冬の珍味、
 ズワイガニの雌(通称:せすこなど)の赤肉・卵巣・味噌などの
 内臓をほぐして炊きあげたご飯に、
 紅ずわいかにのかにの足や肩の肉をあしらった、
 日本海の風味満点のお弁当です。
 お召し上がりの際は、容器のまま電子レンジ(500W)で
 2分〜3分暖めていただいたり、
 チャーハンや雑炊にしていただきますと、
 さらに美味しくお召し上がりいただけます。
 越前の自慢の逸品をごゆっくりお楽しみください。
 本製品は盛り付け後、蒸してありますので、
 ご飯がおこわ状になる場合がありますが、
 品質上問題ございません。

特別に蟹好きということではないが、それでも美味しく喰うことが出来た。

2008/10/04 20:54

画像:福井の「ヨーロッパ軒総本店」 撮影時刻 2008/09/13 11:37:28


  4.福井鉄道とえちぜん鉄道取材−再びのソースカツ丼

前日は披露からか11:00p.m.過ぎには寝てしまい、
翌日は6:00a.m.にモーニングコールをセットしておいたのだが、
5:30a.m.には目を冷まし、大浴場に朝風呂を入りに行く。
そのあと7:00a.m.を待って無料朝食を喰う。
ご飯、味噌汁、海苔、玉子焼き、焼鯖、ウインナー、梅干し、沢庵、肉団子の餡掛け、コーヒーなど。
最近は洋食に和食をチョイスすることが多くなってきた。
一端部屋に戻って歯を磨いてからチェックアウトする。
えちぜん鉄道の福井駅に行って、
「福井鉄道・えちぜん鉄道共通1日フリーきっぷ」\1,200購入する。
これも土曜、日曜、祝日と会社の指定した日のみ発売される切符である。
福井鉄道福井駅前電停から家久を取材し、一端武生新まで行って駅名表示板を取材し、
神明、水落、江端、福井新と取材する。
福井鉄道は武生新から福井新までが鉄道区間で、
ここから先信号を経て共用区間に入る。
公園口、木田四つ辻と軌道区間の電停を取材してそのまま田原町まで行く。
田原町は福井鉄道とえちぜん鉄道の接続駅であり、
ここは以前えちぜん鉄道の取材で福井から田原町まで往復したことがある。
これで福井鉄道の全駅全電停取材が完了したので、
ここから帰りの金沢行きの特急までの時間をえちぜん鉄道の取材に当てることにする。
田原町からまずは三国芦原線の取材にそのまま入る。
まずは八ツ島を取材する。
ここは隣の日華化学前と同じく2007年9月1日に開業した新しい駅である。
福井駅に北陸新幹線が延伸してきた時にはえちぜん鉄道の福井駅と新福井駅も高架化され、
JR福井駅に乗り入れる形になる予定である。
しかしその場合、三国芦原線と勝山永平寺線の両線が単線区間に乗り入れるのは難しく、
三国芦原線をLRT化し、福井新での乗り換えを検討していて、
新しくできた駅は1面1線だがLRT化した場合に対応できるように、
LRT用のコンクリートのホームの上に仮説のホームを設置する形で作られている。
このあとあわら湯のまちを取材して三国まで行く。
ここで駅ビル内にあった「モーリス」という喫茶店に入る。
カレーライス\900を喰う。
味を喩えると“料理の下手なお母さんが作ったカレー”という感じだった。
終点の三国港まで行き、折り返しの列車が出る時間の間に駅取材し、
そのまま福井新まで行く。
ここから勝山永平寺線の取材に入る。
松岡、観音町と取材し、永平寺口に行く。
かつてはここからかつては永平寺までの永平寺線が延びていて、
今でのホーム跡が残っている。
現在は永平寺口から永平寺までは京福バスがつないでいて、
ホームに降りると駅員が改札口とは反対側にあるバス乗り場に誘導する。
逆にいうとこの駅で降りてバスに乗らない客はほとんどいない。
終点の勝山まで行き、折り返しを待って福井まで戻る。
勝山ではまだ日は傾き欠けていたものの十分な光量はあったが、
福井に到着すると既に夜の帳が降りていた。
まだ時間があったので再び「ヨーロッパ軒」にいってソースカツ丼セット\1,050を喰う。
予定では福井から金沢に行く特急の中で駅弁を喰うつもりだったが、
やはり福井でしか喰えない「ヨーロッパ軒」のソースカツ丼をもう一度食いたかったのだ。

2008/10/04 22:41

画像:三国駅駅ビル内の喫茶店「モーリス」 撮影時刻 2008/09/14 14:18:25


  5.A列車で行こう−寝台特急「北陸」の旅

「ヨーロッパ軒」でソースカツ丼を堪能して、
福井駅に戻っても出す越時間があったので駅でお土産などを買い、
少し早めに入場して車両取材などする。
485系「雷鳥」、寝台特急「日本海」などを取材してから、
20:36福井発の「サンダーバード43号」で金沢まで出る。
既に夕食を喰ってしまったので、44分間はまったりとする。
金沢駅に着くと既に寝台特急「北陸」は回送入線していた。
しかし留置線から来たためにEF81型牽引機関車は逆側に着いていた。
ここで分離して一部は金沢止まりになる「サンダーバード43号」の481系を取材し、
改札の外に出て少し駅取材する。
ビールなどを買ってから再び改札を潜り、しばらくすると寝台特急「北陸」が入線してくる。
一端ホームから外れて機回り回送した後に再び金沢駅のホームに入線してきた。
寝台特急「北陸」の写真を撮っていると、
隣のホームに489系ボンネット車の「能登」が入線してきた。
この二つの列車はほぼ同じ時刻に金沢を出発し、
ほぼ同時に上野に到着する。
「北陸」は特急だが客車で電気機関車の牽引なのに対し、
「能登」は急行で停車駅は大井が電車のために加速力がいい。
そのためにダイヤ上は数分遅れで運行されることになる。
車掌が検札に来て、この時にシャワーカード\310を購入する。
しかしタオルセットを購入し損なったので、後から車掌室まで行き、
タオルセット\300を購入する。
セットの中身は以下の通り。

 TOOTH BRUSH(ハブラシ)2本
  資生堂製/歯磨きもついている。
 SHAVER(エフティ資生堂レザー・スマッシュU)
 Comb(ヘアブラシ)
 ウエットティッシュ(服部)
 石けん(資生堂サボンドール30g)
 AUSLESE・Hair Tonic 8ml
 AUSLESE・Hair Liqud 8ml
 AUSLESE・After Shave Lotion 8ml、3本セット

シャワーは6分間だけお湯が出るようになっている。
タイマーがあってお湯を出しているとカウントダウンが始まる。
お湯を着るとタイマーが止まるので、
ざっと流したらお湯を切って体を洗い、一気に流す。
6分はふだんでは短いと思うが、実際には時間が余ってしまった。
それよりも付属のドライヤーが風力が弱くてほとんど意味がなかった。
まあ、列車内だからドライヤーに多くの電力を避けないのかもしれないが・・・。
部屋に戻って買い込んであったビールなどを飲み、クールダウンしてから寝る。
出発が22:18と夜遅い時間のため、直ぐに夜中になってしまう。
途中目が覚めたら水上駅だった。
さらに寝て大宮駅の手前で車内アナウンスが流れて起床する。
しかし大宮から上野までノンストップだとたいした時間もかからず、
室内の整理をして荷造りをしているうちに上野駅に着いてしまった。
上野駅で回送される車両を取材してから7:00a.m.を待って、
「あじさい」で天ぷらうどんを喰い、東京駅に出てから総武快速線で帰る。

2008/10/04 23:46

画像:金沢駅に停車中の寝台特急「北陸」 撮影時刻 2008/09/14 21:57:57




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